国家資格

システム監査技術者

システム監査技術者とは、情報システムを監視し、リスクとコントロールを評価することによって組織体の情報システムの適切な活用を促進し、ITガバナンス向上やコンプライアンス確保に貢献できる監査人や情報システム責任者です。

高度IT人材として確立した専門分野をもち、被監査対象から独立した立場で情報システムや組込みシステムに関するリスク、およびコントロールを総合的に点検、評価し、監査結果をトップマネジメントなどに報告し、改善を勧告します。情報処理技術者試験制度のスキルレベル4(スキルレベルは1~4)に相当します。

試験日

試験日①受験受付:2018年1月11日(木) ~ 2月19日(月)
【筆記試験】2018年4月15日(日)

受験者と合格率の推移

【システム監査技術者試験】
実施年受験者数合格率
2017年2,862人15.1%
2016年2,524人14.3%
2015年2,740人14.2%
2014年2,733人13.2%
2013年3,053人14.1%

試験対策

人気の過去問題集

試験概要

試験地

全国主要都市

受験資格

年齢、学歴等に制限はなく誰でも受験できます。

受験料

5,700円(税込)

試験内容

[午前]
■午前I(高度試験-共通知識)
多肢選択式(四肢択一):30問 50分

  1. テクノロジ系
  2. マネジメント系
  3. ストラテジ系

■午前II(高度試験-専門知識)
多肢選択式(四肢択一):25問 40分

  1. テクノロジ系:
    1. 技術要素 - データベース、ネットワーク、セキュリティ
    2. 開発技術 - システム開発技術
  2. マネジメント系:サービスマネジメント - サービスマネジメント、システム監査
  3. ストラテジ系:
    1. 経営戦略 - 経営戦略マネジメント
    2. 企業と法務 - 企業活動、法務

[午後]
■午後I
記述式:3問中2問解答 90分

■午後II
論述式(概ね2000~3000文字程度で論述する):2問中1問解答 120分

【午後の試験 出題範囲】

  1. 情報システム・組込みシステム・通信ネットワークに関すること
  2. システム監査全般に関すること
  3. システム監査の計画・実施・報告に関すること
  4. システム監査関連法規に関すること
合格基準

午前I、午前II、午後Iの試験ともに100点満点の60点以上、午後IIの試験でAランク(A~Dの4ランク中)で合格となります。

免除科目

以下のいずれかに当てはまる場合は、該当の免除資格を得てから2年間「午前I試験」が免除されます。

  1. 「応用情報技術者試験」の合格者
  2. いずれかの高度情報処理技術者試験の合格者
  3. いずれかの高度情報処理技術者試験の午前I試験で基準点以上の成績を得た者
主催団体

独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)
〒113-8663 東京都文京区本駒込2-28-8 文京グリーンコートセンターオフィス15階

IT人材育成本部 情報処理技術者試験センター
TEL 03-5978-7600(代表)

https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/au.html

試験対策

人気の過去問題集

合格者からのアドバイス

2014年合格:50代 男性

過去に情報処理技術者試験関連の資格試験はいくつも受験しましたが、すべて取得することができました。その最後となる資格が「システム監査技術者試験」でした。もちろん資格取得に向けて色々と情報収集をしましたが、他の情報処理技術者試験とは異なり、参考書や問題集が少なく、問題集を集めるのに苦労をしました。主に大型書店を回って、過去問題集や参考書、問題集を何とか集めて試験勉強に臨みました。実際に試験勉強をやってみると、自分自身でもやったことのない用語や知識、考え方が数多く出てきて四苦八苦する場面が多かったです。そのこともあって今まで一発で合格していたのですが、「システム監査技術者試験」の資格だけは一回では難しかったです。

その難しかった理由はいくつもあるのですが、午前問題よりも午後の記述問題や論述問題が中心でした。なぜ難しかったのかというと今までやってきたシステム開発のものとは違い、システム監査を行う立場の知識や考え方が必要なので、まずはシステム監査の役割や業務について知らなければならなかったことにあります。手近な人にそういった人がいて、その人に聞けば大丈夫だったのですが、私が勤めている会社ではその監査は外部委託だったので、そうにはいきませんでした。そのためシステム監査の役割のことを最初に知り、そして必要な業務について知ることによってシステム監査の仕事を疑似体験して、勉強を進めていくことにしました。資格試験とはいえ実務的な問題も問われるので、自分自身がもしもシステム監査技術者として働いていたらということを常に想定しながら問題を解くようにしました。

勉強をしていくことでシステム監査の仕事がよくわかり、なおかつその中でこの「システム監査技術者試験」で求められているものもだいぶわかってくるようになりました。しかし最終目標はこの試験を合格することでした。それに向かって邁進していきましたが、なかなかうまくいかないと言ったことが続きました。特にうまくいかなかった部分として午後問題にありました。その対策として記述式の問題は過去問題を中心に解きましたが、その特亜プロセスの中では自分がシステム監査の仕事をやった場合に気を付けるべきこととは何かを常に考え続けながら繰り返し勉強していきました。もう一つの論述試験は明快な答えはなかったのですが、問題集にある「サンプル論文」をもとに繰り返し問題を解くようにしました。その「サンプル論文」があったことが非常に良かったです。というのは、サンプル論文は、そのままというよりも構成や考え方、そして論文の作りについて色々と知ることができ、論文の書き方を知ることができました。

試験直前には、実際に試験の時間配分で問題を解くようにし、試験での時間配分をどのようにするか考え、そして考える時間感覚を身につけるようにしました。その時間感覚を身につけることによって、本番の試験では安心して試験を受けることができました。また余った時間を使って答えを入念に確認し、確実に正解にできるようにしていきました。最終的には合格を果たし、情報処理技術者試験の資格をコンプリートすることができました。システム監査の仕事をしているのであれば、その仕事についての知識や考え方があるので、ある程度はわかった段階で勉強を始めることができるのですが、全く経験がない方がシステム監査技術者試験の勉強を始める際は、本格的に勉強を始める前にシステム監査の仕事を一通り理解したうえで勉強に臨むと、それをしないでいるよりはすんなりと理解することができるようになりますし、記憶の定着に役立ち、勉強のスピードを速めることができるようになります。

2014年合格:30代 男性

IT系資格の中でも非常に難易度が高いことから、何年もかけてようやくとった資格がシステム監査技術者でした。国家資格なので獲得が難しいのは当然なのですが、余程頭がよくない限り1年や2年でとるのは経験者としては難しいと言わざるをえません。ただ試験を何度も受けていると暗記問題にしても論文にしても自身にとって得意な問題にあたることがあるというのもシステム監査技術者試験の特徴だと言えるため、諦めずに何度でも挑戦してみることが重要になってくるとも言えるでしょう。
システム監査技術者試験を合格する上で欠かせないのが、暗記問題で得点を少しでも上げておくということです。暗記問題はテキストで復習を繰り返すことで自然に頭に入ってきますし、暗記問題より解くのが難しい計算問題でどうしても時間を取られてしまうので、暗記問題をすらすら解けるかどうかが合格の鍵になると言えるのです。とにかく何度でも過去問などのテキストで暗記を繰り返すことに、まずは力を入れるように心掛けてください。
また暗記問題と同じように選択問題でも得点が稼げるように勉強しておくことを推奨します。システム監査技術者試験には必ず複数の回答の中から正解を選ぶ選択問題が含まれています。いわゆるサービス問題に近いので、これを取りこぼすと合格できないくらいの意気込みで確実に正解を選ぶようにしてください。どのような選択問題がでるのかの傾向と対策も過去問などのテキストで予習できるようになっています。
論文に関しては、どのような詰問なのかに対する答えに適切な文を書くことが絶対視されています。プログラムマネージメントやストラテジストに関する論文を書かされることが多く、私が試験を受けた際もプログラムマネージメントに関する記載を行なったので、基礎的な知識を十分に蓄えておけば文章がスムーズに書ける可能性が高まります。感情論にも似た熱さも文章の中に含んだほうが合格率が上がると記載されていたテキストもありましたが、冷静で整然とした文章を書くように心掛けたところ合格しましたので、自身の得意な文体で論文は書いてしまって構わないと認識しておいてください。
ただしシステム監査技術者試験の受験者に期待されていることとしては、情報処理の能力だけでなく情報システムが企業や社会に貢献できるように改善をできるよう気を配れるかといった、実務能力以上の人間性が挙げられると言えます。知識や実務経験だけでなく現場を良くすることが出来そうだといったコミュニケーション能力も求められているということなので、論文を書く際にはその点を十分に警戒することをおすすめします。実際に私はこの人間性に関する文章を全く書かなかったため、論文で落とされたという経験がありますのでご注意ください。
もうひとつ覚えておいて欲しいこととしては、システム監査技術者試験は午前と午後に分けて長時間行なわれる試験なので、後半集中力が切れてしまう可能性があるということだと言えます。自宅で勉強するときから長時間机に向かうことを心掛けて、何時間も脳を動かし続けていたとしても疲れないように長期戦に慣れておくことが大切なのだと認識しておくといいでしょう。集中力など簡単に上げられるものではありませんし、こればかりは個人差がありますが勉強を続けていけば自然とペースのつかみ方は分かりますので何時間でも勉強に割くようにすべきだと言えるのです。
システム監査技術者の資格をとれば年収の高い仕事に就きやすくなりますし、会社での出世の要因にもなります。実際に私もシステム監査技術者に合格してから出世しましたので、収入を少しでも増やしたい方は是非合格を目指してみてください。

2016年合格:40代 男性

貴方は会社に属する社員ですか、それとも独立開業を目指すベンチャー企業の卵ですか?いずれにせよ、この資格に目を付けたのは将来性を見越しての事でしょう。是非合格される事をお祈りすると共に、私の合格までの道のりが少しでも参考になればと言う思いで幾つか勉強のコツとポイントを並べてみます。
内容については触れる必要もないでしょう。いかにして合格するかに焦点を絞った時、暗記すれば良い問題は速やかに暗記して解決してください。ちなみに満点を取れる自信が付くまで自分の知識として定着するまで習得してください。暗記で回答出来る質問は全て満点を取る意気込みでなければ、勿体ない問題だからです。また、厳しい言い方ですが暗記程度に時間を掛けるようでは合格は遠い道のりです。合格率14~15パーセントという数字が示す様に生半可な試験ではありません。
私が最も時間を費やしたのは日本経済新聞を読み漁る事でした。毎日2つから3つ生地を見つけて(自分で決めて)、それに対する論文を書く。またポイントとしては同じ試験を目指す人や、大学の同期などに読んでもらい、採点してもらう事です。最初は恥ずかしい気持ちもありますが、相手の反応や考え方を引き出して討論になる事もあり、それはそれで良いディスカッションの勉強になります。1人で完成させた論文を何度読み返しても、同じ意見に納まるのがとどのつまり。第三者に目を通してもらう事により、自分の弱点や偏り及び偏見が見いだせるものです。時に意味が分からないとショッキングな事を言う友人もいましたが、今となっては彼こそ、一番適格なアドバイスをくれたと感謝しています。読書によって所感を書くという古典的な方法も良いのですが、これは困った事に所感を読んでもらう相手にも本を熟読してもらう必要が生じるので、現実的ではないのです。新聞の1記事2記事程度なら、頼む相手に熟読してもらうのも気が楽という訳です。また最新の情報なので、多くのメディアや評論家が異なる意見を展開しているので、多くの考えや多角的な物の見方に繋がるチャンスでもある訳です。なるべく自分の不得意とする分野の記事を拾うのもポイントです。時に得意分野を拾い、友人をうならせる程の論文を書いた事も自信に繋がりました。
問題提起された事柄を事実に基づいて報告書に仕上げるという能力の練習になります。記述式の問題は司法試験などでも多くの人が苦労する箇所です。
システム監査技術者試験でも同様です。相手に納得させる事、理解させる事、そして問題を解決する能力を持っている事が合格条件です。周囲の環境やシステムは全て異なるでしょう。つまり、試験当日はほんの一例を例題に、貴方の資質を見抜かれる訳です。
他の試験と異なり過去問を解く事はあまり関係ないと思います。勿論行わないより実践した方が少しは実力確認になるでしょうが、毎年出題傾向が異なるので、テキストを熟読し、出題傾向やパターンを分析した方が賢明です。
企業の仕組みというのは名称や呼称が異なっても基本は同じです。システムを利用した企業利益の分配や将来性を見越せるか、また漠然と発言するのではなく、理路整然と過去の実績やデータに基づき確たる証拠を提示して説明出来なければ意味がありません。
企業の規模が大きくなるほど難しいので、最初は小さな営業所のみのデータ分析から始めると良いでしょう。何事も基本を学ぶ事、小さな営業所から立て直す事から始めると無理がありません。
合格した後貴方が対等に話すのは企業のトップかそれに準ずる人物ばかりです。企業顧問として採用され、実際に成績を残せばかなりの報酬が期待出来ます。諦めそうな時は前向きに未来を想像して取り組んでください。

「システム監査技術者」資格取得者の方へ あなたの経験を同じ目標に向かっている仲間に伝えてみませんか?

合格へのアドバイスを投稿する

難易度:

A

難易度の目安»

【システム監査技術者試験】

受付期間

1月中旬~2月下旬

試験日

4月の第3日曜日

ページの先頭へ▲