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医師

医師国家試験とは、医師免許を取得するための国家試験です。医学部への入学が難しい一方で、医師国家試験の合格率はほとんどの大学医学部で90パーセント前後と、他の国家資格よりも高くなっています。

医師国家試験は「医学の正規の課程を修めて卒業すること」が受験の前提条件となっているためで、医学部に入学した後、最終学年(第6学年)にまで進級し、さらに卒業試験に合格して医学部を卒業するまでの一連の課程が必須となっており、結果的に医師国家試験にほぼ合格できる知識を備えているとみなされた者だけが、受験資格を得ているためです。

試験日

試験日①受験受付:2018年11月1日(木) ~ 11月30日(金)
【筆記試験】2019年2月9日(土) ~ 2月10日(日)

受験者と合格率の推移

【医師国家試験】
実施年受験者数合格率
2018年10,010人90.1%
2017年9,618人88.7%
2016年9,434人91.5%
2015年9,057人91.2%
2014年8,632人90.6%

試験対策

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試験概要

試験地

北海道、宮城県、東京都、新潟県、愛知県、石川県、大阪府、広島県、香川県、福岡県、熊本県、沖縄県

受験資格
  1. 大学において、医学の正規の課程を修めて卒業した者(翌3月までに卒業する見込みの者を含む)
  2. 医師国家試験予備試験に合格した者で、合格した後1年以上の診療および公衆衛生に関する実地修練を経た者(翌3月までに実地修練を終える見込みの者を含む)
  3. 外国の医学校を卒業し、または外国で医師免許を得た者であって、厚生労働大臣が上記1または2に掲げる者と同等以上の学力および技能を有し、かつ適当と認定した者
  4. 沖縄の復帰に伴う厚生省関係法令の適用の特別措置等に関する政令第17条第1項の規定により、医師法の規定による医師免許を受けたものとみなされる者であって、厚生労働大臣が認定した者
受験料

15,300円(収入印紙)

試験内容

臨床上必要な医学および公衆衛生に関して、医師として具有すべき知識及び技能

■1日目

  • A: 60問 2時間
  • B: 62問 1時間45分
  • C: 31問 1時間

■2日目

  • D: 60問 2時間
  • E: 69問 2時間
  • F: 31問 1時間

■3日目

  • G: 69問 2時間
  • H: 38問 1時間
  • I: 80問 2時間20分

※出題形式は、主に5肢1~3択の問題タイプです。

合格基準

以下のすべて満たした場合。

  1. 必修問題(一般+臨床実地): 8割以上
  2. 一般問題(総論+各論): 例年65%前後
  3. 臨床実地問題(総論+各論): 例年60%台後半
  4. 禁忌肢の選択数: 3問以下

※禁忌肢の選択数は2、3問以下などに変更されることがあります。

主催団体

厚生労働省 医政局医事課試験免許室
〒100-8916 東京都千代田区霞が関1-2-2
TEL 03-5253-1111(代表)

https://www.mhlw.go.jp/kouseiroudoushou/shikaku_shiken/ishi/

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合格者からのアドバイス

2010年合格:30代 男性

医師国家試験の受験体験に基づいて、勉強のコツやおすすめの勉強法をお伝えしようと思います。
医師国家試験は国家資格の一つですが、受験に至までには各年次の科目ごとの定期試験、4年生でのCBT、OSCE、6年生での卒業試験などを一つずつクリアする必要があります。学生当時は、試験に合格することで手一杯で、試験の出題形式、傾向に対応した問題集や資料を大変重宝したものです。今思うと、もっと教科書(ハリソンなど)を読んでおいても博がついたのでは!などとも思いますがね。それも英語で!ところで、最近の学生さん方は、普通に教科書を英語で学習されていて、大変レベルが上がっているように思います。このような文章が役に立つかどうかいささか怪しまれますが、お付き合いください。
まず、国家資格の取得には、勉強量が必要であることは言う間でもありません。6年生の終頃になると授業も無くなります。それまでに整えておいたのが、1日のスケジュールの確立と、勉強場所の確保と、メンバーの確保でした。朝8時ぐらいから夜10時ぐらいまでは同じような内容を繰り返していました。集中できる環境がとても重要です。自分の場合は、朝は学校に行き、勉強会の班の友人と昼過ぎぐらいまでともに過ごし、夜は下宿先のカフェスペースか、図書館を利用していました。適宜場所を変えることで集中力が持ちます。また、一人で試験期間を合格まで乗り切ることは本当にエネルギーが必要です。自分の学年では、同級生は全員、誰か仲の良い者と集まって勉強するようになっていました。自分の場合、特定の所属するグループが無かったので初めは焦りましたが、なんとか友人の勉強会にいれてもらうことができました。卒業試験頃から、国家試験が終わるまで、同じメンバーで連れ立って勉強しており、問題で行き詰まったときに質問し合ったり、分かる所と分からない所を共有する作業が大変役に立ちました。色々ディスカッションするのですが、結果的に「よくわからない」という所に落ち着くこともあります。問題自体も様々な解釈ができる場合があるので、本番でも不適切になる場合があります。実際、何人かの友人同士で解釈に差があったり、割れることは良くあり、答えに到達しないこともありました。ですが、医師という職業は、「チーム医療」と言われるように周辺とのコミュニケーション力、つまり、重要な情報を入手して、それを持っている人は効率的に発信し、みんなで共有する能力がとても重要で、医師国家試験では、「誰が一番優れているか」ではなく、みんなの理解、能力を全体で底上げしていくことが欠かせません。ですので、一人でがんばるより、誰かとチームになって試験勉強を乗り越えていくほうが良いです。
勉強した教材としては、大手予備校の動画講座は一通り見ました。みんな知っている某先生ですね。研修医の間は、「み○ま先生が言っていたことだ!」ということが何度もあり、現場にでてからも振り返ることが多かったです。同僚も見ていたので、コミュニケーションツールにもなりました。あとは、クエスチョンバンクを最低3年分を3周やる、というのが自分の周りではスタンダードになっていました。正誤ではなく、問題文が扱っている内容を深めていくように意識して勉強していました。このときに、分からないことがあると、勉強班で共有し、話題にしていくことで、しっかり覚えていくことができました。
夏ごろに模試があり、とんでもない成績になることは、よくあります。マッチングや体育会の大会などもあり忙しいので、勉強が本格化するのは、卒業試験前の秋の入り口ぐらいだと思います。まわりもだいたいそれぐらいなので、皆がどうしているか敏感になってください。特に、日頃、定期試験で友人と勉強してこなかった人は、国家試験準備はかなり手強いので、仲間を作ることをお勧めします。

2013年合格:20代 男性

医者になるためには医師試験というものを避けて通ることはできません。いかに技術があっても医師免許という資格がなければ法律違反として逮捕されてしまいます。私も医者になりたくて必死に学習し医学部に入学しました。しかし、医学部に合格しただけでは医者になることはできません。私は医学部を合格して将来医者にほぼ確実になれるなと思っていました。なんといっても医師試験は合格率90パーセントを超える試験ですからね。しかし、それは勘違いであると医学部に通ううちに気づかれることになりました。
正直に言いますと医師試験そのものは難しいものではありません。私も過去門の反復ぐらいしかやっておりません。もちろん、一般人からみると意味がわからない問題ばかりですけどね。医師試験の何が難しいか聞かれたら、私は間違いなくいうでしょう。それは、「医師試験にたどり着くまで」です。先ほども述べましたが医師試験は90パーセント越えの試験です。これだけ見れば非常に広き門であると勘違いする方もいるかもしれません。しかし、その広き門にたどりつくまでの道のりは、非常に狭く厳しいといわざるを得ません。医師試験はそもそも、医学部の大学を卒業しなければなりません。医師国家予備試験というものもあるそうですが、詳しくないので省きます。すなわち、卒業できるころには医師試験の合格ラインを突破する基礎能力は十分に備わっているでしょう。わたしも明確な試験対策は過去問を何度かやる程度でした。
医師試験は、なんといっても日々の大学生活が非常に重要です。先もほども医師試験にたどり着くまでが大変といいましたが、それは、少しでも授業においていかれると受験資格を失うといってもいいからです。合格率90パーセントの試験の裏で大学の授業についていくことができずに試験自体を受けることができない人がいることを忘れてはいけません。逆の考えをすれば大学の授業についていけるならば、よほどのことが無い限り試験に落ちることはないでしょう。私自身、合格できない原因は慢心して過去問に一切触れていないか、体調が悪く本気で望めなかったとしか思えません。それほど、日々の授業は大切です。
私は、医者志望ではありましたが、血を見ることが大嫌いでした。血を見てしまうことで苦労することも沢山ありました。しかし、そういうときは自分が医者になりたいと昔思ったことを思い出すようにしていました。これは非常に医師試験のために有意義であったと感じています。それを思い出すことによって「よし、がんばろう」と自分を奮起できるからです。皆さんも日々の授業はへとへとになるくらい脳を使うと想像します。もう勉強についていけないとか、本当に医者になれるのだろうかと感じる人も多いでしょう。そのような人たちも自分の初心に戻ってください。かならずや、やる気を取り戻すことができるでしょう。授業にさえ遅れずに頑張り医学部を卒業さえできれば、かならずや医師試験に合格できるはずです。
私は、試験対策といえば上述しましたが過去問です。過去問を解いているうちにわかないことはあるでしょう。そういうときは、迷わず周りの人に聞きましょう。友人や先生との勉強は過去問対策だけでなく、その人の医者に対する思いも感じとることができるので一層やる気も出てきます。また、私は他の国家資格や公務員試験とは違い、同じく受験する仲間をライバルとは思わず「同志」であるとも考えていました。なぜなら、合格点さえ稼げれば落ちる試験ではないからです。お互いが食い合うことはほぼ無いでしょう。最後に大切なことは受験日に健康でいるということです。いかに医学部を優秀な成績で突破し、過去問対策も抜かりないといえど、風邪をひけば100パーセントの力は出ません。
私は多くの人が医者になり世の助けになることを期待します。

2012年合格:40代 女性

大変難度の高い資格試験である事に間違いはありませんが、必ず6年制の専門大学を履修した方しか受験しないはずです。
そう考えれば、私もそうでしたが1年生の時から講義を真面目に受講し、分からない点をおざなりにせず積極的に臨床実験や研修に参加する事が、合格への地道なコツと言えるでしょう。
一朝一夕に取得出来る試験ではあませんし、簡単に取得できるようでは人の命に携わる最前線の医師として不安が残ります。
医学大学に進学した時点で高い志を有して入学する人が殆どなので、信念を失わず周囲に流されず、貫く姿勢も精神論ですが大切です。特に地方から上京して入学した人は都会の喧騒に紛れて本来の目的を見失う人も大勢いますが、決してこのような事の起こらない為には、全ての講義を受講していればそんな余裕はないはずです。
基本的に1年生時に医学の基礎とも言える人体について、徹底した教育がカリキュラムに組まれています。この1年生の段階で置いて行かれると、進級と共に理解が難しくなり、結果諦めざるを得なくなります。私は途中で海外留学も経験したので、トータル7年間大学に通っていますが、例えば家庭の事情などで2年生時の履修が殆ど受けられなかった場合、そのまま何とか進級を目指して猛勉強するのではなく、最終的に医師免許取得を目標に切り替えて、再度2年生を履修するという決断も時に必要だと感じています。
現場に出てからは常に第一線で活躍する医師を見よう見まねで学び、日々勉強及び訓練である事に違いはありません。医師免許というのはスタートに過ぎないと今現場で働きながら感じます。学生時代にもっと専門的な知識を学んでいたら、今キャリアアップ出来たのに、と思う事もしばしばなので、学生の皆様に伝えたい事は、今出来る限りの勉強を行ってください。資格取得のコツはカリキュラムから外れない事です。時に追い込む事も必要ですし、休む事も大切です。基礎知識と言われる科目は必ず100点が取れるように勉強しておく必要があります。現場に出てから分からない、知らないで許される程甘い世界ではありません。
過去問題も勿論解くと力になりますし、貴重な臨床実験は必ず出席してください。履行している実績が受験資格に含まれます。
得意分野だけを追求するのであれば、大学院に残って研究者として歩む事も可能です。しかし医師免許を取得するのであれば、得意分野に拘らず、総合的な知識と能力が求められます。当然免許取得後、専門の科に配属されより具体的に立体的に医師として成長する事になりますが、最初は全ての科目に精通した勉強を怠ってはいけません。
特に医療にまつわる専門用語や医学単語について、常に辞書を持ち歩く姿勢が大切です。ふとした瞬間になんだっけ?と疑問に感じた時に正確な情報を頭にインプットする必要があります。
当然専門のコースを途中で選択して、専門学科の履修もあります。少しずつ専門的な知識を蓄える段階に置いても尚大切なのは基礎知識です。
1年生のスタートした当初の気持ちを決して忘れないでください。試験前日に行う事はありません。
体調を整え、当日万全の体制で挑む事がポイントです。6年間にわたって学ぶ事を数日で振り返る事は物理的に不可能です。
1年生、2年生、終了時の論文や試験を全力で受ける事こそ、医師試験に合格する秘訣(極意)と断言します。
大学在学中に1つでも多くの知識を蓄えた人が、実際現場で活躍出来ますし、より高度な知識医療を身に付けて海外などでも活躍出来る道があります。研究者ではないのです、医師としてどうあるべきか、理想と信念を忘れずに邁進してください。
過去問題と医学部で配布される資料は全て網羅する必要があります。

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