国家資格

業務独占資格

看護師

看護師とは、法的には「厚生労働大臣の免許を受けて、傷病者もしくは褥婦(じょくふ=出産後の女性)に対する療養上の世話、または診療の補助を行うことを業とする者」と定められています。

医師の指示のもと、検査・治療・処置・与薬などの治療活動における患者援助、また様々なケアや患者の身の回りの世話をはじめとして、生活へのさまざまな援助にたずさわります。

試験日

試験日①受験受付:2018年11月16日(金) ~ 12月7日(金)
【筆記試験】2019年2月17日(日)

受験者と合格率の推移

【看護師】
実施年受験者数合格率
2018年64,488人91%
2017年62,534人88.5%
2016年62,154人89.4%
2015年60,947人90%
2014年58,891人89.8%

試験対策

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試験概要

試験地

北海道、青森県、宮城県、東京都、愛知県、石川県、大阪府、広島県、香川県、福岡県、沖縄県

受験資格
  1. 大学において看護師になるのに必要な学科を修めて卒業した者(翌3月までに卒業する見込みの者を含む)
  2. 文部科学大臣の指定した学校(以下「指定学校」)において3年以上看護師になるのに必要な学科を修めた者(翌3月までに修業する見込みの者を含む)
  3. 都道府県知事の指定した看護師養成所(以下「指定養成所」)を卒業した者(翌3月までに卒業する見込みの者を含む)
  4. 免許を得た後3年以上業務に従事している准看護師、または高等学校もしくは中等教育学校を卒業している准看護師で、大学、指定学校、または指定養成所において2年以上修業した者(翌3月までに修業または卒業する見込みの者を含む)
  5. 保健師助産師看護師法第5条に規定する業務に関する外国の学校、もしくは養成所を卒業し、または外国において看護師免許に相当する免許を受けた者で、厚生労働大臣が上記1から3までに掲げる者と同等以上の知識および技能を有すると認めた者
  6. 経済上の連携に関する日本国とインドネシア共和国との間の協定に基づき、日本語の語学研修および看護導入研修を受け、かつ、研修の終了後、病院において看護師の監督の下で国家資格取得を目的として就労している外国人看護師候補者で、厚生労働大臣が上記1から3までに掲げる者と同等以上の知識および技能を有すると認めた者(翌3月までに厚生労働大臣が上記1から3までに掲げる者と同等以上の知識、および技能を有すると認める見込みの者を含む)
  7. 経済上の連携に関する日本国とフィリピン共和国との間の協定に基づき、日本語の語学研修および看護導入研修を受け、かつ、研修の終了後、病院において看護師の監督の下で国家資格取得を目的として就労している外国人看護師候補者で、厚生労働大臣が上記1から3までに掲げる者と同等以上の知識および技能を有すると認めた者(翌3月までに厚生労働大臣が上記1から3までに掲げる者と同等以上の知識、および技能を有すると認める見込みの者を含む)
  8. 経済上の連携に関する日本国とベトナム社会主義共和国との間の協定、および看護師および介護福祉士の入国および一時的な滞在に関する日本国政府とベトナム社会主義共和国政府との間の交換公文に基づき、日本語の語学研修および看護導入研修を受け、かつ、研修の終了後、病院において看護師の監督の下で国家資格取得を目的として就労している外国人看護師候補者で、厚生労働大臣が上記1から3までに掲げる者と同等以上の知識および技能を有すると認めた者(翌3月までに厚生労働大臣が上記1から3までに掲げる者と同等以上の知識、および技能を有すると認める見込みの者を含む)
  9. 過去に上記6から8により受験資格を認められた者
  10. 保健婦助産婦看護婦法の一部を改正する法律(昭和26年法律第147号)附則第8項に規定する者
受験料

5,400円(収入印紙)

試験内容
  • 午前(9時50分~12時30分): 120問 2時間40分
  • 午後(14時20分~17時00分): 120問 2時間40分
  1. 人体の構造と機能
  2. 疾病の成り立ちと回復の促進
  3. 健康支援と社会保障制度
  4. 基礎看護学
  5. 成人看護学
  6. 老年看護学
  7. 小児看護学
  8. 母性看護学
  9. 精神看護学
  10. 在宅看護論
  11. 看護の統合と実践

※出題形式は、多肢選択の問題タイプです。

合格基準

必修問題および一般問題を1問1点、状況設定問題を1問2点とし、以下の全てを満たす者を合格とする。

  1. 必修問題 39点以上/48点
  2. 一般問題 + 状況設定問題 154点以上/247点

※2018年。年度により基準は異なります。

主催団体

厚生労働省 医政局医事課試験免許室
〒100-8916 東京都千代田区霞が関1-2-2
TEL 03-5253-1111(代)

https://www.mhlw.go.jp/kouseiroudoushou/shikaku_shiken/kangoshi/

試験対策

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合格者からのアドバイス

2013年合格:30代 女性

看護師として働くためには、看護師の国家試験に合格し、資格を取得しなければなりません。看護学校で授業を受けたり、実習をしたりしながらの国家試験勉強は、正直大変です。

初めて書店で国家試験対策の本を見たときには、かなりの厚さにただただビックリし、本当にこれを全て終わらせることができるのかと不安になりました。

試験範囲は基礎看護・成人・小児・母性・老年などの看護分野についてだけでなく、病理学や解剖生理学・薬理学など、医療に関する幅広い分野から出題されるため、国家試験直前に慌てて勉強しても、とても試験には間に合いません。

また、10年ほど前からは必修問題が出題されるようになったため、ここを落としてしまっては、いくら全体の点数が良くても合格できないという怖さがついてまわります。

勉強しているときや看護学校の同級生と国家試験について話しているときには、必修問題で点が取れるかどうかの不安が常に頭をよぎりました。

その不安を払拭するために、今は必修問題対策のための問題集や参考書が出ているため、まずはこれらの本の中から自分で取り組みやすいと感じた1冊を決め、その本を中心に勉強に取りかかりました。

必修問題のための本だからといって、簡単なわけではありません。表面的には基礎的で、簡単に感じられる内容であっても、実は看護を実践する上で核となる重要な部分が含まれています。
その分、奥が深い内容が含まれているため、しっかりと取り組んでいく必要があります。

また、必修問題で出題される内容は看護の基礎となり、また看護師として働いていく上でも必要となる知識が中心となるため、必修問題対策を行うことは、必修以外の問題の対策としてももちろん有効です。

特に、状況設定問題では、患者のバイタルサインや症状等が問題文に具体的に書かれており、これらの示す意味を読み取るためにも、必修問題対策で学んだ内容が活かされます。

必修問題対策がある程度進んでからは、それと並行して、書店で最初に衝撃を受けた分厚い過去問に取りかかりました。

量の多さにうんざりしそうに思えますが、必修問題対策を先に始めていたことで、意外に早く進めることができました。また、もしわからない問題が出てきても、過去問を解く1巡目のときには、過去問の解答に書かれている解説以外にはあえて手を出さず、どんどん先に進むようにしていました。

一つの疑問に固執してしまうと、それを調べるだけでかなりの時間を要してしまい、調べ終わった頃には過去問を先に進める気力が失われている可能性があるからです。

また、疑問点が出てきても、他の問題を解く中で、こういうことだったんだと分かることがあるからです。過去問は、市販の本に載っているだけでも膨大な量になるため、とりあえず先に進むことを考え、まずは一通り終わらせてしまうことがおすすめです。

そして、2巡目に入ってから分からない部分とじっくり向き合うことで、過去問に取り組む前より理解が深まっている状態でわからない問題に取り組んでいることになるため、頭の中を整理しやすくなります。

また、1回は過去問を終わらせているという安心感があるため、焦らずに問題に向かいやすくなるというメリットもあります。

看護師の国家試験には、選択問題しか出題されません。時間配分に気をつけていれば、解答用紙に空欄を作ることはないはずです。

本番の時間配分については、看護師国家試験用の模試や、時間を計って過去問を解くことで対策できます。

ただ、時間を計っていても、やはり一人だと緊張感の程度も変わってくるため、模試を上手に利用することがおすすめです。学校で一斉に模試を受ける機会があれば、それを活かすのもいいでしょう。

2014年合格:20代 女性

私は看護専門学校であったため、3年生の11月まで実習があり、実際に本格的に試験勉強を始めることができたのは12月からの3カ月間でした。

勉強方法としては、看護の1冊参考書を購入し、それをひたすら熟読していました。購入した本は、看護レビューブックという本で、試験勉強中は重点的に使いました。

何個も参考書があっても頭に入らないと聞いていたので、足りなそうなところはその参考書に自分でふせんをはったり書き込んだりしました。

大事なところは蛍光マーカーをひき、一通り読みました。また、国民衛生の動向という本も勉強しました。広範囲にわたるため、授業で習ったところを重点的に行い、それらを読み終えたら看護師の国家試験の過去問題集を全問解くようにしました。

最初は、分厚くて全部解くまでに何日かかるのだろうと心配でしたが、例年過去問題集から似たような問題が必ず出題されるということでしたので、まずは一通り解きました。

そして、解答と照らし合わせ、不正解であった箇所は、なぜ間違ったのかを解説を読み、その後レビューブックを見直します。レビューブックに記載がないところに関してはやはり自分でふせんを張り、書きこみました。

過去問題を一通り終えたら、また最初から過去問題集を一通り解き直しました。そうすると、前回は正解できていたところが間違っていたり、前回間違えていたところが正解していたりする箇所がでてきました。そのようなところは色分けをしてふせんをはるようにしました。

再度2回目を全問解きおえると、次はふせんを張っておいたところを重点的に解くようにしていきました。正解だったり間違っている問題は自分が理解できていなかったところだったので、そこをひたすら問題を解くことと、参考書を照らし合わせて問題を解くように心がけました。

時間がある限り過去の問題集を解いていくことで、出題の傾向がなんとなくわかっていきました。学校の先生にも合格するためには、過去の問題集を時間がある限りとにかくたくさん解いてくださいと、何度も言われていたので、皆それを守り勉強していました。

私は自宅で勉強していましたが、人によっては学校にきて一緒に友人と勉強したり、図書館に行って勉強したりとまちまちでした。私の場合は、友人と勉強すると話し込んでしまいそうだったので、なるべく1人で勉強していました。

ただ、たまに学校に顔をだして、友人と不安な気持ちを話したりすると、皆気持ちは一緒であることがわかり、励ましあうことができ心が楽になりました。試験までのモチベーションを維持できました。

そして試験当日、緊張と不安でいっぱいでしたが、過去の問題集を何度も解いたことも功を奏して、何問か同じ問題がやはり出題されていました。見たことのある問題をみて、先生の言うことは本当だったとその時思いました。

必修問題は1問でも間違うと不合格になってしまうため、慎重に解いていきました。時間いっぱい使って何度も見直しを行い、試験は終わりました。その結果、皆無事合格することができました。そして晴れて皆が看護師の資格を得ることができました。

今振り返って思うと、やはり参考書は1冊に絞り込むことと、看護師国家試験の過去問題集を時間が許す限り何度も解くこと、その中で理解できていないところは重点的に見直すことがとても大切だったと感じます。

そして自分が一番勉強しやすい環境で行うことが一番ですが、時には不安な気持ちを皆で共感しあい、励ましあうことも必要でした。その時間は決して無駄ではなく、有意義なものでした。看護師になるための勉強は大変でしたが、それを乗り越えられた時の喜びは計り知れません。

2010年合格:30代 女性

看護師の資格は一生涯役に立ちます。決して就職に困ることはありませんし、結婚して夫の都合で転勤しても迷うぐらい就職口があります。

しばらく専業主婦になり育児に専念していてもすぐに再就職できるので、無理して保育園に預けて現在の仕事に固執する必要もありません。

私自身も産休と同時に辞めて、4年ぐらい育児に専念してすぐに再就職しました。最近では正社員だけでなくパートの看護師の募集もあるし、訪問看護、デイサービス、ケアマネ、施設などと看護師が働く職場も多様化しているので、自分に合った職場を選べました。

子供が小さい時は開業医のパートにして大きくなるにつれて、病院の1日パート、開業医の正社員になり、子どもが就職し、私の体調が悪くなったので、今はデイサービスの看護師のパートで働いています。

週3から4日勤務で4から6時間なので趣味の講座に通ったりできて、体力的には楽です。看護師一人なので責任はありますが、今までの経験が役に立っていますし、専門職なので介護士たちから頼られ、やりがいがあります。定年は原則65歳ですが、いつまでも働いていいと言われているので、経済的にも精神的にも体力的にもいいので、できるかぎり働くつもりです。

試験勉強はとにかく数年間の過去の問題集を何度も解くことです。何度も解くことによって傾向と対策がわかります。必ずでるという問題もあります。たとえば、糖尿病の3大合併症、肝臓の5つの働き、消化液、ホルモンの種類と働きなど、重要なことは何度でも繰り返しおぼえましょう。

問題集は電話帳のように分厚いので、色つきのインデックスを買ってきれいにはっていくと、すぐに問題がひらけます。自分の苦手の分野は特に何度でも覚えましょう。

どうしても覚えられない場合は、ごろ合わせを自分で考えたりしていました。文章だけでは頭に残らない場合は、ノートに自分で絵を描いて色分けしていました。たとえば、胎児の循環と成人の循環では動脈を赤で塗り、静脈を青で塗るとか、交感神経は興奮するときに活発になるので脈拍上昇、血圧上昇などは赤で書き、副交感神経は穏やかになるので消化液の分泌胃腸の動きが活発は青で書くといったぐあいです。

蛍光ペンもいろんな色を使いました。色や絵は頭に入りやすいです。何度も自分のノートを見ていると、閉じても頭に絵や色とともに言葉が浮かんでくるようになります。肺動脈と肺静脈の問題もよくでます。

動脈は普通は酸素を多く含む、静脈は二酸化炭素を多く含むと覚えると間違えます。肺動脈は静脈、肺静脈は動脈が流れています。ここだけは違うのです。

覚え方は、心臓からでるのが動脈、心臓へ入るのが静脈と覚えるといいです。心臓から肺にいく血液は全身の静脈から集まってきている二酸化炭素を多く含む静脈です。

肺で二酸化炭素が酸素と交換されきれいな動脈になり心臓に送られ、全身の動脈から細胞に酸素がいきわたります。このように考えると、覚えやすいでしょう。

大学や専門学校では先生が合格率を上げるために、国家試験前に対策や指導、ポイントを教えてくれたり、模試をするところもあるようです。

模試も積極的に受けましょう。せっかく勉強した知識、せっかく入った学校なのだから頑張って合格しましょう。以前は国家試験が3月で合格発表が5月だったので、不合格でも就職取り消しにはならず、看護助手として採用してくれましたが、今は試験が2月、合格発表が3月なので、就職取り消しになります。以前は半年に1度あった国家試験も今は年1回なので、何もしないで1年を過ごすのは苦痛でしょう。

看護師の知識は仕事先だけでなく普段の生活でも役に立ちます。私は具合の悪い母の脈をみて心臓病を発見しました。知り合いの人にも専門的な知識を教えてあげると喜ばれます。

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