国家資格

警視庁警察官

警視庁警察官とは、東京都の管理する警察組織である「警視庁」に属する警察官です。警察の組織は「警察庁」と「都道府県警察」の2つに大きく分けられます。「都道府県警察」とは、各都道府県における警察組織で、それぞれの地域の安全・安心を守りながら、その地域で発生した事件や事故を担当します。

通常は「神奈川県警」「大阪府警」など、そのまま都道府県の名がつきますが、東京都のみ東京都警とは言わず、「警視庁」と呼ばれています。警視庁は、各都道府県警察の範となる役割も担っています。

試験区分は、I類(大学卒業程度)とIII類(高校卒業程度)があります。

試験日

試験日①受験受付:2018年3月30日(金) ~ 4月9日(月)
【男性I類、女性I類】2018年4月29日(日)
【男性I類】2018年5月26日(土)
【女性I類】2018年6月3日(日)
試験日②受験受付:2018年8月17日(金) ~ 8月27日(月)
【男性III類、女性III類】2018年9月16日(日)
【男性I類、女性I類】2018年9月17日(月)
【男性I類・III類】2018年10月6日(土)
【女性I類・III類】2018年10月8日(月)
試験日③受験受付:2018年11月30日(金) ~ 12月10日(月)
【男性I類・III類、女性I類・III類】2019年1月13日(日)
【2次:男性I類・III類】2019年2月2日(土)
【2次:女性I類・III類】2019年2月3日(日)

受験者と合格率の推移

【男性 I類】
実施年受験者数合格率
2016年9,502人19.1%
2015年10,115人17.4%
2014年11,082人14.7%
2013年13,128人11%
2012年14,558人8.8%

試験対策

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試験概要

試験地

東京

受験資格

【I類】(大学卒業程度)

  1. 1次試験日時点で30歳未満で、大学(学校教育法による)を卒業または3月までに卒業見込みの者
  2. 1次試験日時点で21歳以上30歳未満で、大学卒業程度の学力を有する者

【III類】(高校卒業程度)

  1. 1次試験日時点で30歳未満で、高校(学校教育法による)を卒業または3月までに卒業見込みの者
  2. 1次試験日時点で17歳以上30歳未満で、高校卒業程度の学力を有する者

■身体要件:次表のすべてを満たすことが必要です

項目男性女性
身長おおむね160㎝以上であることおおむね154㎝以上であること
体重おおむね48㎏以上であることおおむね45㎏以上であること
視力裸眼視力が両眼とも0.6以上、又は矯正視力が両眼とも1.0以上であること
色覚/聴力警察官としての職務執行に支障がないこと
疾患警察官としての職務執行上、支障のある疾患がないこと
その他身体
の運動機能
警察官としての職務執行に支障がないこと

※次のいずれかに該当する人は受験できません。

  • 日本国籍を有しない者
  • 地方公務員法第16条に規定する欠格条項に該当する者
    1. 成年被後見人または被保佐人
    2. 禁錮以上の刑に処せられ、その執行を終わるまでまたはその執行を受けることがなくなるまでの者
    3. 当該地方公共団体において懲戒免職の処分を受け、当該処分の日から2年を経過しない者
    4. 人事委員会または公平委員会の委員の職にあって、地方公務員法に規定する罪を犯し刑に処せられた者
    5. 日本国憲法施行の日以後において、日本国憲法またはその下に成立した政府を暴力で破壊することを主張する政党その他の団体を結成し、またはこれに加入した者
受験料

受験料は無料です。

申込者数
合格率

[男性 III類]

受験者数合格者数合格率
2016年2,55945117.6%
2015年2,86345916.0%
2014年2,50344217.7%
2013年2,73831211.4%
2012年3,06930710.0

[女性 I類]

受験者数合格者数合格率
2016年2,56530511.9%
2015年2,61130911.8%
2014年1,69826215.4%
2013年1,7651689.5%
2012年2,0611607.8%

[女性 III類]

受験者数合格者数合格率
2016年81313216.2%
2015年89112814.4%
2014年46811825.2%
2013年4108821.5%
2012年3988120.4%
試験内容

【1次試験】

  1. 筆記試験
    • 教養試験: 五枝択一式、50題、2時間
      知能分野 - 文章理解、判断推理、数的処理、資料解釈、図形判断
      知識分野 - 人文科学、社会科学、自然科学、一般科目(国語、英語、数学)
    • 論(作)文試験: 題式の論(作)文試験。 1題、1時間20分
    • 国語試験: 職務に必要な国語力についての記述式試験。 20分
  2. 資格経歴等の評定: 所持する資格経歴等についての評定※
  3. 第1次身体検査: 身長測定、体重測定
  4. 第1次適性検査: 警察官としての適性について、マークシート方式により検査

【2次試験】

  • 面接試験: 人物についての面接試験
  • 第2次身体検査: 検査内容 - 視力検査、色覚検査、聴力検査、運動機能の検査、医師の診察、レントゲン検査、血液検査(貧血検査、肝機能検査、血中脂質等検査、血糖検査)、尿検査
  • 第2次適性検査: 警察官としての適性について、記述式等の方法により検査
  • 体力検査: 職務執行上必要な体力の有無について検査
    種目 - 腕立て伏せ、バーピーテスト、上体起こし、反復横跳び(種目は変更する場合があります)

※資格経歴等の評定
資格経歴等は受験する試験の「申込書提出」の時点で取得済み(大会出場の場合は出場後)のものであり、かつ第一次試験に証明可能なものとします。

■資格経歴等の目安
[体力]

  • 柔道または剣道、その他の武道: 初段以上
  • スポーツ歴: 全国規模で行われる大会で、日本選手権、国民体育大会、大学選手権、全国高校総合体育大会、およびそれらに準じる大会の出場経験またはこれに類するもの

[情報処理]
ITパスポート、基本情報技術者、応用情報技術者等、経済産業省管轄の国家資格、またはこれに類するもの

[語学]

  • 英語
    • 実用英語技能検定(英検):2級以上
    • TOEIC:470点以上
    • TOFL(iBT) 48点以上, (PBT) 460点以上, (CBT) 140点以上
    • 国際連合公用語英語検定(国連英検):C級以上
    • またはこれらに類するもの
  • 中国語
    • 中国語検定:3級以上
    • 漢語水平考試:4級以上
    • 中国語コミュニケーション能力検定(TECC):400点以上
    • またはこれらに類するもの
  • 韓国語
    • ハングル能力検定:準2級以上
    • 韓国語能力試験:4級以上
    • またはこれらに類するもの

[その他]

  • 「体力」「情報処理」「語学」に類する資格経歴等
  • その他警察官の職務執行に有用な資格経歴等
合格基準

試験の最終結果は、第1次および第2次試験の結果を総合的に判定し決定されます。(※第2次試験は第1試験の合格者のみ受験可能)

主催団体

警視庁採用センター
〒183-8555 東京都府中市朝日町3-15-1
TEL 042-334-0131

http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/saiyo/30/recruit/

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合格者からのアドバイス

2012年合格:20代 男性

まずは私自身の「警視庁警察官試験」についてですが、2012年に最終合格しました。
結局公務員とは別の道を選択したのですが、私の体験がこれから受験される方の参考になれば幸いです。

私は警視庁警察官を受験する際、他の行政職も併願受験していました。
そのため法律、経済、政治などの専門科目と、数的処理・判断推理、英語、数学、社会などの一般教養科目の両方を勉強しています。
なぜ今これを書いたのかと言うと、警視庁警察官試験は専門科目がないのですが、一般教養科目の中に専門科目の知識で解ける問題が多分に含まれているからです。
逆に言えば専門試験の知識がなければ解けない問題が含まれているということです。
具体的には政治学、行政学などです。
しかし、だからと言って専門科目の勉強をする必要はなく、警視庁警察官試験に一般教養科目として出題される他の公務員試験の専門科目部分の勉強をするだけで問題ありません。
また、他の公務員試験と警視庁警察官試験が大きく異なるポイントとして、警視庁警察官試験にだけ漢字の試験があります。
私はもともと漢字が苦手で、当初過去問をやってもわからない漢字が多かったのですが、漢検2級のテキストを一通り覚えることで本番の漢字試験では9割程度取ることができました。
そのため漢字テストに関しては漢検2級のテキストで学習すれば問題ないと思います。
他には作文のテストがありますが、警視庁警察官の志望動機を書くに近いものです。
そのため明確な志望動機があれば特別な対策は必要ないはずです。

ここまでは主に筆記試験について書いてきましたが、警察官試験は行政職試験と違って体力試験での成績や、面接での覇気のようなものが特に重要です。
警察官業務の性質上、危険が伴うことや強い正義感がなければ勤まらない場面が多々あると思います。
採用担当者は受験者にその資質が備わっているかという点に注目しています。
体力試験や面接での意志表示がその判断材料となります。
とは言っても、特別なことを求められるわけではありません。
体力試験に関しては、腕立て伏せ30回などある程度運動経験があれば誰でもできるようなものばかりです。
万が一普段運動不足でそれができなかったとしても、よっぽどでなければ大幅にマイナスになっているとは思えません。
実際体力試験ができていなくても最終合格したという話はよく耳にします。
では何が重要かというとやはり面接です。
体力や知識に関しては、警視庁警察官には長年の教育システムが確立されているので警察学校に入校してからでもみっちり鍛えることができるからでしょう。
自分自身がなぜ警察官になりたいのか、警察官になってどういう仕事をしたいかといったことを細かく質問されるので、事前にしっかり自問自答して答えを用意しておいてください。
また私のように行政職と併願している人や、それ以上に多いのが東京消防庁と併願している人です。
これらの人はどちらの希望順位が高いかという質問をされます。
それに対する回答は私もわかりません。
本当のことを言うも良し、警視庁警察官が第一志望ですと答えるのも良しだと思います。

ここまで読んでいただければすでに感じているかもしれませんが、警視庁警察官試験は他の資格試験のような単なる点取りゲームではありません。
筆記テストは足切りに過ぎないため、たとえ筆記が満点でも最終的に不合格になる可能性は十分あります。
また他の公務員試験よりも筆記試験のボーダーラインも不明確です。
筆記が3割程度しかできていないのに最終合格する人もいれば、9割超えで不合格になっている人もいます。
試験中の態度や姿勢まで見られているというような噂もあるので、試験中も常に自分は警察官になるという姿勢で臨んでください。

2016年合格:20代 女性

私は、昨年警視庁に合格したばかりの新米警察官です。

警視庁は、他の県より希望者が多く確率が高い・難しい、もしくは採用人数が多いので受かり安いと言うような真逆な話も聞きます。しかしその都道府県での採用人数、受験者人数からの合格率で場所を決めるのではなく、本当に自分が勤めたい場所で受験をされる方が理にかなっていますし、やる気も出ると思います。
自分が本気で警視庁に合格したい・働きたいという意思があれば、合格率・他人を気にせず受験勉強を頑張るのみです。

私は、大学卒業の年にストレートで合格することができました。

私は体育会系の大学でしたが、在学中に自分が将来何をしたいのか自問自答して警察官になろうと決意しました。それから試験までは1年弱ありましたから、まずは本屋の「資格コーナー」で資料・試験問題対策集などを探しました。

自分の家族・親戚に警察関係の人はいなかったので、受験に対しての生の情報はあまり入手できないまま勉強をしました。私の購入した教材・問題集は分野ごとに章が区切ってありましたので、まずは1章を1週間ずつで区切って勉強の計画を立てました。

得意不得意はそれぞれあると思いますが、一般科目・図形判断は割りと頭に入りやすい分野だと思います。また、判断推理、数的処理は暗記した方がいい面もたくさんありますので人によっては時間がかかるでしょう。

私が勉強開始当時に決めたルールは、「とりあえずわからなくても先に進む事」です。

判断推理、数的処理は、私はあまり得意ではなく解いていてもやる気が出てきませんでした。つまづいてばかりで先に進まない、理解できない、面白くないの悪循環でしたのでわからなくてもとりあえず問題を解き先に進む、100%理解するのは諦めました。
あくまでも初期の頃の話ですが、解けない・面白くない問題に時間をかけていても途中で勉強をやめてしまう可能性があるので、不得意分野もとりあえず突き進んで解いていくことをおすすめします。
だいたい1か月半ぐらいかかったと思いますが、一通り問題集を解き終わりました。

この状態では、だいたいどの分野が解けてどの分野が苦手だったかが把握できると思います。

そして、今度は2度目の挑戦です。同じ問題集を最初から解き直し不正解のものには印をつけていくようにしたのです。1章が終わった後まだ記憶が新しい状態で、同じ1章を解き不正解に印をつけ次の2章も2回、というように章ごとに2回ずつ解いていったのです。
繰り返し説くことで、コツがつかめてきます。もちろん、不得意分野はほとんどの問題に印がついてしまいますが、ここで私が気を付けた事は「カンで解かない事」です。今は、本番ではなく理解する為に問題を解いている訳ですのでマグレで正解しても理解してない事を自分に隠している事になります。
まったくもってわからなかった場合は、回答せず「?」と記入し採点後に解説をしっかりと読み理解します。

自分にうそをつかない事、わからないものは繰り返し解き、解説を読み徹底的に理解することに励んだのです。

1冊の問題集を3、4度ほどすればだいたいの問題は解けるようになっていますし問題にも慣れてきます。ここで、私はできるだけ似たような問題がのっていない問題集を購入し再度挑戦しました。今度は、本番さながらに時間をはかり上記で説明した全く分からない問題もとりあえず「カン」でも解き横に印(後で復習できるように)をつけて採点を行いました。

私がやった勉強方法がすべての方に合うかどうかはわかりませんが、とにかく継続して勉強できるルールを自分で作ってみるのは良いと思います。合格したいという強い意思と共に自分との闘いを頑張ってください。

2017年合格:20代 男性

子供の頃から警察官に憧れたと言うわけではないのですが、知り合いに警察官がいることから警察官という仕事とは何かに興味を持って警察官になるためにどのような資格がいるのか、そしてどのようなものがあるのかを調べてみると「警視庁警察官試験」と言うのに出会うことができました。どのような試験なのかというと、文字通り警視庁の警察官となるための採用試験のことを言い、合格すると警視庁管轄の警察官として働くことができると言う試験です。ただ警視庁の警察官と言っても「公務員」であることに変わりなく、公務員採用の人気とともに警察官の受験者もけっこう多いため「狭き門」とも言えます。また警察官には事務職のみならず機械や電気といった総合職(Ⅰ類・Ⅲ類)の他に、通訳・鑑識・交通などの専門職もあり、多岐にわたります。私は専門的な部分も好きでしたが、どのような警察官がいるのか分からなかったため、総合職(Ⅰ類)にしぼって受験対策をするようにしました。

どのような試験があるのかというと一次試験として各都道府県で筆記や面接などの適性試験が行われます。警察官に関する対策本は既に一次試験の分から出てきているので、それらを買いあさって購入するようにしました。特に筆記試験の対策は、対策本では非常に役立ちました。各都道府県ごとに試験内容が異なるので、自分の住んでいるところの対策本を買って対策を行ったおかげで、試験も面接もきっちりとこなすことができ、自信を持って合格発表を迎えることができました。倍率は高かったのですが、運良く合格することができ、二次試験にコマを進めることができました。

二次試験は試験が多く、筆記試験(作文試験・国語試験)や面接試験の他にも、警察官としての適性が求められる適性試験、さらには身体検査や体力検査があるなど、普段の勉強以外にも問われることが多い内容でした。体力には自身がありますが、勉強しすぎによる基礎体力の低下を割けるために、勉強の合間を縫って走り込みや腕立て伏せや反復横跳びなどの基礎体力を鍛えるように対策を行いました。こういった試験対策を織り交ぜていくことによって、緩急をつけることができ、座学の勉強にも集中することができました。また同じように警察官試験を受験する友人が何人もいたことから、その方々と集まって面接対策や耐力試験対策を行い、お互いに切磋琢磨をする環境を磨いたり、特に面接対策には最も効果的に行うことができました。適性試験は筆記試験と同じような内容だったのでこちらはすんなりと対策することができました。

いざ試験を受けてみると筆記試験や体力・身体試験はばっちりとこなすことができましたが、面接試験はけっこうヒヤリとする場面が多かったです。というのは面接試験の中では警察官としての心構えや考え方が強く求められるため、模擬面接でもそのことについて色々と聞かれることを想定して、どのように答えたら良いのか対策を行ったのですが、今回の面接ではその先を行く、もし自分が警察官になって、どのような事件に関わっていく中で警察官としてどのような心構えで仕事に臨むかと言うような質問が非常に多かったです。自分自身がもし警察官として具体的なイメージを語りつつ、警察官としての業務を遂行する覚悟を示して答えるようにしました。もちろん面接官もそのことを知った上で、さらに厳しい質問を投げかけられましたが、それにもめげずに真摯に答えるようにしました。とはいえけっこう厳しい質問が多く、答えに苦しむところもあったので、合格発表前までは自分は落ちたのではないかと思ってしまうときもけっこうありましたが、運良く合格することができました。これから対策を行いたい方にとっては筆記対策も大事ですが、特に面接、もっと言うと面接の中で警察官の仕事について突っ込んで聞かれることを想定して答えを考えてつくった方が良いです。

「警視庁警察官」資格取得者の方へ あなたの経験を同じ目標に向かっている仲間に伝えてみませんか?

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【男性 I類】

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