国家資格

必置資格

衛生管理者

衛生管理者とは、労働安全衛生法において定められている、労働条件、労働環境の衛生的改善と疾病の予防処置等を担当し、事業場の衛生全般の管理をする者です。一定規模以上の事業場については、衛生管理者免許、医師、労働衛生コンサルタント等の免許、資格を有する者からの選任が義務付けられております。

衛生管理者免許には、業務の範囲が広い順に、衛生工学衛生管理者、第一種衛生管理者、第二種衛生管理者の3種類があり、第一種衛生管理者は、すべての業種の事業場において衛生管理者となることができます。第二種衛生管理者は、有害業務と関連の少ない情報通信業、金融・保険業、卸売・小売業など一定の業種の事業場においてのみ、衛生管理者となることができます。

主な職務は、労働者の健康障害を防止するための作業環境管理、作業管理および健康管理、労働衛生教育の実施、健康の保持増進措置などです。

衛生工学衛生管理者免許については試験は行われず、一定の受講資格を有する者が厚生労働大臣の定める講習を受け、修了試験に合格することにより取得できます。

試験日

試験日①受験受付:随時受付
毎月実施

受験者と合格率の推移

【第一種衛生管理者】
実施年受験者数合格率
2017年65,821人45%
2016年61,500人45.5%
2015年55,129人55.5%
2014年53,111人56.3%
2013年54,499人54.7%

試験対策

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試験概要

試験地

全国7ヶ所の安全衛生技術センター: 北海道、宮城県、千葉県、愛知県、兵庫県、広島県、福岡県

受験資格
  1. 大学、短期大学または高等専門学校を卒業した者で、その後1年以上労働衛生の実務に従事した経験を有する者。
  2. 大学評価・学位授与機構により学士の学位を授与された者で、その後1年以上労働衛生の実務に従事した経験を有する者。
  3. 省庁大学校を卒業(修了)した者で、その後1年以上労働衛生の実務に従事した経験を有する者。
  4. 専修学校の専門課程(2年以上・1700時間以上)の修了者(大学入学の有資格者に限る)などで、その後大学等において大学改革支援・学位授与機構により学士の学位を授与されるのに必要な所定の単位を修得した者で、その後1年以上労働衛生の実務に従事した経験を有する者。
  5. 指定を受けた専修学校の専門課程(4年以上)を一定日以後に修了した者など(学校教育法施行規則第155条第1項該当者)で、その後1年以上労働衛生の実務に従事した経験を有する者。
  6. 学校教育法による高等学校または中高一貫教育の学校を卒業した者で、その後3年以上労働衛生の実務に従事した経験を有する者。
  7. 10年以上労働衛生の実務に従事した経験を有する者。
  8. 船員法による衛生管理者適任証書の交付を受けた者で、その後1年以上労働衛生の実務に従事した経験を有する者。
  9. 高等学校卒業程度認定試験に合格した者、外国において学校教育における12年の課程を修了した者など学校教育法施行規則第150条に規定する者で、その後3年以上労働衛生の実務に従事した経験を有する者。
  10. 専門課程または特定専門課程の高度職業訓練のうち能開則別表第6により行われるものを修了した者で、その後1年以上労働衛生の実務に従事した経験を有する者。
  11. 応用課程の高度職業訓練のうち能開則別表第7により行われるものを修了した者で、その後1年以上労働衛生の実務に従事した経験を有する者。
  12. 普通課程の普通職業訓練のうち能開則別表第2により行われるものを修了した者で、その後3年以上労働衛生の実務に従事した経験を有する者。
  13. 旧専修訓練課程の普通職業訓練を修了した者で、その後4年以上労働衛生の実務に従事した経験を有する者。
  14. 外国において、学校教育における14年以上の課程を修了した者で、その後1年以上労働衛生の実務に従事した経験を有する者。
  15. 特別支援学校(旧盲学校、聾(ろう)学校または養護学校)の高等部を卒業した者など学校教育法第90条第1項の通常の課程による12年の学校教育を修了した者で、その後3年以上労働衛生の実務に従事した経験を有する者。
  16. 朝鮮大学校(4年制学科)を140単位以上取得して卒業した者で、その後1年以上労働衛生の実務に従事した経験を有する者。
受験料

6,800円(非課税)

申込者数
合格率

■第二種衛生管理者

受験者数合格者数合格率
2017年31,53717,30254.9%
2016年29,18616,18955.5%
2015年25,71616,98366.0%
2014年25,06917,36569.3%
2013年26,55517,87867.3%
試験内容

■第一種衛生管理者
多肢選択式 - 13:30~16:30(3時間)

  • 労働衛生(有害業務に係るもの): 10問-80点
  • 労働衛生(有害業務に係るもの以外のもの): 7問-70点
  • 関係法令(有害業務に係るもの): 10問-80点
  • 関係法令(有害業務に係るもの以外のもの): 7問-70点
  • 労働生理: 10問-100点

■特例第一種衛生管理者
多肢選択式 - 13:30~15:30(2時間)

  • 労働衛生(有害業務に係るものに限る): 10問-80点
  • 関係法令(有害業務に係るものに限る): 10問-80点

※第二種衛生管理者免許を受けた者が、第一種衛生管理者免許試験を受験する場合の試験。

■第ニ種衛生管理者
多肢選択式 - 13:30~16:30(3時間)

  • 労働衛生(有害業務に係るものを除く): 10問-100点
  • 関係法令(有害業務に係るものを除く): 10問-100点
  • 労働生理: 10問-100点
合格基準

全体で60%以上の得点で、かつ各科目毎に40%以上の得点を修めた者。

免除科目

■科目の免除
船員法による衛生管理者適任証書の交付を受けた者で、その後1年以上労働衛生の実務に従事した経験を有する者は、「労働生理」科目試験が免除されます。
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■試験の免除
保健衛生に関する学科を専攻して卒業し、労働衛生に関する講座または学科目を修めた者は第一種衛生管理者免許試験が免除されます。免除される大学・学科目の一覧

医師、歯科医師、薬剤師、保健師、労働衛生コンサルタントは第一種衛生管理者免許試験が免除されます。(なお医師、歯科医師については衛生管理者免許交付を必要としません)

主催団体

公益財団法人 安全衛生技術試験協会
〒101-0065 東京都千代田区西神田3-8-1 千代田ファーストビル東館9階
TEL 03-5275-1088

https://www.exam.or.jp/exmn/H_shokai502.htm

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合格者からのアドバイス

2017年合格:40代 男性

衛生管理者には衛生工学、第一種、第二種の3種類が存在し、この中で最も適用範囲が広い資格は衛生工学です。

私が受験した衛生工学衛生管理者について、5日間の講習を受講すれば資格を取得できて難易度が易しい、と説明しているインターネット上のサイトがありますが講習を受けて修了試験に合格しなければ修了証を発行してもらえません。

衛生工学衛生管理者講習には受講資格があり、工学または理学の学位を取得している必要があります。このため申し込みの際に大学の卒業証明書を添付しました。衛生工学衛生管理者講習の修了試験内容は第一種と重なる部分は同レベルですが、これに衛生工学の専門分野が加わるので第一種の試験よりも難易度が高いです。

さらに5日間の講習で学習しながら最終日に実施される試験対策の勉強をしなければならないので、講習を終えて宿舎に戻ってから寝るまでの間に2~3時間程度は勉強をする必要があります。

修了試験を受験するためにはその回の講習を受けることが必須で、不合格者はもう一度講習の受講からやり直さなければなりません。実際に私が受講した時も、前回の講習で修了試験が不合格になり再試験を受けるために一緒に講習を受けていた人が何人かいました。

衛生工学衛生管理者の修了試験に合格するコツは、講習の中で出題されやすいポイントについて説明してくれる場合があり、そのような時はしっかり目を覚まして試験に関する情報を聞いてメモをするなりテキストに線を引くなりして重点的に復習をするようにすることです。

衛生工学衛生管理者の修了試験は6割以上の正解が必要ですが、各科目5~10問で問題数が少ないのでたった1問でもミスをすると致命傷になる恐れがあります。衛生管理者の試験問題で一種や二種はインターネットでも公開されていますが、衛生工学の修了試験だけは問題用紙と解答用紙が同じ一枚の紙で問題用紙を持ち帰ることができないので過去問を入手することができません。

私は宿舎でインターネットを使って過去問を探しましたが見つけられず、一種試験の過去問と解答・解説が書かれてあるサイトを見つけたので練習問題を解いたり解説を読んだりして試験勉強をしました。修了試験の内容は一種と重なる科目に関しては一種の試験問題とほとんど同じ問題が出題されたので、前の晩に解いた一種試験の問題が大いに役に立ちました。

特に労働基準法について講習の説明がよく分からなかったのですが、一種試験の過去問とほぼ同じ問題が出題されたので助かりました。もしも前日の晩にインターネットで見つけた一種試験の過去問を解いていなければ、私は労働基準法か労働安全衛生法のどちらか片方で不合格になっていたと思います。

衛生工学衛生管理者講習では講義室で授業を受けるだけでなく、実際に稼働している局所排気装置(ドラフト)の風量測定を行って排気性能を算出する実技演習が含まれていました。

実技演習は受講生が数人ずつグループに割り振られて風量測定を行い、測定した値を計算して装置の排気性能を算出するというものでした。私の所属したグループには年上の方がおられたので最初は遠慮していたのですが、よそのグループよりも遅れていたので最後の方は近くにいた人に記録をお願いして私が測定装置を持って風量測定を行い、急いで計算して半ば強引に演習課題を終わらせました。

修了試験で一種と二種に含まれない衛生工学の分野が出題され、過去問や類似の問題の入手が出来ない状態で試験を受けることになりましたが、(早く終わらせたかったので)積極的に演習課題をこなしたので内容をよく理解することができて試験の際に助かりました。

衛生工学衛生管理者では一種試験の過去問演習と、風量測定を行う演習課題に積極的に取り組むことが修了試験に合格するためのコツです。

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