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作業療法士

作業療法士とは、リハビリでひとまず身体が動くようになった患者に対し、運動や感覚などの「基本的な運動能力」から、食事やトイレ、家事など日常で必要となる「応用的動作能力」、そして就労や就学といった「社会的適応能力」まで3つの能力を維持・改善し、身体と心のリハビリテーションを行う専門家です。

作業療法士はそううつ病および摂食障害などの精神障害の患者も対象としており、幅広くリハビリテーションの医療現場で活躍しています。

試験日

試験日①受験受付:2018年12月14日(金) ~ 2019年1月4日(金)
【筆記試験】2019年2月24日(日)
【口述・実技試験(重度視力障害者のみ)】2019年2月25日(月)

受験者と合格率の推移

【作業療法士】
実施年受験者数合格率
2018年6,164人76.2%
2017年5,983人83.7%
2016年6,102人87.6%
2015年5,324人77.5%
2014年5,474人86.6%

試験対策

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試験概要

試験地

(筆記試験) 北海道、宮城県、東京都、愛知県、大阪府、香川県、福岡県、沖縄県

(口述・実技試験) 東京都

受験資格
  1. 大学に入学することができる者であって、文部科学大臣が指定した学校または都道府県知事が指定した作業療法士養成施設において、3年以上作業療法士として必要な知識および技能を修得した者(3月までに修業し、または卒業する見込みの者を含む)
  2. 外国の作業療法に関する学校もしくは養成施設を卒業し、または外国で作業療法士の免許に相当する免許を得た者であって、厚生労働大臣が上記1に掲げる者と同等以上の知識および技能を有すると認定した者
  3. 法施行の際(昭和40年8月28日)現に文部大臣または厚生大臣が指定した学校または施設において、作業療法士となるのに必要な知識および技能を修業中であって、法施行後に当該学校または施設を卒業した者
受験料

10,100円(収入印紙)

試験内容

■筆記試験
重度視力障害者(両眼の矯正視力の和が0.04以下または両眼による視野が10度以内で、かつ、両眼による視野について視能率による損失率が95%以上の者)に対しては、点字、試験問題の読み上げまたはその併用による受験を認める。弱視者(良い方の矯正視力が0.15以下または両眼による視野について視能率による損失率が90%以上の者)に対しては、弱視用試験による受験を認める。

  • 午前(9時50分~12時30分): 100問 2時間40分
  • 午後(14時20分~17時00分): 100問 2時間40分

(一般問題)

  1. 解剖学
  2. 生理学
  3. 運動学
  4. 病理学概論
  5. 臨床心理学
  6. リハビリテーション医学(リハビリテーション概論を含む)
  7. 臨床医学大要(人間発達学を含む)
  8. 作業療法

(実地問題)

  1. 運動学
  2. 臨床心理学
  3. リハビリテーション医学
  4. 臨床医学大要(人間発達学を含む)
  5. 作業療法

※出題形式は、多肢選択の問題タイプです。

■口述試験および実技試験
重度視力障害者に対しては、筆記試験の「実地問題」に代えて次の科目について行う。

  1. 運動学
  2. 臨床心理学
  3. リハビリテーション医学
  4. 臨床医学大要(人間発達学を含む)
  5. 作業療法
合格基準

一般問題を1問1点(160点満点)、実地問題を1問3点(117点満点)とし、次の全てを満たした者を合格とする。

  • 総得点 167点以上/277点(60.3%)
  • 実地問題 41点以上/117点(35.0%)

※採点除外等の取扱いをした問題により、基準点が変わることがあります。

主催団体

厚生労働省 医政局医事課試験免許室
〒100-8916 東京都千代田区霞が関1-2-2
TEL 03-5253-1111(代表)

https://www.mhlw.go.jp/kouseiroudoushou/shikaku_shiken/sagyouryouhoushi/

試験対策

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合格者からのアドバイス

2017年合格:20代 男性

私は作業療法士試験に合格して資格を取得することが出来たのですが、この試験は国家試験と言うこともあり問題はとても難しいです。
また合格率も低いので受かるかどうか不安な面もあったのですが、この試験に合格しないと今行っている仕事に支障が出るので何としても受からなければならないと覚悟を決めて勉強しました。
作業療法士試験は一般問題と実地問題があるのですが、私は実地問題に関しては今まで行ってきたことに自信があったので大丈夫だろうと感じていました。
しかし一般問題に関しては解剖学や生理学を含めて今まであまり勉強して来なかった試験科目があるので、懸命に勉強しなければとても受からないだろうと考えていました。
そこで参考書を3冊ほど買ってさらに過去問を購入したのですが、私はまずは過去問を解いてみて問題の傾向を探ることにしました。
まだ全く勉強していない段階から過去問をやっても解ける問題はないので不安に感じ自信をなくしてしまう人も中にはいますが、私は初めのうちは問題が解けるかどうかは重要ではなく大事なことは過去問を分析することだと確信していました。
ただ闇雲に勉強しても問題を解くことが出来なければあまり意味がなく、出題者がどのような意図で問題を出すのかをしっかりと確認することはとても重要です。
そのため問題を解くことが出来るかどうかは置いておいてまずは過去問を解いてみて自分なりに分析をして、そこからどのような形で試験勉強をするのが良いかを考えました。
そのおかげで自分なりの勉強法を編み出すことが出来たので良かったのですが、とは言っても何か特別なことをするのではなく要旨を掴むことに専念しました。
過去問を解いてある程度要旨を掴むことが出来たのでそれに向かって勉強を進めたのですが、私には参考書を読んだだけで直ぐに暗記出来る力はありませんでした。
そこで分からない箇所があったら直ぐにノートに書き写すことにしたのですが、始めのうちは直ぐに手が痛くなりとても大変でした。
しかし毎日それを繰り返すうちに段々と理解が進むようになり、数ヶ月経った頃には数時間ノートに書き続けても手が痛くなることはなくなりました。
それに加えてノートに書くと言うことを行ったおかげで分からない箇所がどんどん分かるようになり、成績が段々上がって来たので手ごたえを感じて勉強が出来るようになりました。
ただ一般問題は試験科目が多かったのでかなり勉強をしなければならなくて大変だったのですが、試験問題はけっこう細かく聞いて来るので焦らずにじっくりと勉強することを意識しました。
私が作業療法士試験に合格するために勉強をして感じたことは、これで大丈夫だと思った瞬間に油断が出来て一気に集中力が切れると言うことでした。
モチベーションが下がり集中力が切れることほど恐ろしいことはないと実感したので、どうしたら集中して勉強できるかをよく考えました。
その結果として大切なことは試験に受かることよりもその後のことで、資格を取得した後自分は何をしたいのかをしっかりと考えることが重要だと感じるようになりました。
私の場合は資格を取得しなければ大変なことになるので、試験に落ちた場合にどうなるかを考えて勉強を続けていました。
それはある意味ネガティブな面もあるのですが、自分を追い込むことによって集中力を切らさずに勉強することが出来たのでそのやり方で間違いはなかったと確信しています。
私はこのようなやり方で半年間勉強して合格したので自分の行った勉強法に間違いはなかったと思っているのですが、それぞれ勉強の仕方は十人十色なのでこのやり方が良かったと断言するのは難しいです。
ただ一つ言えることは分からない箇所があったら頭の中で覚えようとするのではなく兎に角ノートに書くと言うことで、それを続けたら必ず成績は上がると言うことはある程度共通して言えることだと思っています。

2010年合格:20代 男性

看護師の資格を有する私ですが、更にキャリアアップの為の武器として選んだのが作業療法士でした。
医学の知識を有する私は、全く知識のない方が作業療法士試験に挑むより格段に有利だと思いますが、初心に返り、看護学校1年生の時の自分を思い出しながら、参考になれば幸いの勉強方法をピックアップします。
まず、過去問題を片っ端から解いて行く姿勢を最初から最後まで貫いてください。これは合格に最も近い勉強方法だと断言出来ます。どちらかと言うと、テキストを購入し1から熟読し解釈し、テキストの全てを理解した上で過去問題に取り組むよりも、より具体的に自分が分からない所を早く見つける事が出来るからです。貴方は独学ですか?もし独学なら看護師や整体師など少しは医学の勉強を行った経験がないと難しいと思います。人間の身体の仕組みや作りや独学で学べるものではありません。実際看護師は専門学校か大学に通わなければ実習も含め、受験資格すら取得出来ない高度な試験です。
これに通ずる作業療法士の資格なので、医療に関する知識はやはり専門学校などで専門の講師に指導を仰ぐ方が貴方の為だと思うのです。解剖学、運動学、生理学などは実際に模型を見ながら説明を受けても覚える(理解)するのが大変な内容です。医学というのは死ぬまで勉強、と言われるゴールのない分野です。その一端を担う試験なので、軽い気持ちで独学で初めても結局試験までに頓挫してしまう可能性が大でしょう。
勉強のポイントとしては、文章で理解しようとせず、イメージ図や実際に模型やモデルを自分でデッサンし、具体的な形として全体を捉える事が重要だと思います。理屈で暗記する科目もありますが、人間の身体は立体的です。けっして平面で捉えては永遠に合格は出来ないでしょう。
過去問題を解いて行くうちに、自分の得意とする分野、科目が明確になって来るはずです。ここまで来たら貴方は随分努力したと言えるでしょう。苦手分野を明確に把握する、と言う事はどこを努力して理解して解釈すれば良いか分かるからです。漠然と全体的に分からないでは話になりません。その為にも徹底した過去問への取り組みが必要なのです。
そして自分の苦手分野が分かったら、とことん講師陣や諸先輩に質問し、実際の模型やモデルを使って必ず疑問の残らない所までクリアにします。本当に自分の物になったか確かめる方法もあります。
友人を生徒役にして、苦手分野を1から説明するのです。問題はこちら、その回答に至るまでの思考や考察を全て説明し、当然友人が成程、そうなのか、と納得して分かってくれれば(そしてその答えが正解していれば)貴方は苦手分野を克服した、と言えます。自分の中だけで理解していても、アウトプットと言って、誰かに説明(教える)事で、間違いなく貴方の知識として植えつけられる人間の脳を利用した勉強方法です。
つまり同じ作業療法士を目指す人と一緒に勉強する必要があります。1人より複数人の方が励まし合い、時に一緒にリラックスしながら、合格を目指す事が出来るので、出来れば専門学校やサークルなどで同じ目標を持つ友人に出会うといいと思います。
またこの資格に必要なテキストや過去問題集は各自治体の図書館に必ず置かれているので、一度足を運んでみてください。高いテキストを買えば良いか、そんなことはありません、自分の使いやすい、理解し易い本は案外見つけにくいものです。本屋さんで長々と探すより、1日図書館に入りびたり見つける方が賢明です。
気に入ったテキストが見つかれば、貸出期間が限られるので、本屋にて購入しても良いでしょう。何冊も購読するより1冊のテキストをとことん熟読する方が身になります。

2013年合格:40代 男性

作業療法士として実際に働き始めて3年が経ちますが、国家試験に合格した後も常に学ぶ現場で学ぶ日々を続けています。医療の世界はとてもシビアです。国家試験に合格すれば資格がもらえますが、それで終わりではありません。そこからが自分のスタートだと思ってください。

国家試験の合格率が平均80%と言われる作業療法士ですが、国家試験を合格する事だけを考えているのであれば作業療法士の試験は受けない方がいいでしょう。

「真剣に将来この仕事で働きたい」と言う強い意志のある方に、私の試験勉強のコツ、おすすめの勉強法を参考にしていただければ幸いです。

実は、私は高校を卒業して一般的サラリーマンとして中小企業で働いていました。あまり頭もいい方ではなかったし、大学で高い授業料を払うくらいなら働いた方がいいという安易な考えでした。
就職活動を頑張りましたから、卒業前に内定をもらい就職できることができました。社会人としての生活がスタートしたことで、自分の世界が変わると思っていました。
しかし、実際に社会ではまさに「学歴社会」だという事を肌に感じさせられたのです。いつも、ミスが起こると一番に疑われるのは高卒の自分、大卒の者はなんでもできるかのように別物扱いでした。

年齢・学歴が違うから給料も違ったでしょう、確かな給料の違いはわかりませんが明らかに学歴によって会社の中での扱いが違っていたのです。1年は、そこの会社で頑張ろうと決め自分の将来について考え直しました。

結果、私は作業療法士になる為の専門学校に通い始めたのです。

社会人としての扱いが学歴によって変わるのであれば、国家資格を持っていればこれは自分の強みになると思ったからです。
専門学校での勉強は、高校の時よりも真剣に受けていたように思います。誰もが当たり前に行く高校とは違い、自分の強い意志で決めた専門学校でしたから自分には勉強する責任がありました。

しかも一時は社会人として給料をもらっていた立場から、学費を払って学ぶ学生の立場へ変わったのですからサポートしてくれる家族の為にも中途半端なことはできないと思ったからです。

専門学校では、1年の時に学年上位クラスの成績をとりました。きっと、他の多くの学生は高校の延長のような気分で勉強していたのに対し、自分は始めから国家試験に合格し必ず作業療法士にならなければいけないという強い思いがあったからだと思います。

それ以後、気を抜かず予習・復習はもちろんの事授業は一度も欠席せず上位の成績をキープすることができました。

高校生の自分では考えられない程、勉強に集中していましたから自分でもこんなに変われるものかと驚いています。

在学中に自分が気を付けていた勉強法は、授業内容に疑問を残さない事でした。
授業中、新しい単語・用語が出てきたらまずはマーカーでチェックします。授業中にその意味が分からなければ、できるだけ早い段階で解決できるように講師に尋ねるまたは、教科書を読み直すという事を徹底したのです。

そうすることで、定期試験にすべてを一から学びなおす必要が無く、試験範囲を復習しどのようなことが重要なのかの要点をまとめ試験に備える事ができます。
このような勉強を専門学校で続けていましたから、国家試験対策が始まった当時も何も新しい分野を学んでいる気がしませんでした。これまで通り、勉強を続ける・過去に出た問題に挑戦する、私のやっていた勉強法はとてもシンプルで当たり前のことだったかもしれません。

作業療法士の過去問はあまりあてにならないと言う人もいますが、やらないよりもやって事は自分の為になると思います。しかし、あまり古いものはあてになりませんので専門学校や大手企業が過去の試験問題の傾向を分析して、今年度の試験問題を予想して作った問題集などがいいでしょう。

「作業療法士」資格取得者の方へ あなたの経験を同じ目標に向かっている仲間に伝えてみませんか?

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