国家資格

ITパスポート

ITパスポートとは、IT化が進んだ現代社会のために社会人として必要な基礎的能力を有していることを国が証明する試験(パスポート)として誕生しました。ITを利活用するすべての社会人・学生が備えておくべき、ITに関する基礎的な知識が証明できる国家試験です。

具体的には、経営戦略、マーケティング、財務、法務など経営全般に関する知識をはじめ、セキュリティ、ネットワークなどのITの知識、プロジェクトマネジメントの知識など幅広い分野の総合的知識を問います。ITを正しく理解し、業務に効果的にITを利活用することのできる「IT力」が身につきます。

新試験制度のスキルレベル1(スキルレベルは1~4)に相当し、2009年春期試験から開始され、2011年11月25日より国家試験では初めてComputer Based Testing(CBT)方式が採用されました。試験は全国101会場で随時行われ、実施日時は会場ごとに異なります。

試験日

試験日①受験受付:随時受付
毎月実施

受験者と合格率の推移

【ITパスポート試験】
実施年受験者数合格率
2016年77,765人45.7%
2015年73,185人47.4%
2014年71,464人47.9%
2013年67,326人47.6%
2012年62,848人41%

試験対策

人気の過去問題集

試験概要

試験地

全国主要都市

受験資格

年齢、学歴等に制限はなく誰でも受験できます。

受験料

5,700円(税込)

申込者数
合格率

月ごとの推移

受験者数合格者数合格率
2018年1月7,3243,71743.3%
2017年12月7,7653,82349.2%
2017年11月5,8442,96750.8%
2017年10月6,4053,10548.5%
2017年9月6,3313,28151.8%
試験内容

四肢択一式:120分

  1. ストラテジ系(経営全般) 35問程度
  2. マネジメント系(IT管理) 20問程度
  3. テクノロジ系(IT技術) 45問程度
合格基準

総合評価点で600点以上/1,000点の点数で合格となりまが、各分野(ストラテジ系・マネジメント系・テクノロジ系)において1つでも30%に満たないものがあった場合は不合格となります。

主催団体

独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)
〒113-8663 東京都文京区本駒込2-28-8 文京グリーンコートセンターオフィス15階

ITパスポート試験 コールセンター
TEL 03-6204-2098

https://www3.jitec.ipa.go.jp/JitesCbt/index.html

試験対策

資格スクール

人気の過去問題集

合格者からのアドバイス

2014年合格:40代 男性

ITパスポートを受験しました。もともとIT系の仕事に従事していましたが、パソコンのことやITの知識をもう少し的確にしたいことやアピールする良い資格があればと思って受験したのです。
この資格ですが、基本的にITやパソコンのことが多く出るので、パソコンについての知識がある程度ないと難しいのではないでしょうか。全くパソコンやITに興味が無いというと難しいので、まずは学習した方がいいでしょう。
試験勉強のコツですが、私はとにかく過去の問題をときました。基本的なことはだいたい仕事とそのための学習で身についているので、IT技術や知識はあまりこだわりなく資格をとることができたと思っています。
むしろ、点数が取りづらく難しいのは企業運営や管理職としての方、いわゆるストラテジ系の方ですね。こちらは平社員だったことしかないので、とにかく全然わかりませんでした。こちらについてはいちから学習していくしかありませんでしたね。特に会計や財務はさっぱり。ですので、分かりやすい基本的な書籍を購入して、むしろITパスポートは関係ない本をあえてチョイスして読み、学習しました。これが一番大変でしたね。
ちなみに知り合いにも興味がある人がいたのですが、その人は全くITに関わったことがないので「何を言っているのか全然わからないから基本的なところから学習するしかない、でも基礎問題や解説書があまり多くない」と言っていました。それは私も同感で、これまでIT技術やインターネットについて詳しくないのなら難しい傾向があると思います。この場合はインターネットの基本的なところやパソコンの基本的なところなどを学習し、その上でやっていくしかないのではないでしょうか。
おすすめの勉強法というより私がやりがいがあったのが、とにかく過去問を解いていくというやり方です。このやり方だと、私がどこがダメでどこがいいのかがよくわかったからです。ちなみにいつもストラテジ系は足を引っ張ってばかりでした。精神的にもかなり大変だったと記憶しています。
なので、これまでITスキルがあったり職歴があるという人のほうがむしろ大変かもしれません。ストラテジ系の学習はさっぱりだったのでそっちはもう他のジャンルの本を読むということになってきます。ITなどは関係ないと思うかもしれませんが、ITパスポートの場合はこれが試験の範囲になっているので仕方ない、と思いながら学習しました。
そして、不思議だったのが回答方法です。さすがIT資格というべきでしょうか、パソコンを使ったCBT方式の試験になっています。これは専用の解答用紙をマークしたり書いて回答するタイプではなく、パソコンで選択肢を選んで回答するというやり方です。この回答方法に慣れていないと難しいか、というとそうでもありませんが、できれば試験問題や模擬試験はパソコンでの選択肢をやったほうがいいと思います。本や紙の問題集で回答している人ならば、なるだけ本番に備えてパソコン操作もやったほうがいいのではないでしょうか。
IT系のことをしている人でも、いちから学習するとかなりやりがいが出てきます。過去問題は難しいものなので、まずは基本となる解説書を読んで、その内容を理解してから過去問題を解いていくというやり方をしました。ただ、パソコンに関することは基本的に実務でやっているという人はあまり気合の入った学習は必要ない可能性があります。学生さんなら一度パソコンを開いてみて、中身を見てみると、直感的にパソコンの中身や仕組みについて学習できるのでおすすめです。
個人的にはかなり役に立った学習ですし、仕事でも使う知識が多かったのでやりがいがありました。これからIT系の仕事をするという人にとっては基礎基本となるのではないでしょうか。

2010年合格:50代 男性

高校を卒業して観光業の現場で3年間働き、キャリアアップを目指して日常会話は問題ない程度の英語も習得しました。
次に目指したのが中途採用で一部上場企業に名を連ねる会社への入社内定取得でした。学歴では全く相手にされない私がこの時必要性を感じたのが、ITパスポートでした。
純粋に資格に「パスポート」と名前が付くなんて如何にもITだな、と思った事を覚えています。今更一流大学入学して卒業する時間も学費もないので、私にとったら本当に一流企業へのパスポートでした。
内容としては、コンピュータで全てを網羅する昨今の企業運営についてのエトセトラを全て(浅く広く、一般常識的な範囲で)習得する、高卒の私でも社会人として働いた経験と知識があります、と認めてもらう為に受験したようなものです。
勉強方法は本屋さんで最新版のITパスポート試験の本を購入、ひたすら過去問題を解いて解いて慣れるという、独学で合格できました。個人経営ではない社会というピラミッドで働いた事のある人なら、誰もが知っている代表取締役社長を筆頭に会長、顧問、役員、部長など肩書きの固有名詞と順位付けを正確に覚える事、また面白かったのは日本の役職と照らし合わせながら、海外の役職者名称CEO(聞いた事ありませんか?)なども一緒に覚える事が出来たのは新鮮でした。
度々ニュースなどで海外の企業の代表者の役職を聞いてもピンと来なかったものが、瞬時にどの程度のランクの役職か分かった時にはニュースが少し深く理解出来た気がしました。
こうした社会人として知っておくべき一般常識から、コンピュータが普及して学ぶ必要性が浮上したデータの管理についてなど、実は私も日頃経験している事を改めて活字として覚えるという印象が強いものでした。
つまり、学生には難しく、社会経験のある人程身を以て体験している分勉強がスムーズ且つ理解もし易いと思います。
丁度中間層に当たる私は、初めて聞く単語や意味を1つ1つ理解しながら、決して端折る事なく丁寧に熟読しました。
試験当日はITというだけあって、目の前に用意されたパソコンに回答を入力して行きます。全て選択問題なので、どうしても分からなければ何かしら回答する、という昔ながらの鉄則は守りました。
過去問を何度も繰り返し解いていたので、大まかな傾向は身体で覚えていたので、当日の試験で合格を確信していました。
この資格を取得して、即座に現場で役に立つかと聞かれると答えはいいえ、です。但し、この資格を持っている事で、希望していた企業からの内定がもらえた事に少しばかりでも有利になった事は間違いありません。全く同じレベル、キャリア、人柄を評価してもらった上で、どちらかを選ぶ場合、この資格を持っている方に内定を出すと思います。
コンプライアンス、最近良く耳にする企業の理念ですが、これについてもどういう意味か理解しています。という資格になります。
コンピュータの専門学校や工業系の大学を卒業している方は当たり前、わざわざ試験を受ける内容?と思う程基本的な知識かも知れません。でも文系を得意とする私のような人にこそ、こうしたITの基礎知識を有する人に少しでも近づけるパスポートだと思っています。
独学で十分合格可能です。秘訣と聞かれると、特別な事はしていませんが、1つのテーマやカテゴリーに拘らず、全体を何度も繰り返し読み返し、漏れなく学習する事に尽きると思います。
どうしても引っ掛かる分からない点はインターネットで単語を入力すると、実に分かりやすく説明してくれるサイトが幾らでも見つかります。
記述している内容を理解する、自分の言葉で説明できるようにする事が合格の鍵です。

2012年合格:20代 男性

ITパスポート試験は、IPA(情報処理推進機構)が実施する情報処理技術者試験の資格試験(国家資格)の1つです。とは言え、基本情報処理技術者など技術系のエントリークラスの試験と比べれば、難易度ははるかに下がります。これは、ITパスポート試験が「ITサービスのユーザーの立場」として知っておくべき事項を設題にしているのに対して、その他の試験が「ITサービスの開発・提供側の立場」として相応の実力を身につけているかを確認する設題であるためです。したがって、受験者に対して求められるのは、会社業務のうちITが導入されている分野(経営、財務、その他業務など)に関するIT面の総合的知識です。
こう書くと難しい感じがしますが、実際は設問の出題範囲が広いだけで、その深さはさほど求められません。たとえば業務でインターネットを利用する時にセキュリティの観点からどの様なことに気をつけなければならないか、メールの送受信の際に確認すべき事項は何か、といった基本的な事柄も出題されます。また、ITのサービスやシステムを使いこなすために、情報マネジメントの規格(ISO27001、9001など)や関連法令・基準(例えば金融・会計処理ではIFRSなど)がどの様なものか、技術面では、IPアドレスの仕組みといった基本的なものから、オンラインショッピング等のフォームを使うWEBサイトでセキュリティが確保されていることを確認するために、SSL通信がきちんと行われているかをどう確認するかや、そもそもSSLの仕組み(暗号や復号のための鍵の交換方法など)はどのようなものかを、概念的に問われる(各設問の細かい内容は不要)というレベルです。
ですので、社会人の方であれば、まずは会社で教わる常識的なITセキュリティやこれに関連する個人情報や営業秘密の保護の考え方、その他業務上必要な法令や会計等の知識を身に付けるだけで、恐らく半分は回答できると思います。ITパスポート試験の合格ラインは「1000点満点中600点以上」かつ「ストラテジ系、マネジメント系、テクノロジ系の3分野で各30%以上正解」なので、半分回答できるだけでも、合格に随分近づくはずです。
ここから先は、得意な分野、興味のある分野から攻めて行くのが効率的です。IT系の試験を受けるのであれば、その分野が趣味である、あるいは業務上必要であるというケースが多いと思いますので、まずは試験で出題されるキーワードに馴れるのが手っ取り早いです。というのも試験では、その時々のトレンドの技術や話題が出題されることがありますし、そうでなくても各分野のカタカナ語は、いきなり試験問題で出会ってしまうと非常にとっつきにくい感じを持ってしまいます。ですので、IT系のWEBサイトでニュースやコラムを見て回ったりすることで、何となくでも良いのでカタカナ語のキーワードに馴れて体制を付けることをお勧めします。ただし、これは勉強というよりその下地作りなので、そんな悠長なことを言っている暇がない、と言う方は次に進んでください。
最後は、参考書とIPAの公開している過去問のやりこみです。といっても、試験では特定の知識を体系だって問うものではなく、断片的な知識をとにかく広く問われますので、過度にがっつりとした参考書は時間を食うだけです。逆に試験難易度が低いせいか、アニメキャラ等を表紙に据えたものも多く見られますが、これは逆に平易すぎです。一番効率的なのは一問一答集形式のものと過去問とぱらぱらとめくる感じで2、3度通して、何となく頭に残ったと言う感じに仕上げることです。全部を覚えることは非効率ですし正直無理ですので、設問を見て回答を思い出せる、という程度がちょうどいい具合ですね。あとは試験はCBT方式なので、公式サイトで事前訓練を忘れないようにすれば、ほぼ完璧です。

「ITパスポート」資格取得者の方へ あなたの経験を同じ目標に向かっている仲間に伝えてみませんか?

合格へのアドバイスを投稿する

難易度:

C

難易度の目安»

【ITパスポート試験】

受付期間

随時受付

試験日

毎月実施

ページの先頭へ▲