国家資格

基本情報技術者

基本情報技術者とは、高度IT人材となるために必要な基本的知識・技能をもち、実践的な活用能力を身に付けた者です。基本戦略立案またはITソリューション・製品・サービスを実現する業務に従事し、上位者の指導の下に課題に対して情報技術を活用したり、システムの設計・開発を行い、または汎用製品の最適組合せ(インテグレーション)によって、信頼性・生産性の高いシステムを構築、安定的な運用サービスの実現に貢献する役割を果たします。

情報処理技術者試験制度のスキルレベル2(スキルレベルは1~4)に相当します。2000年度までの名称が第二種情報処理技術者試験であったことから、二種という略称を用いる人もいます。

試験日

試験日①受験受付:2018年1月11日(木) ~ 2月19日(月)
【筆記試験】2018年4月15日(日)
試験日②受験受付:2018年7月5日(木) ~ 8月13日(月)
【筆記試験】2018年10月21日(日)

受験者と合格率の推移

【基本情報技術者試験】
実施年受験者数合格率
2017年105,252人22.1%
2016年99,999人26.6%
2015年101,221人25.8%
2014年100,879人23.7%
2013年101,842人22.5%

試験対策

人気の過去問題集

試験概要

試験地

全国主要都市

受験資格

年齢、学歴等に制限はなく誰でも受験できます。

受験料

5,700円(税込)

試験内容

[午前] 多肢選択式(四肢択一):80問 150分

  1. テクノロジ系:50問
  2. マネジメント系:10問
  3. ストラテジ系:20問

[午後] 多肢選択式:13問中7問解答 150分

  1. コンピュータシステムに関すること
  2. 情報セキュリティに関すること
  3. データ構造およびアルゴリズムに関すること
  4. ソフトウェア設計に関すること
  5. ソフトウェア開発に関すること
  6. マネジメントに関すること
  7. ストラテジに関すること
合格基準

午前、午後の試験ともに100点満点の60点以上で合格となります。

免除科目

IPAに認定された講座を受講し、修了試験に合格すると(修了認定の基準を満たすと)、基本情報技術者試験の「午前試験」が修了認定日から1年間免除されます。
午前試験が免除される制度について

主催団体

独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)
〒113-8663 東京都文京区本駒込2-28-8 文京グリーンコートセンターオフィス15階

IT人材育成本部 情報処理技術者試験センター
TEL 03-5978-7600(代表)

https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/fe.html

試験対策

資格スクール

人気の過去問題集

合格者からのアドバイス

2017年合格:50代 男性

基本情報技術者試験では、幅広い知識が問われますので、大学生が受ける資格の中では難易度は高めだと思われます。私は大学生の時に勉強をしてみましたが、さっぱり分からない部分がたくさんあったので、断念をしました。高校生でも基本情報技術者試験に合格をしている人がいるので、適切な勉強をすれば合格できるのだと思いますが、個人的にはプログラマーなどをやって少しでも実務経験を積んだ人向けだと思われます。

私は、社会人になってから企業でプログラマー研修を受けて、ITの基礎的な知識を学びました。そこで勉強をしたことで、基本情報技術者試験に合格できる自信がついたので、もう一度資格の勉強をしてみることにしました。

具体的な勉強方法ですが、基本情報技術者試験のテキストと問題集を買って勉強をしました。私は暗記が苦手であり、テキストを通して読むということには耐えられなかったので、一通りテキストに目を通したあとは、問題集を解いていくことにしました。問題集では基本的には一問一答で覚えていきました。5つの選択肢の中から正しいことを言っているものを1つ選べといったような問題では、間違ったことを覚えてしまわないか不安だったので、最初から正解を見たりもしていました。勉強法にはどれが正解といった答えはないので、自分が覚えやすいやり方を見つけて、その方法を実践するようにするのがよいと思います。

基本情報技術者試験で難しいと思うのが、知的財産法や労働法などの法律分野や、経済分野が出題されるということです。これらはITの勉強をしているだけでは身につきませんし、法律は頻繁に改正されているので、過去問をやっただけでは安心ができません。

しかし、あわてることはありません。基本情報技術者試験では、6割程度をとれば合格ができます。すべての問題のうち、4割は不正解でもよいと考えると、かなり気持ちが楽になります。勉強では100%を目指していると、精神的に辛くなりますので、苦手な分野は合格ラインを目指し、得意な分野では全問正解を目指すという気持ちでやっていました。

基本情報技術者試験で重要なのは、過去問を解くことです。過去問が繰り返し出題されていますので、過去5年分くらいをマスターしておけば、合格ラインは突破できると思います。過去問をやっていく中で、自分の苦手分野を見つけたら、そこだけ別で専門書や入門書を購入して、読んでみるとよいでしょう。しかし、基本情報技術者試験レベルでは、専門書などを読む必要はあるとは思えませんので、あまりマニアックな領域に踏み込まないことも重要です。大学の教養レベルの書籍で十分だと思われます。

私が個人的に合格の決め手となったと思うのは、企業でIT基礎研修を受けていたことです。私は大学で情報分野の勉強もしていましたが、やはり企業で学んだことのほうがよほど役に立ちました。このことから、基本情報技術者試験は社会人向けの資格であり、実践的な内容が問われるものなのだと思います。実務経験の少ない学生が勉強するとなると、どうしても暗記する量が増えてしまいます。暗記が得意な人ならあっさり合格できるかもしれませんが、私のように苦手な人は、実務経験を積むことを重視して、実務を知ってから資格の勉強をしてみると、実務と絡ませて暗記ができるので、理解しやすいでしょう。ちなみに、私はこの半年後に応用情報技術者試験も受けてみましたが、こちらもなんとか合格できました。実務経験を積んでいることは、資格を取る上で大きなアドバンテージになります。

基本情報技術者試験は、ITパスポート試験の上位資格なので、ITに関する知識が少ないという人はまずはITパスポート試験を受けて合格しておくとよいと思います。

2017年合格:30代 男性

試験に申し込むのは大体2か月前なので、まず申し込んだら自分の情報に関する知識量に合わせた問題集を買うことをおすすめします。書店に行くといくつかの基本情報技術者試験に関する参考書や練習問題集、過去問題集、単語帳などが売っています。
私はその中で一番最初に参考書を手に取りました。いくつかの参考書をさっと見て自分にあったものを買うといいでしょう。ここで選ぶ時のコツは、今後自分がこの参考書を読み進めていけるかどうかということに重点を置いた方がいいです。私の場合は説明文よりもイラストが多い参考書を選びました。参考書は基本的に分厚いので持ち運びとして向きません。分厚い参考書は家で時間があいたときに本を読む感覚で読み進めるものがいいです。
もし通勤通学の時間に読むのでしたら、参考書と並行して単語帳を買うといいです。午前の試験は基本的に単語の意味を分からないと解けない問題が多いです。4択の文章ですが、単語の意味を分かっていないと、どれも正解あるいは間違いなのではないかと感じます。情報系の単語をどれだけ覚えられるかが午前の試験の決め手であると思います。
かといって単語だけではありません。計算問題も出ます。基本的に午前の試験で出る計算問題は参考書に出てくる計算問題以上のものは出てこないと感じました。HzとkHzなどの単位の違いに注意して問題を解くのがコツです。
午後の問題は過去問題集を解くことをおすすめします。大体試験日の1ヵ月前には取り掛かるべきです。幸いにも私はアルゴリズムなどの勉強を大学でしていたので、文章を読む集中力があれば午後の問題を解くことはできましたが、全く知識のない人は午後試験専用の問題集を買うといいでしょう。午後の試験は前半は文章を読めば国語の問題でなんとかなる場合がありますが、さすがにプログラミング問題はプログラミング言語に触れていないと難しいでしょう。プログラミング言語の種類は選択できますので、最初から一つの言語に絞って勉強するべきです。基本情報技術者試験は全問選択式ですので、記述する必要はありません。穴埋め部分は最悪消去法で解けるレベルにはそのプログラミング言語の決まりを知っておくべきです。私はここではC言語を選択しました。ソートなどの基本的なアルゴリズムしか出てきませんので、C言語に触れたことがある人は選ぶことをおすすめします。
午前の試験は知識問題、午後の試験は文章問題と認識してもいいと感じます。参考書や過去問を一通り解いたら、試験前残り2週間はどこが自分の苦手な分野かを分析するといいです。試験は大きくテクノロジ系、マネジメント系、ストラテジ系の3分野に分かれているので、自分の苦手分野を徹底的に勉強するべきです。私の場合はマネジメント系の問題がほとんど解けなかったので、その分野の単語を徹底的に覚えました。覚える方法は単語帳もありますが、インターネットでも分野を指定して問題を解くことができるサイトがありますので、そちらをおすすめします。午後の試験は文章問題です。しっかり読めば解くことができる問題が多くあります。そういった問題を見極め、早く問題を解くためには反復練習が必要だと思います。過去問や問題集の問題を何週も解いてコツをつかむといいでしょう。

基本情報技術者試験は他の情報に関する資格試験に比べて学びやすくとっつきやすい試験だと思います。試験にむけて何よりも大切なのは体調管理です。朝から午後にかけて長い試験時間となりますので、夜早く寝ることはもちろん、朝ごはんをしっかり食べ、昼は休憩をとり、集中力を高めれば、必ず努力した結果が出ます。最後の最後まで気を抜かないことが大切です。

2015年合格:50代 男性

基本情報技術者の資格は取得をすることで、IT系企業の就職の際に有利に働くことがあります。そのため、IT系企業に就職を考えている人では、基本情報技術者の試験を受ける必要性が出てきます。資格の取得のための勉強としては、1年間ぐらいの長期計画で合格レベルまで持っていくようにしたいです。基本情報技術者の試験範囲はソフトやハード、プログラミングなどと非常に広くなっています。そのため、それぞれの分野を一つごとに勉強していくことになってきます。本屋では基本情報技術者対策の参考書が販売されています。その中で最も詳しい内容が載っている参考書を選びたいです。参考書はそれぞれの分野ごとに5冊程度が用意されているものがあります。その1冊ごとに1日1章勉強するなど、1日の目標を持って進めていくと良いです。参考書の1冊は1カ月から2カ月程度で勉強し終わるようにします。基本情報技術者試験では、午前中はコンピュータのソフトやハードなどの基礎知識が問われるようになってきます。この基礎知識は勉強を一通りしておけば、答えられる問題となっています。そのため、基本情報技術者の試験では、午前中の試験で8割ぐらいを目標に点数を稼いでおきたいところです。午後の試験ではプログラミングなどの記述式となるために、問題に左右される面が出てくるからです。したがって、ソフトやハードの基礎知識の勉強は、コツコツとやっていくことで得意分野にしておく必要があります。なお、参考書を読んだ後には、問題集も同じ分野で解いておくと記憶が定着するようになってきます。また、午後の試験対策のためのフローチャートの勉強では、自分ですべてのフローチャートをノートに書いていくようにし、論理的な思考ができる訓練をしておくようにします。また、プログラミングにおいては実際にパソコンなどを使って、プログラムを書いて実行するようにすると効果的な学習ができます。基本情報技術者の午後の試験では、7割以上の点数を稼ぐことを目標とします。そのため、フローチャートやデータベース、プログラミングとあらゆる問題に対応することができるようにしておきたいです。午後の問題では実際の企業で技術者として働いている人でも合格レベルに達しないことがあるため、あくまで試験対策用の問題の学習をしていくことが重要となります。基本情報技術者の試験範囲の勉強が一通り勉強ができた後には、試験の過去問題を解いていくようにします。試験の過去問題としては、過去5年程度を用意しておくと良いです。実際の試験に出た問題を解いておくことで、どのような問題が出るのかを体感することができます。なお、過去問題が解けなかったところは、改めて参考書で勉強し直しておくと苦手な分野が克服できるようになってきます。過去5年の過去問題では10回分の試験が掲載されているため、あらゆる種類の問題が出題されています。そのため、分からなかった問題を解けるようにしておけば、資格の合格レベルの知識は自動的に得られるようになってきます。また、基本情報技術者の試験前の1カ月前ぐらいからは、過去3回ぐらいの過去問題を試験の時間通りに解く訓練をしておきます。このことで、試験の時のペース配分が掴めるようになってきます。その結果として、試験の当日も落ち着いて試験に向かえる心境が得られると思います。以上のように基礎知識から、過去問題まで勉強をしておくと十分に資格を取得することが可能になっていると考えます。しかし、基本情報技術者の試験では、たまたま不得意な問題が多く出てしまうことが起こり得ます。したがって、1回での合格にこだわらずに複数回を受験して合格しても何ら問題にはなりません。そのくらいの気楽な気持ちで、試験に望んでもらいたいです。

「基本情報技術者」資格取得者の方へ あなたの経験を同じ目標に向かっている仲間に伝えてみませんか?

合格へのアドバイスを投稿する

難易度:

B

難易度の目安»

【基本情報技術者試験】

受付期間

1月中旬~2月下旬

試験日

4月の第3日曜日

ページの先頭へ▲