国家資格

建築設備士

建築設備士とは、建築設備(空調・換気、給排水衛生、電気等)に関する知識および技能を有し、建築士に対して、高度化・複雑化した建築設備の設計・工事監理に関する適切なアドバイスを行う者です。

建築士は、建築設備に係る設計・工事監理について建築設備士の意見を聴いた場合、建築確認申請書等においてその旨を明らかにしなければなりません。

試験日

試験日①受験受付:2018年3月5日(月) ~ 3月30日(金)
【学科】2018年6月17日(日)
【設計製図】2018年8月26日(日)

受験者と合格率の推移

【建築設備士試験】
実施年受験者数合格率
2017年3,205人18.1%
2016年3,046人19.7%
2015年2,862人19.4%
2014年2,596人17.3%
2013年2,595人16.6%

試験対策

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試験概要

試験地

札幌市、仙台市、東京都、名古屋市、大阪府、広島市、福岡市、沖縄県(第一次試験のみ)

受験資格

学歴または保有資格に応じて所定の実務経験が必要となります。

受験資格一覧表

受験料

35,640円(税込)

申込者数
合格率

■第一次試験

受験者数合格者数合格率
2017年2,90784128.9%
2016年2,67773727.5%
2015年2,58983132.1%
2014年2,36765227.5%
2013年2,28453923.6%

■第ニ次試験

受験者数合格者数合格率
2017年1,11258052.2%
2016年1,07160156.1%
2015年1,06155452.2%
2014年85244952.7%
2013年82343252.5%
試験内容

■第一次試験(学科) 五肢択一式 - 100問

  • 建築一般知識、建築法規: 10:00~13:00(3時間)
  • 建築設備: 14:10~17:10(3時間)

■第二次試験(設計製図)

  • 建築設備基本計画、建築設備基本設計製図: 11:00~16:30(5時間30分)
合格基準

■第一次試験(学科)

  • 各問題1点、建築一般知識30点満点、建築法規20点満点、建築設備50点満点、合計100点満点中、以下の合格基準点の全てを満たす者を合格者とする。
  • 建築一般知識12点以上、建築法規10点以上、建築設備25点以上、合計60点満点以上。(2016年)

■第二次試験(設計製図)

  • 採点結果を上位から評価A、評価B、評価C、評価Dの4段階区分とし、「評価A」を合格とする。
免除科目

「第一次試験」に合格した者は、翌年までの「第一次試験」が免除されます。

主催団体

公益財団法人 建築技術教育普及センター本部
〒102-0094 東京都千代田区紀尾井町3-6 紀尾井町パークビル
TEL 03-6261-3310

http://www.jaeic.or.jp/shiken/bmee/index.html

試験対策

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合格者からのアドバイス

2013年合格:30代 男性

建築設備士試験を受けようと思ったのは、将来、設備設計一級建築士の資格を取り、大きな建物の設備設計の仕事がしたかったからです。建築設備士の資格を取得しておけば、将来、一級建築士の試験に合格することで、設備設計一級建築士となれるので、近道になると思いました。建築設備士は6月に行われる学科試験と、8月に行われる設計製図試験に分かれているので、始めに学科試験の勉強に取り組みました。受験に必要な実務経験は、大学卒業後2年間、設備設計事務所で経験を積んだので、受験資格は満たしていました。建築設備士試験の難しさは、建築法規のように、設備技術者には実務で関係しないような内容まで勉強しなければならない点です。建築設備といっても範囲が広く、電気設備設計と機械設備設計では、内容がまったく異なります。設計製図の試験では専門分野を選べますが、学科試験は建築全般の知識が問われます。

私が学校卒業後に携わった実務は省エネ計算でした。省エネ計算は一次エネルギー消費量の算定が主な仕事になりますが、外皮の省エネ性を判定するために、意匠図も読み込まなければなりません。一次エネルギー消費量の算定も、空調、換気設備などの機械設計の分野から、照明器具に関する電気設備設計の分野まで、幅広い知識が必要です。建築設備士の学科試験の勉強では、実務で行っている省エネ計算を突破口に、設備分野と意匠関係の両方を勉強しようと考えました。すなわち、主な受験勉強は実務経験の中で行いました。外皮の計算では、意匠図を読み込むだけでなく、プランを見ながら建築法規の研究をしたり、用途別の施設の特徴を勉強していきました。一次エネルギー消費量の計算でも、空調設備の負荷計算や、照明設備の使用電力量の計算など、設備の専門的な知識を勉強していきました。

建築設備士の学科試験では、建築基準法に関することや、消防設備、電気業法などの法律の知識が問われます。学科試験では、技術的分野では差はつかず、法規や一般知識で差がつくので、法規を一から勉強しなおしました。とは言え、今まで法規の勉強はほとんどしてこなかったので、建築法令集と過去に出された問題の問題集を求め、それにより勉強を行いました。過去に出題された法規の問題を一つ一つ丁寧に分析し、出典がどの法律なのかを、法令集の原典を当たって確かめました。建築基準法は奥が深く複雑なので、過去に出題されていない分野にまでは手を広げませんでした。建築基準法を勉強する場合は、勉強範囲を絞る事が大切です。意匠担当者でさえ解釈に困ることがある法律なので、設備担当者が安易に踏み込むと大変なことになります。

学科試験を終えた後はすぐに設計製図試験の勉強に取り掛かりました。設計製図試験は前もって課題が示されるため、その課題の用途に関する勉強をしました。この場合でも、大切なのは技術的なことよりも法規的なことです。建築基準法には、換気や排煙、非常照明など、設備に関する規定もあるため、丁寧に調べておく必要があります。設計製図試験では、空調・換気設備、給排水衛生設備、電気設備の中から一分野を選んで受験しますが、どの分野を選ぶかが、合否に大きく影響します。私の場合は全ての分野で一通りの図面を書けるように準備しましたが、どんな建物でも応用の利く、電気設備の分野で受験しました。

受験結果は運良く、学科試験、設計製図試験共に一度で合格できました。受験の場合は専門的な知識の他に、受験テクニックのようなものが必要です。問題を解く順番は、簡単なものや得意分野をはじめに解き、難しい分野を後廻しにするのがコツです。学科試験のマークシートは、分からない問題でも消去法で二つぐらいの設問に答えを絞り、どちらかを解答すれば正解率は50%になります。僅差で合否を争う資格試験では、最後まで諦めないことが大切です。

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難易度:

S

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【建築設備士試験】

受付期間

3月上旬~下旬

試験日

6月中旬

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