国家資格

業務独占資格

臨床検査技師

臨床検査技師とは、病院などの医療機関において種々の臨床検査を行う技術者で、臨床検査技師等に関する法律により規定される国家資格です。

医療の分業化と検査の高度化が進み、現在の医療に臨床検査技師は不可欠な存在となっています。

試験日

試験日①受験受付:2018年12月14日(金) ~ 2019年1月4日(金)
【筆記試験】2019年2月20日(水)

受験者と合格率の推移

【臨床検査技師】
実施年受験者数合格率
2018年4,829人79.3%
2017年4,739人78.7%
2016年4,400人76.4%
2015年4,298人82.1%
2014年4,148人81.2%

試験対策

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試験概要

試験地

北海道、宮城県、東京都、愛知県、大阪府、広島県、香川県、福岡県、沖縄県

受験資格
  1. 大学に入学することができる者であって、文部科学大臣が指定した学校または都道府県知事が指定した臨床検査技師養成所において、3年以上検査に必要な知識および技能を修得した者(翌3月までに修業し、または卒業する見込みの者を含む)
  2. 学校教育法に基づく大学において医学または歯学の正規の課程を修めて卒業した者(翌3月までに卒業する見込みの者を含む)
  3. 医師もしくは歯科医師、または外国で医師免許もしくは歯科医師免許を受けた者
  4. 次のいずれかに該当する者であって、大学、文部科学大臣が指定した学校または都道府県知事が指定した臨床検査技師養成所において、医用工学概論、臨床検査総論、臨床生理学、臨床化学、放射性同位元素検査技術学および医療安全管理学の各科目を修めた者(翌3月までに修了する見込みの者を含む)
    ※ただし、次のいずれかに該当する者であって、平成元年12月31日までに臨床生理学、臨床化学、放射性同位元素臨床検査技術、医用電子工学概論及び看護学総論の各科目を修めた者、並びに平成27年3月31日までに医用工学概論、臨床検査総論、臨床生理学、臨床化学及び放射性同位元素検査技術学の各科目を修めた者、並びに平成27年4月1日において大学、文部科学大臣が指定した学校または都道府県知事が指定した臨床検査技師養成所において臨床検査技師となるのに必要な知識および技能を習得中のものであって、医用工学概論、臨床検査総論、臨床生理学、臨床化学および放射性同位元素検査技術学の各科目を修めた者(翌3月までに修了する見込みの者を含む)に対しても、受験資格を認める。

    • 大学において獣医学または薬学の正規の課程を修めて卒業した者(翌3月までに卒業する見込みの者を含む)
    • 獣医師または薬剤師
    • 大学において保健衛生学の正規の課程を修めて卒業した者(翌3月までに卒業する見込みの者を含む)
    • 大学において医学概論、解剖学、生理学、病理学、生化学、微生物学、医動物学、情報科学概論、検査機器総論、医用工学概論、臨床血液学(血液採取に関する内容を除く)および臨床免疫学の各科目を修めて卒業した者(翌3月までに卒業する見込みの者を含む) ※ただし、平成元年12月31日までに大学において、生理学、解剖学、病理学、微生物学および生化学の各科目を修めて卒業した者に対しても受験資格を認める
    • 外国の医学校、歯科医学校、獣医学校もしくは薬学校を卒業し、または外国で獣医師免許もしくは薬剤師免許を受けた者
  5. 外国の臨床検査に関する学校もしくは養成所を卒業し、または外国で臨床検査技師の免許に相当する免許を受けた者であって、厚生労働大臣が上記1に掲げる者と同等以上の知識および技能を有すると認めた者
  6. 大学に入学することができる者であって、衛生検査技師法第15条第1号の規定により指定されている学校において、3年以上臨床検査に必要な知識および技能の修習を終えている者、または当該学校において改正法の施行の際現に同条に規定する検査に必要な知識および技能を修習中であって、その修習を改正法施行後に終えた者
受験料

11,300円(収入印紙)

試験内容
  • 午前(9時30分~12時00分): 100問 2時間30分
  • 午後(13時30分~16時00分): 100問 2時間30分
  1. 医用工学概論(情報科学概論及び検査機器総論を含む)
  2. 公衆衛生学(関係法規を含む)
  3. 臨床検査医学総論(臨床医学総論及び医学概論を含む)
  4. 臨床検査総論(検査管理総論及び医動物学を含む)
  5. 病理組織細胞学
  6. 臨床生理学
  7. 臨床化学(放射性同位元素検査技術学を含む)
  8. 臨床血液学
  9. 臨床微生物学及び臨床免疫学

※出題形式は、5肢選択の問題タイプです。

合格基準

配点を1問1点、合計200点満点とし120点以上の者を合格とする。(60%以上の得点率)

主催団体

厚生労働省 医政局医事課試験免許室
〒100-8916 東京都千代田区霞が関1-2-2
TEL 03-5253-1111(代表)

https://www.mhlw.go.jp/kouseiroudoushou/shikaku_shiken/rinshoukensagishi/

試験対策

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合格者からのアドバイス

2017年合格:30代 女性

医療にまつわる職業だと分かっていても実際どのような業務内容かは知らない、という人が殆どでしょう。敢えて臨床検査技師になりたい!という子供の夢を聞いた事は一度もありません。私も看護師や薬剤師(医師は学費の関係上不可能だと思い諦めました)など多くの医療にまつわる資格試験を調べていた時にこの資格に辿りついた記憶があります。
幼い頃からお医者さんになりたいと思っていました。人の命を助ける事が出来るという神業に憧れての事です。しかし実際は医師だけで救える命より、総合的に医療関係者らが機能して初めて人の命が救えるのだと知り、例えば医薬品の開発に携わる人も、直接一般の人が目に見えない所で命を助ける仕事なのだと思った時に、この臨床検査技師になりたいと心から思うようになりました。
なぜこの資格なのか?と問われれば、誰よりも早く、レントゲンや血液検査の結果等を総合して病気を見つけ出す事が出来る仕事だからです。
勿論指定の大学での講義を受講する事が受験資格である程、簡単に合格出来ない内容です。平均合格率は60~70パーセントと、その他の医療関係の資格から見てもかなり低い事からも証明されます。
勉強方法のコツとしては、地道な臨床実験を決して怠らない事、欠席する事なく全ての講義を受講する事です。そんな事で合格出来るか、決してそうではありません、実験を通して時分なりに分析し理解して、まとめられなければ実際に働く事は出来ません。講師が存在するのですから、該当案件から導き出した自分の答えを採点してもらう事は絶対必要です。独断と偏見で勉強を進めると、最後に大きな壁にぶつかります。人の意見を聞いているとあまりの意見の多さに翻弄される事もあります。それでも、敢えて人の意見を求める姿勢がこの試験には必要です。
ひたすら実験結果をまとめて、過去のデータや臨床実験の結果と照らし合わせながら、1つ1つの病気に関して理解して行く事。地道なこうした勉強以外に近道はありません。最初の1年目で学ぶ人間学を蔑ろにすると、2年目以降全く付いていけないので、ポイントは基礎学力を徹底して身に付ける事とも言えます。
2年目以降の授業では生理学や人体の造りは分かっていて当たり前という体で授業が進められます。付いていけないと感じたら、1年目にサボった分倍以上の努力が必要なので、敢えて自分を追い込まない為にも、日々の勉強を丁寧に実施する事を心掛けてください。臨床検査技師は目に見えない答えを自分で導き出す事が仕事です。実に難しいと言えます。直接患者さんと会話する訳ではなく、カルテ上の数字だけで判断する、多角的に物事を見て結果を見出すという能力が求められます。思い込みや先入観は捨ててください、これは試験に向けた勉強中から意識する必要があります。
考え方や自分の正義感をある程度制御できなければ、合格は難しいでしょう。どんな場面に置いても冷静に分析する力を養う事が試験に向けた大切な方法です。
過去問題集は教本がボロボロになるまで解いてください。何より参考になる問題集です。テキストを熟読するより過去問題を解く事に時間を費やす方が効果的です。ここで分からない問題に突き当たった時は講師に質問して自分が納得するまで追求してください。広く浅くではなく、深くより専門的な知識が求められます。多くの病名や症状、症例を知っている数で勝負が決まると言っても過言ではありません。どれだけ教本を読み込み、様々な実例や臨床実験を把握するか、これが合否を分けるでしょう。
回答を隠して、データから病名を導き出す練習も必ず行ってください。
医療に関する法令や専門用語をマスターするのは言わずもがなのレベルです。

2016年合格:20代 男性

臨床検査技師試験は臨床検査技師になるためには必ず通過しなければいけない試験です。臨床検査技師はお医者さんの指示に従って患者さんの生理情報を調べるので当たり前といえます。私自身は医学部志望でしたが適いませんでした。しかし、臨床検査技師養成所に通うにつれて、非常に責任ある仕事であると感じました。今ではこの資格を志望してよかったです。私の試験に対する考えで、皆さんの役に立てれば幸いです。
臨床検査技師試験は合格率だけで見れば結構高いといえるでしょう。合格率は70~80ぐらいです。しかし、試験が決して簡単といえるわけではありません。この点は、医師試験や薬剤師試験と似ていると考えることもできます。なので、養成所等での毎日が非常に大切になります。なんといっても毎日の積み重ねが試験勉強といっても差し支えないでしょう。もちろん、専門の養成所ですので適当に大学を選んだということはない思っています。当然、臨床検査技師になりたいと感じているからこそ入学してきたと推測します。そう考えると、合格率80パーセント程度は決して高い数字とはいえません。他の合格率が低い国家試験等は記念受験や無理だろうけど一応受けてみようという人も存在します。しかし、臨床検査技師の資格試験は、ほとんどの人が目指し勉強した上で20~30パーセントは落ちてしまうのです。こう考えると合格率は決して高いとはいえないでしょう。
私は日々の授業をさほど熱心に取り組んではいませんでした。なぜなら、80パーセントは合格するのだから大丈夫だろうと勝手に考えていたからです。しかし、過去問を解き始めて気づきました。いかに日々の授業が大切で、試験も簡単なものではないということです。これは養成所の先生から言われてはいたのですが、あまり真剣に受け止めてはいませんでした。後悔は先にたたずとはこのことをいうのだと当時は思い知らされました。なので、皆さんは日々の授業が試験の講義であると胸に刻みながら臨んでください。あとで大変な思いをする羽目になります。
臨床検査師は当たり前ですが医者ではありません。しかし、患者さんの心電図等を正確にとらなければいけません。それゆえ、授業も大変で難しい用語が多いはずです。私は、試験勉強で大切なことは仲間と一緒にやることであると考えています。さきほど述べましたが、普通の大学と違います。周りの皆が試験の合格を目指しています。なので、仲間意識は非常に強いはずです。私も授業についてのことや、過去問を解きながらわからないときは仲間と一緒に考えるようにしました。当然、教えてもらうこともありますが、自分が相手に教えることもあるでしょう。よく言いますが、教えるには相当の知識を必要とします。私は、病理組織細胞学は得意と自負していましたが、教えるときは非常に苦労しました。しかし、この経験が自分はまだ完全には理解していないことを教えてくれたと感じます。
試験は日々の授業が大切ですが、過去問ももちろん大切です。当然、すべての国家試験や大学受験で必要ですが、臨床検査技師試験においても例外ではありません。過去問はなんといっても試験はどの範囲が出るのか、どこの分野が重要なのかを私たちに伝えてくれます。臨床検査技師試験はあくまで実務の試験です。けっして学者になるための試験ではありません。なので、勉強したこと全てが範囲ですが、重要なこととそうでないことの判断は大切です。それを過去問は教えてくれます。なので、過去問は何度も反復すると、どこが重要なのかわかってきます。そうなれば、合格もかなり近づいているのはないかと感じます。
臨床検査師技師試験に合格するためには、毎日の講義を目的意識をもって望み、わからない所は先生に聞くのはもちろん、仲間同士で意見を交換してみてください。

2013年合格:30代 男性

私は、現在臨床検査技師として大学病院で働いています。
この仕事の存在を知ったのは、私が入院生活をしていた頃のことです。約2か月の入院生活の中で、どれだけの検査を行ったか覚えていないくらい日々あらゆる検査をしていました。
採血されるのにも慣れたし、自分で血の色や尿の色の違いにも気づくようになりました。私の体からとられたものを誰かが、機械を使って詳しく調べている、と思うと不思議な感覚でした。

人の血・尿・排便等を調べている時はどのような気持ちなのだろう、と考えるようになったのです。でも、このような方々がいるから私の様態の変化、病気の原因がわかるのですから大事な役割をしているのです。

ある時、看護婦さんに質問してみたのです。でも、看護婦の仕事とそのような検査をしている人は違うのだと聞いてますます興味を持ちました。ある時、担当の看護婦さんが特別に臨床検査技師の方と話すきっかけを作ってくださったのです。
この私の入院生活は、様々な意味で自分の人生を変えるものだったと言えます。

自分が健康な体として、再度生活ができる嬉しさと新たな夢が出来た興奮が入り混じっていました。自分が高校2年に上がる頃進路を考えるようになりました。医者、看護師、臨床検査技師その中で、自分が選んだのが臨床検査技師の道でした。

私が、大学に入るまでにやっていた勉強方法と国家試験に向けて行った勉強方法は基本的には同じです。大学に入る前に、自分でどのような勉強が効率がいいのかを身に着ける事ができたような気がしています。

今後、臨床検査技師の資格を手に入れようと考えている方はきっと大学受験でも苦労するでしょう。しかし、大学受験の為にきちんとした勉強方法を身に着けておけば国家試験はきっと大丈夫だと思います。

まず、計画をしっかりと立てノートに書き込みます。どのような分野をどのような配分で勉強していくのか始めは、教材のページ数ごとで割り切ってみるといいでしょう。もちろん得意分野は、計画よりも早く進む事もあり逆に不得意分野はなかなか進まない事もあります。
ここで、第一に自分で何が苦手なのかがわかってくるのです。苦手分野を夜中に勉強するのは集中できず、そのまま眠気に負けてしまうことがあるので自分の苦手分野が分析できていれば、それは20~30分の短い時間日中に勉強する事です。
例えば、私が時間を割いたのは下校前の30分です。
授業も終わり、友人との下校をぐっと我慢してその場で苦手分野を30分だけと集中して行います。制限されている時間の方が、人は集中できると私は思うのですが、落ち着かず集中できない人もいらっしゃるかもしれません。

そんな方は、帰宅後自分の部屋で落ち着いて勉強してみるのもいいと思います。
演習問題、過去問題は同じものを最低でも3回は繰り返すことです。正解した問題は2回で十分でしょうが、不正解だったものは解説で理解しているつもりでも2回目には、同じように間違える事がほとんどです。
時間をあけて、しっかりと問題が理解できていると確信するまで繰り返す事をおすすめします。

大学での定期試験で、ある程度のレベルをキープできるように勉強を継続させてください。国家試験直前になって、勉強に取り掛かるのでは範囲がとても広すぎますので注意が必要です。大学の進学、卒業論文等を真面目にやっていれば、内容的には学校で学ぶことですので勉強しやすいでしょう。
私が言える勉強のコツは、自分の苦手分野を分析する事、これが決めてだと思います。苦手分野を後回しにせず一番集中できる時間帯にもってくると効率が良くなります。

自分が臨床検査技師の仕事をしたいと思った時がスタートです、勉強は継続して頑張ってください。

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