国家資格

応用情報技術者

応用情報技術者とは、高度IT人材となるために必要な応用的知識・技能をもち、高度IT人材としての方向性を確立した者です。基本戦略立案、またはITソリューション・製品・サービスを実現する業務に従事し、独力で課題に対して情報技術を活用した戦略を立案し、またシステムの設計・開発を行い汎用製品の最適組合せ(インテグレーション)によって、信頼性・生産性の高いシステムを構築するなどの役割を果たします。

情報処理技術者試験制度のスキルレベル3(スキルレベルは1~4)に相当します。2000年度までの名称が「第一種情報処理技術者試験」、2008年度までは「ソフトウェア開発技術者試験」と称していました。

試験日

試験日①受験受付:2019年1月10日(木) ~ 2月18日(月)
【筆記試験】2019年4月21日(日)
試験日②受験受付:2018年7月5日(木) ~ 8月13日(月)
【筆記試験】2018年10月21日(日)

受験者と合格率の推移

【応用情報技術者】
実施年受験者数合格率
2017年65,036人21%
2016年63,293人21%
2015年63,390人21.3%
2014年62,746人20.2%
2013年67,467人18.8%

試験対策

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試験概要

試験地

全国主要都市

受験資格

年齢、学歴等に制限はなく誰でも受験できます。

受験料

5,700円(税込)

試験内容

[午前] 多肢選択式(四肢択一):80問 150分

  1. テクノロジ系:50問
  2. マネジメント系:10問
  3. ストラテジ系:20問

[午後] 記述式:11問中5問解答 150分

  1. 経営戦略に関すること
  2. 情報戦略に関すること
  3. 戦略立案・コンサルティングの技法に関すること
  4. システムアーキテクチャに関すること
  5. サービスマネジメントに関すること
  6. プロジェクトマネジメントに関すること
  7. ネットワークに関すること
  8. データベースに関すること
  9. 組込みシステム開発に関すること
  10. 情報システム開発に関すること
  11. プログラミングに関すること
  12. 情報セキュリティに関すること
  13. システム監査に関すること
合格基準

午前、午後の試験ともに100点満点の60点以上で合格となります。

主催団体

独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)
〒113-8663 東京都文京区本駒込2-28-8 文京グリーンコートセンターオフィス15階

IT人材育成本部 情報処理技術者試験センター
TEL 03-5978-7600(代表)

https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/ap.html

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合格者からのアドバイス

2013年合格:40代 女性

私が応用情報技術者試験に合格したのは、社会人4年目でプログラマーなどを経験した後のことでした。私は3回転職をしており、そのたびにIT基礎研修や、プログラミングの研修などを受けていました。学校でも情報分野の勉強はしたことがありましたが、やはり企業で実践的なIT基礎知識を身につけていたのが、資格を取る上で大きなアドバンテージになったのだと思います。

応用情報技術者試験を取得する前に、基本情報技術者試験も合格しておきました。応用情報技術者試験は基本情報技術者試験の上位資格ですが、合格をしておくことは必須ではなく、いきなり上位試験のほうを受けることもできます。しかし、両者の試験は共通する部分も多いので、よほど自信があるのでなければ、先に基本情報技術者試験に合格をしておくことがおすすめです。私は基本情報技術者試験に合格しておいたおかげで、午前試験の問題は過去問を3年分ほど解くだけで、あっさりとクリアできました。基本情報技術者試験に合格した人なら、応用情報技術者試験の午前試験は少し知識を上乗せするだけであっさりクリアできるのではないかと思います。

応用情報技術者試験でハードルとなるのが、午後試験です。午後試験では記述問題もありますが、長文を書くような問題はなく、せいぜい20文字くらいの文章を書ければよいので、それほど難しくはありません。もちろん、5つの選択肢の中から正解を選ぶ問題のように、うろ覚えでも解けるような問題ではなく、用語をしっかりと覚えておかなければなりません。しかし、個人的には記述問題では基本的な知識をしっかりと覚えておけば解けるので、勉強はしやすいと思います。

午後試験で重要なのが、どの問題を選択するかということです。大きく分けるとストラテジ系、テクノロジ系、マネジメント系の3つに分かれ、さらに経営戦略、ネットワーク、データベースなどの13分野に分かれます。1問は必須問題であり、残りの4問は選択問題です。私はプログラマーをやっていたので、ネットワークとデータベースは選択をするようにしていましたが、プログラマーをやっている人もたくさん受験するせいか、これらの分野は難しいという印象がありました。むしろ、経営戦略などのプログラマーになじみの浅い分野のほうが簡単であるという印象を受けました。余裕がある人なら、すべての分野を勉強してみて、どの分野が難しくてどの分野が易しいのかを分析してみるといいかもしれません。私はプログラマーをやっているというプライドがあったせいか、逃げずに難しいと感じたネットワークやデータベースなどを解くようにしていました。

応用情報技術者試験という資格は、持っているからといって特別なことができるようになるような資格ではありません。企業によっては、持っていることで手当てがついて、給料が数万円アップすることもあるようです。そのようなケースでは、なんとしても取得しておきたいところですが、私が勤めている会社では手当てはつかなかったので、楽しく勉強をすることを重視しました。どの分野が高得点を狙えるとか、難しい・易しいということはあるとは思いますが、そんなことは関係なく、興味がある分野を楽しく勉強をすることがおすすめです。結果的に、楽しく勉強をしたほうが知識は身につきやすいですし、時間が経っても忘れにくい知識となっています。

応用情報技術者試験は、高校生でも持っている人がいるような資格です。暗記が得意な人、勉強が得意な人ならあっさりと合格できるのかもしれません。しかし、暗記・勉強が苦手な人でも、あきらめることはありません。実務経験を積んでいれば、暗記をしなくても仕事を通して自然に知識が身についていますので、仕事での経験を思い出しながら問題を解くことができます。

2011年合格:50代 男性

応用情報技術者試験の資格取得では、とにかく問題集を繰り返しました。セミナー受講や通信教育はやっておらず、問題集一本です。
【問題集選び】私の場合ですが、参考書で一から学習している時間がなかったので、答えだけでなく、自分にとってわかりやすい解説が付いた問題集を、本屋にて一冊一冊手に取り選びました。また、私は試験に不合格となったことがあり、以前は最初に購入した問題集を使い回していましたが、情報が変わるので最新版を購入した方がよいと合格者からアドバイスをもらい、以来、資格試験のときは最新版を購入するようにしています。また、何冊も買いこむことはせず、1冊の問題集を何回も繰り返すことをしました。問題集選びはいつでも出来るので最新版が出る前に選んでおき、最新版が出たら迷わず購入し学習できるようにしました。
【学習開始時期・学習時間】最新版の問題集が出版されたときから開始するので、だいたい試験3ヶ月前から開始したことになります。学習時間は月曜日から金曜日の通勤時間を利用していました。ときどき各駅停車に乗り時間を取ったときもありますが、平均して一日2時間程度実施していました。ただ、一度試験に不合格になっているので、その頃からの学習時間を入れるともう少ししていることになります。ただ、前回は問題集を1周もできておらず、午後試験の途中までしか終わっていません。
【学習方法】前回不合格になったときは、問題集の頭から理解しながら進めていたので、午後試験までたどりつかず失敗しました。そのため、午前と午後を同時並行で進めるように変更しました。電車に乗り込んだときにまず午後問題に取り組み、午後問題を解くには時間が短いときに、一問一答の午前問題を解くようにし、時間を有効活用できるようにしました。また、前回試験時は、完全に理解してから進めていて最後までたどり着かなかったので、今回はある程度理解できたら次に進み、とにかく繰り返すようにしました。今回試験では、問題集を最大で3、4周はしていると思います。1周目で理解できたところはマークしておき2周目はとばす、2周目でできたところは3周目ではとばすので、最終的に不得手な問題のみ、3、4周していることになります。午前問題は過去の問題と似た問題が出ることもあり、過去問題に取り組むのは有効だと思いました。
学習方法とは少しそれますが、問題集は分厚くて持ち歩きが厳しかったので、問題集をコピーし、その日やる分のみ持ち歩くようにすると楽でした。書き込みも自由にできて良かったです。どうしてもわからない箇所があったときは、ネットで検索したり、同期に教えてもらったりして理解しました。それでもわからない場合は、それ以上時間をかけず、他の問題をより完璧にするほうに時間をかけるようにしました。なぜなら試験では満点を取る必要はないからです。実践の場合はこの限りではないため、時間のあるときに理解はしておいた方がよいとは思います。
【気をつけていたこと】モチベーションを維持するために。同期やら後輩やら仲間を見つけ、毎朝、持ち回りでメールを利用し「一問一答」をしていました。また、土日などは勉強せず、月曜日から金曜日の通勤時間のみ学習することで、集中できました。職場や学校に仲間がいなくとも、今やネットで探せる時代かと思います。私にとっては、同じ目標を目指す仲間は頼りにもなるし、やる気の維持にはとても大きかったです。また、午後問題は問題も長くて気力がいるので、最後まで落ち着いて取り組むようにしていました。あきらめなければなんとかなることも多々あったので、これも大事なことかと思いました。

2011年合格:20代 男性

私が応用情報技術者試験を受けたのは、IT企業で契約社員として働いて、1年程度が経過した頃でした。そのIT企業では、3ヶ月程度の期間を研修に使って、新人教育をしていました。私も、最初の3ヶ月でプログラミングの知識など、IT基礎知識を身につけるようにしました。同時に、基本情報技術者の資格も勉強をして、取得しました。

応用情報技術者の資格を受けたのは、基本情報技術者の試験に合格して、およそ半年後の次の試験でした。基本情報技術者のほうは一発合格でしたが、応用情報技術者のほうは、やや難しい資格でしたので、一発合格でなくても、試験を受けてなにかをつかめればそれでよいと思っていました。結果的には、こちらも一発で合格をしましたが、自己採点では落ちたかもしれないと感じていたので、かなりギリギリだったと思います。

応用情報技術者の試験では、午前試験と午後試験の2つに分かれています。私は基本情報技術者の試験を先に受けて合格していたので、その前提で勉強法や合格のコツを書きたいと思います。

基本情報技術者の試験に合格している人なら、応用情報技術者の午前試験はそれほど難しくはありません。求められる知識のレベルがやや上がりますが、過去問を3年分くらいしっかりとやっていれば十分に合格できると思います。どちらかというと午後試験のほうが難しいので、午前試験にはあまり時間をかけず、午後試験に時間をかけるべきだと思います。午後試験の勉強では、専門的な知識も身につきますので、それが午前試験の対策にもなります。午前試験の勉強を軽くやって、その後午後試験の対策をしっかりとやって、さらにその後で午前試験に戻ってくれば、自分が成長しているということを感じられるでしょう。

午後試験の対策については、「午後試験対策」などと書かれているテキストや問題集を購入して勉強するのがよいでしょう。さらに上級の資格である、「データベーススペシャリスト」や「ネットワークスペシャリスト」などのテキストを購入して勉強するのもよいと思います。しかし、上級の資格のテキストで勉強をすることは、試験レベルを超えてしまうので時間に余裕がある人向けです。理系の分野の勉強というのは、大が小をかねるという性質を持っているため、上級のテキストで勉強をすることがそのまま中級レベルの試験対策となるというメリットがあります。また、上級のテキストになるほど、専門的な話が詳しく書かれているので、それまではよくわからずに暗記していた内容を、しっかりと理解して覚えることができるようになります。とはいっても、合格ラインを超えるだけなら、そこまでしっかりとやる必要はないように思います。7割程度をとれれば合格ができる試験ですので、逆に言えば3割は落としても大丈夫だということです。あまり自分を追い詰めすぎず、6割~7割正解すればよいという気持ちで勉強をしたほうがリラックスできると思います。

初心者の人が陥りがちなミスとして、時間を節約したいために薄いテキストや問題集を使ってしまうということがあげられます。薄いテキストや問題集というのは、解説も少ないため、どちらかというと上級者向けです。初心者の人ほど、ページ数が多いが詳しく書かれているテキストや問題集を使うべきだと私は考えています。

私はIT企業に入社して1年程度という、実務経験がほとんどない状態で合格することができました。しかし、やはり実務経験を積んだ人向けの試験ですので、実務経験を積んでいる人のほうが勉強はしやすいと思います。ITエンジニアにとって資格はそれほど重要ではなく、実務経験を積むことのほうが重要ですので、合格できたらラッキーというくらいに考えて、楽しい気持ちで勉強をすることがコツだと思います。

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