国家資格

防火対象物点検資格者

防火対象物点検資格者とは、一定の防火対象物において、用途の実態や消防計画に基づいた防火管理の実施状況等の火災予防に係る事項も含めて総合的に点検し、その結果を消防機関に報告する責任を担います。

受講日

受講日①受講受付:講習約2ヶ月前から2週間
各受講地ごと

受講者と合格率の推移

【防火対象物点検資格者講習】
実施年受講者数合格率
2015年1,053人92.4%
2014年1,136人88.4%
2013年1,167人83.5%
2012年1,033人89.5%
2011年949人91.1%

受講概要

受講地

北海道、宮城、東京、愛知、京都、大阪、広島、福岡

受講資格
  1. 消防設備士として、消防用設備等の工事、整備または点検について3年以上の実務の経験を有する者。
  2. 消防設備点検資格者として、消防用設備等の点検について3年以上の実務の経験を有する者。
  3. 防火管理者として選任された者で、3年以上その実務の経験を有する者。
  4. 甲種防火管理講習または乙種防火管理講習の課程を修了した者で、防火管理上必要な業務について5年以上の実務の経験を有する者。
  5. 建築基準適合判定資格者検定に合格した者で、建築主事または確認検査員として2年以上の実務の経験を有する者。
  6. 特定建築物調査員として、特定建築物の調査について5年以上の実務の経験を有する者。
  7. 建築設備検査員として、建築設備(昇降機を除く)および防火設備の検査について5年以上の実務の経験を有する者。
  8. 防火設備検査員として、防火設備の検査について5年以上の実務の経験を有する者。
  9. 1級建築士または2級建築士として、建築物の設計もしくは工事監理または建築工事の指導監督について5年以上の実務の経験を有する者。
  10. 建築設備士として、5年以上その実務の経験を有する者。
  11. 市町村の消防職員として、火災予防に関する業務について、1年以上の実務の経験を有する者。
  12. 市町村の消防職員として、5年以上その実務の経験を有する者。
  13. 市町村の消防団員として、8年以上その実務の経験を有する者。
  14. 特定行政庁の職員として、建築行政に関する業務(防火に関するものに限る)について5年以上の実務の経験を有する者。
受講料

科目免除なし: 38,000円
科目免除あり: 30,800円
再考査: 3,390円

受講内容
  • 1日目
    • 09:40~11:40 防火管理の意義及び制度
    • 12:30~14:30 火気管理
    • 14:40~16:40 施設及び設備の維持管理
  • 2日目
    • 09:30~11:30 防火管理に係る訓練及び教育
    • 12:20~14:20 防火管理に係る消防計画
    • 14:30~16:30 消防用設備等技術基準
  • 3日目
    • 09:30~10:30 消防用設備等技術基準
    • 10:40~11:40、12:30~16:30 防火対象物の点検要領
  • 4日目
    • 09:40~11:40 修了考査
    • 「防火管理の意義と設備の維持管理関係(防火管理の意義及び制度、火気管理、施設及び設備の維持管理)」:12問
    • 「消防設備・防火管理基準及び教育訓練関係(消防用設備等技術基準、防火管理に係る消防計画、防火管理に係る訓練及び教育)」:14問
    • 「点検要領関係(防火対象物の点検要領)」:10問
合格基準

終了考査にて3分類の合計36問中、各分類ごとに50%以上かつ全体の70%以上正解した者を合格とします。
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※修了考査は、テキスト持込みを認めます。
※修了考査で不合格となった場合には、修了考査を受けた日から1年以内に、1回に限り修了考査を受け直すことができます。

免除科目

■実務経験等により講習科目が一部免除されます。
受講科目免除一覧

主催団体

一般財団法人 日本消防設備安全センター 業務部講習課
〒105-0001 東京都港区虎ノ門2-9-16 日本消防会館7F
TEL 03-3501-7912

http://www.fesc.or.jp/jukou/boka/index.html

合格者からのアドバイス

2014年合格:40代 男性

私が防火対象物点検資格者を取得しようと思ったのは、あるビルの特殊建築物調査業務をしていた時、防火対象物の管理権原者に、防火管理上必要な業務等についての点検と消防署長への報告を依頼されたからです。

その時は、資格がなかったのでお断りしましたが、今後、特殊建築物調査業務と合わせて、防火管理上必要な業務等についての点検を依頼されるケースが増えると予想され、受験を決めました。

受験者には一定の要件がありますが、私の場合は建築士としての実務経験、特殊建築物調査業務の実務経験により、要件を満たしていました。防火対象物点検資格者は比較的新しい資格であるのと、受験者がまだ少数であるために、書店の書籍等から受験の情報を得ることはできませんでした。

その代わりに、講習と試験を代行する、一般財団法人日本消防設備安全センターのサイトに詳しい情報が載っているので、そこから情報を得ました。防火対象物点検資格者になるためには、4日間の講習を受けて、その後に行われる終了考察に合格する必要があります。したがって、学習は終了考察に出される設問の範囲が中心となりました。

終了考察の出題範囲は、3つの分野に分かれ、防火管理の意義と設備の維持管理関係が12問、消防設備・防火管理基準及び教育訓練関係が14問、点検要領関係が10問の合計36問が出題されます。

防火対象物や消防設備に関しては、建築士の業務や防火対象物調査業務により身に付けた基本的な知識がありました。学習は、それまで関わってこなかった分野に関してのみ行いました。

防火管理の意義と設備の維持管理関係の分野では、防火管理の制度、火気管理、施設と設備の維持管理を中心に、消防法及び施行規則から該当する条文を見つけ出し、読み込むことから始めました。

消防法は制度的な規定と技術的な規定が入り乱れ、非常にわかりにくいものです。過去に終了考察で出題された問題の該当範囲に絞り、学習を進めていきました。

消防設備・防火管理基準と教育訓練関係の分野においては、消防用設備等技術基準を中心に、防火管理に係る消防計画や防火管理に係る訓練と教育について、技術基準の内容を学習しました。点検要領の分野では防火対象物の点検要領を読み込みました。

終了考査の合格ラインは事前に発表されていて、各分類で50%以上の正解、全体で70%以上の正解が必要です。事前に基礎的知識を身につけ、講習をしっかりと聞くことで、終了考察の合格ラインに達することができますが、合格するためには受験テクニックも必要です。

特に、講習の後で行われる考察に合格するためには、講習の受講時にやっておかなければならないことがあります。私がとった方法は、講習テキストにインデックスを付けることです。4日間に及ぶ講習では、何度もテキストを読み返す必要があり、インデックスを付けておくと、時間をかけずに目的のページを開くことができます。

講習を聞いていると、大切な部分を講師が教えてくれます。その部分が全て出題されるわけではありませんが、講師が重点的に説明した部分は、マーカーを付けて後で見直し、暗記する必要があります。出題の多くが講習の内容から出されるので、講習の内容は一言も聞き逃さない態度が必要です。

防火対象物点検資格者となるためには、第一に受験要件を満たすこと、第二に4日間講習を受講し、その後の考察に合格することが必要です。予備知識なしに講習だけを頼りに受験するのは危険です。

事前に基礎学習をしっかりと行うことが、合格を確かなものにします。私は、4日間講習の間、体調管理に万全を期しました。中年を過ぎてからの講習の受講とその後の考察は、頭よりも体力勝負です。

一日の講習が終わったら、その日はゆっくり休むことを心掛けました。それでも、最後に行われた考察の後は、くたくたになりました。

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