国家資格

業務独占資格

きゅう師

きゅう師とは、もぐさを皮膚上のツボに置いて燃焼させることによって、病態に治療的介入をおこなう医療技術者です。

人体表面に微小な火傷を作成する灸技法が、なぜ内科疾患に効力が見られるのかは現代科学でも不明ですが、経絡などに沿って流れるとされる「気血津液の流れ」を正常に戻すことによって身体の不調の調整を行うものと説明されています。

試験日

試験日①受験受付:2018年12月3日(月) ~ 12月20日(木)
【筆記試験】2019年2月24日(日)

受験者と合格率の推移

【きゅう師国家試験】
実施年受験者数合格率
2017年4,444人67.7%
2016年4,732人75%
2015年4,893人77.1%
2014年4,998人79%
2013年5,235人79%

試験対策

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試験概要

試験地

(晴眼者) 北海道、宮城県、東京都、新潟県、愛知県、大阪府、広島県、香川県、福岡県、鹿児島県、沖縄県
-
(視覚障害者) 各都道府県

受験資格
  1. 大学に入学することのできる者であって、文部科学大臣の認定した学校厚生労働大臣の認定した養成施設または都道府県知事の認定した養成施設において、3年以上きゅう師となるのに必要な知識および技能を修得した者(翌3月までに修業し、または卒業する見込みの者を含む)
  2. あん摩マツサージ指圧師、はり師、きゆう師等に関する法律の一部を改正する法律(以下「改正法」)の施行の際(平成2年4月1日)現に改正法による改正前の法第2条第1項の規定により文部大臣の認定した学校または厚生大臣の認定した養成施設において同項に規定する知識および技能の修得を終えている者、ならびに改正法施行の際現に当該学校または養成施設において当該知識および技能を修得中の者であって、改正法施行後にその修得を終えた者
  3. あん摩マツサージ指圧師、はり師及びきゆう師に係る学校養成施設認定規則第4条に定める程度の著しい視覚障害があり、高等学校に入学することのできる者であって、文部科学大臣の認定した学校または厚生労働大臣の認定した養成施設において、5年以上あん摩マッサージ指圧師、はり師およびきゅう師となるのに必要な知識および技能を修得した者(翌3月までに修業し、または卒業する見込みの者を含む)
  4. 沖縄の復帰に伴う特別措置に関する法律の施行の際(昭和47年5月15日)現に沖縄県内のきゅう師に係る学校もしくは養成施設を卒業している者またはこれらの学校もしくは養成施設において修業中であり、沖縄の復帰に伴う特別措置に関する法律の施行後に当該学校または養成施設を卒業した者であって、法第2条第1項に規定するきゅう師となるのに必要な知識および技能を修得した者と同等以上の知識および技能を有する者として都道府県知事が認めた者
受験料

11,600円

試験内容
  1. 医療概論(医学史を除く)
  2. 衛生学・公衆衛生学
  3. 関係法規
  4. 解剖学
  5. 生理学
  6. 病理学概論
  7. 臨床医学総論
  8. 臨床医学各論
  9. リハビリテーション医学
  10. 東洋医学概論
  11. 経絡経穴概論
  12. きゅう理論
  13. 東洋医学臨床論

※視覚障害者については、申請により次の方法による受験を認める。

  1. 拡大文字、超拡大文字または点字による受験
  2. 上記1の方法と試験問題を録音したDAISY-CDの使用または試験問題の読み上げの併用による受験。ただし、文部科学大臣の認定した学校の長、厚生労働大臣の認定した養成施設の長または都道府県知事の認定した養成施設の長がやむを得ないと認めた者に限る。
  3. 照明器具、読書補助具、点字タイプライター等の使用による受験
合格基準

配点を1問1点、合計150点満点とし、90点以上を合格とする。

免除科目

同時にはり師国家試験を受けようとする者に対しては、「きゅう理論」以外の共通科目について、受験者の申請によりその一方の試験を免除する。

主催団体

公益財団法人 東洋療法研修試験財団
〒105-0012 東京都港区芝大門1-16-3 芝大門116ビル6階
TEL 03-3431-8771

https://www.mhlw.go.jp/kouseiroudoushou/shikaku_shiken/kyushi/

試験対策

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合格者からのアドバイス

2014年合格:30代 男性

高校を卒業後一般事務職で働いていましたが、親交の深かった友人がプロのスポーツ選手として活躍しており、一流にならないと身体のメンテナンスは全てポケットマネーで行わなければならず、マッサージは勿論の事、スポーツドクターの受診料まで全て自己負担だと聞いて、何か力になれればと言う思いでこの資格を取得する事にしました。

事務職にやりがいは見い出す事が出来なかったので、改めて専門学校に入学し、3年間専門の勉強を行いました。ちなみにこの学校へ通う事が、高校卒業と併せて資格取得の条件になります。

さて、3年間で学ぶ内容については実に高度な内容で、人体の作り(特に筋肉の付き方と骨の繋がり方)については、真っ白な白紙を渡されても正確に書ける程覚え込む必要があります。きゅう師と言っても医療の職に就いていますと言える程、専門的な内容を学びます。

解剖学、リハビリテーション医学、生理学などなど、まるで看護師の資格を取得出来るのではないかと思う程です。

実際に資格に合格し現場で働くとなったら、生身の人間に金属の針をさして痛みや違和感を緩和する目的で活躍する訳なので、確かに簡単に独学で合格するような内容ではありません。

こうして3年間カリキュラムに沿って勉強した私は、スポーツ医学なども学び、身体が痛くならない為の食生活や睡眠方法、心理的管理方法なども知る事が出来ました。そのおかげで、前述した友人に専属トレーナーとして雇用してもらい、複数人のトレーナーを雇うより出費が抑えられた上に、相談し易くて結果が残せるようになった、と喜んでもらって毎日やりがいがある日々を送っています。

話が逸れましたが、きゅう師の試験に合格するための勉強方法は、目的を見失う事なく学校に通い講義を受け、プロの講師の教えを無駄にしない事です。また学校に通っている間に訪れる臨床実験(と言っても生徒同士で行う模擬練習)は必ず出席する事です。

家族や友人に頼み込んで練習台になってもらう事は出来ますが、針を刺す行為だと告げると多くの人が練習台になってくれませんし、実際合格しなければ本来は人体への施術は不可とされています。人体を真似て作られた(皮膚の感覚などが人体そっくり)人形を使って練習する時も集中して、本当の人だと思って行う必要があります。実技に関しては試験当日は問題ないのですが、練習をどれだけ行ったかで実力に差が生じます。

そして何と言っても筆記試験で不合格になったら意味がないので、筋肉(骨)の名称や呼称、人間の身体の仕組みについては丸暗記が必要です。身体は全て繋がっており、連動して体調に変化が生じる事もしばしばあります。

肩の張りが激しい腰痛を引き起こす要因になるなど、この試験を受験しなければ決して学ぶ事がなかったであろう健康を維持するためのエトセトラを余す事なく教えてくれます。

過去問題を徹底して解く、1つ1つに拘らず、全科目を何度も繰り返し解く事がポイントです。どちらかと言うと深く狭くではなく、広い知識が必要とされます。自分だけで分からない所を自己解釈するのではなく、必ず講師陣に質問し正しく理解して覚えるというのもポイントです。

この試験を突破口に医学にまつわる試験を幾つも取得する人が大勢います。スポーツ整体師や医学的に選手をサポートする医学療法士など、多岐に亘る仕事が貴方を待っています。

勉強の途中で投げ出したくなる時も必ず来ます。そんな時は目標、初心に返って襟を正して、誰かの為になる仕事をする!という強い意志を持って負けないでください。

合格して専門職として働き始めてからは、努力次第でキャリアアップはどこまでも可能です。人の健康を守る職業への切符です。

2017年合格:30代 男性

私が、きゅう師試験に合格できたのは昨年の話です。今は、この資格を使って針灸師として働いています。

私は、小さい頃から水泳選手として毎日スイミングスクールに通っていました。ものごころつく前から通っていたスイミングで、各級への進級をスムーズにこなし全種目泳げるようになった私に対して、スイミングコーチが選手コースに入らないか?と尋ねたのが始まりだそうです。小学3年生だった為に詳細までは覚えてませんが、母は私が自分で決意したことだと教えてくれました。

日々、2時間のハードな練習が続き私はやがて「辞めたい」と母に告げました。しかし、しつけに厳しい母は「自分がやると言って始めたことに責任を持ちなさい」と小学校卒業までは続けるように教えられました。

このような過去がありましたが、結局自分の決意のもと高校卒業まで水泳選手としてスイミングを続けていました。たまに体の不調を感じては、整体や針灸に通っていたので整体・針灸はとても身近な存在でした。

そして、いつしか自分も選手の体をいたわる仕事がしたいと思うようになり、高校卒業後の進路を針灸専門学校に決めたのです。

スポーツ選手として育った私にとって、体のどこの部分が痛むのかどこをツボに当たる、効果があるのかなどは幼い頃から自然と学んでましたので私にとってこの職は天職だったと言えるでしょう。

専門学校でも、私にとって授業はとっても興味深く楽しみながら学ぶことができました。
定期試験も無事に通過し、スムーズに進学卒業を迎える事ができました。

徹底して、資格受験の為に勉強を始めたのは卒業半年前のころです。専門学校のみんなは、当たり前のように受験をしますからこれが卒業試験のようにも感じました。もちろん、専門学校では受験対策の講座が開かれ朝から夕方までみっちり試験対策ができました。

もちろん、自宅学習も怠らなかったのは言うまでもありません。

小さい頃から、負けず嫌いだったのと母の教育から「始めたら責任もって最後までやり通すこと」を教えられてきましたから、私に諦めるという選択肢はまるでありませんでした。

昔のハードだったスイミングの練習に比べたら、毎日勉強することはたやすい事だったのかもしれません。

専門学校の問題集以外にも、講師が勧める問題集を購入して自宅学習を行いました。専門学校の宿題もたくさんあったので、自分で買った問題集は毎日数ページと決めて、少しずつ進めていったのです。

問題を重ねていくうちにパターンが見えてきましたし、同じような問題だと気付くようになり問題を解く速度も速くなりました。この問題集の繰り返しが良かったのでしょう、受験本番はあまり緊張もせずすらすらと問題を解くことができました。

私は、きゅう師試験と同時にはり師試験も受験して見事合格する事ができました。

これらの試験は、学校にしっかり通いある程度の勉強をこなしていれば合格率はとても高いので落ちる事はないでしょう。もちろん、学校に通ったとしても自分の意志で勉強をしなければ何も身に付きませんので、強い意志をもって頑張ることです。

針灸師試験合格、卒業を迎え、晴れて私は針灸師として就職することができました。まだまだ、職場では新米ですが先輩からいい刺激をもらって成長していきたいと思っています。

これから受験の方々に私が、アドバイスしたいのは将来どのような自分でいたいかをイメージしてください。「とりあえず」試験を受けるのか「必ず、きゅう師になる」という強い意志で試験を受けるのかやる気が違ってくると思います。

合格率は高いといえども、勉強しなければもちろん落ちる可能性はあります。自分の将来の為に、公開しない受験勉強を頑張ってください。

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