国家資格

建築施工管理技士(2級)

建築施工管理技士とは、建設工事の施工技術の高度化、専門化、多様化が進展してきいる現在において、建設工事の円滑な施工と工事完成品の質的水準の確保を担う者です。

1級建築施工管理技士、2級建築施工管理技士に分かれ、1級は大規模工事(超高層建築、大規模都市施設等)を扱い、2級は中小規模工事を扱います。

試験日

試験日①受験受付:2019年2月1日(金) ~ 2月15日(金)
【学科試験のみ】2019年6月9日(日)
試験日②受験受付:2019年6月21日(金) ~ 7月19日(金)
【学科試験・実地試験】2019年11月10日(日)
試験日③受験受付:2019年1月10日(木) ~ 7月19日(金)
【実地試験のみ】2019年11月10日(日)

受験者と合格率の推移

【学科試験】
実施年受験者数合格率
2017年30,262人38.7%
2016年31,466人51.9%
2015年27,592人48.5%

試験対策

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試験概要

試験地

札幌、青森、仙台、東京、新潟、金沢、名古屋、大阪、広島、高松、福岡、鹿児島、沖縄

受験資格

■学科・実地試験を受験する場合
学歴または技能検定合格に応じて所定の実務経験が必要となります。
【最終学歴】受験資格一覧表
【技能検定合格者」受験資格一覧表

■学科試験のみ受験する場合
試験実施年度において満17歳以上となる者。

■実地試験のみ受験する場合(学科試験免除となる場合)

  1. 1級建築士試験の合格者、かつ「学科・実地試験を受験する場合」の受験資格を有する者。
  2. 学科試験の合格者で有効期間内(合格後 11年以内)の者、かつ「学科・実地試験を受験する場合」の受験資格を有する者。
受験料

学科・実地試験: 9,400円
実地試験のみ: 4,700円
学科試験のみ: 4,700円

申込者数
合格率

■実地試験

受験者数合格者数合格率
2017年26,5067,66528.9%
2016年26,81610,4338.9%
2015年23,9137,82232.7%
試験内容

■学科試験(複肢択一式): 40問 10:15~12:45(2時間30分)
「建築」「躯体」「仕上げ」の受験種別から一つを選択します。

  • 建築
    1. 建築学等: 建築一式工事の施工に必要な建築学、土木工学、電気工学および機械工学に関する概略の知識を有すること。設計図書を正確に読みとるための知識を有すること。
    2. 施工管理法: 建築一式工事の施工計画の作成方法および工程管理、品質管理、安全管理等工事の施工の管理方法に関する概略の知識を有すること。
    3. 法規: 建設工事の施工に必要な法令に関する概略の知識を有すること。
  • 躯体
    1. 建築学等: 建築一式工事の施工に必要な建築学、土木工学、電気工学および機械工学に関する概略の知識を有すること。設計図書を正確に読みとるための知識を有すること。
    2. 躯体施工管理法: 建築一式工事のうち基礎および躯体に係る工事の施工計画の作成方法および工程管理、品質管理、安全管理等工事の施工の管理方法に関する一般的な知識を有すること。
    3. 法規: 建設工事の施工に必要な法令に関する概略の知識を有すること。
  • 仕上げ
    1. 建築学等: 建築一式工事の施工に必要な建築学、土木工学、電気工学および機械工学に関する概略の知識を有すること。設計図書を正確に読みとるための知識を有すること。
    2. 仕上施工管理法: 建築一式工事のうち仕上げに係る工事の施工計画の作成方法および工程管理、品質管理、安全管理等工事の施工の管理方法に関する一般的な知識を有すること。
    3. 法規: 建設工事の施工に必要な法令に関する概略の知識を有すること。

■実地試験(記述式): 5問 14:15~16:15(2時間)

  1. 建築: 施工管理法 - 建築材料の強度等を正確に把握し、および工事の目的物に所要の強度、外観等を得るために必要な措置を適切に行うことができる一応の応用能力を有すること。設計図書に基づいて、工事現場における施工計画を適切に作成し、および施工図を適正に作成することができる一応の応用能力を有すること。
  2. 躯体: 躯体施工管理法 - 基礎および躯体に係る建築材料の強度等を正確に把握し、および工事の目的物に所要の強度等を得るために必要な措置を適切に行うことができる高度の応用能力を有すること。設計図書に基づいて、建築一式工事のうち基礎及び躯体に係る工事の工事現場における施工計画を適切に作成し、および施工図を適正に作成することができる高度の応用能力を有すること。
  3. 仕上げ: 仕上施工管理法 - 仕上げに係る建築材料の強度等を正確に把握し、および工事の目的物に所要の強度、外観等を得るために必要な措置を適切に行うことができる高度の応用能力を有すること。設計図書に基づいて、建築一式工事のうち仕上げに係る工事の工事現場における施工計画を適切に作成し、および施工図を適正に作成することができる高度の応用能力を有すること。
合格基準

■学科試験
40問中24問以上正解(2015年)

■実地試験
得点が58%以上(2015年)

免除科目
  • 「学科試験」に合格した者は、合格後11年以内で連続する2回までに限り、「学科試験」が免除されます。
  • 1級建築士試験の合格者は「学科試験」が免除されます。

※ただし実地試験の受験には「学科・実地試験受験」の受験資格(学歴)「学科・実地試験受験」の受験資格(技能検定合格)のいずれかを有する必要があります。

主催団体

一般財団法人 建設業振興基金 試験研修本部
〒105-0001 東京都港区虎ノ門4-2-12 虎ノ門4丁目MTビル2号館6階
TEL 03-5473-1581

http://www.fcip-shiken.jp/ken2/index.html

試験対策

資格スクール

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合格者からのアドバイス

2014年合格:30代 男性

私は設計監理者の立場から、工事現場の知識を体系的に広く得られる、建築施工管理技士の資格を得ようと思いました。幸い、建築系の大学を卒業し、現場での監理に関する実務経験を積んでいたので、受験の資格は得ていました。

試験が行われるのは11月だったので、その年の1月から勉強を始めました。すでに、二級建築士の資格は得ていたので、その延長線上に建築施工管理技士の試験を位置づけ、準備を始めました。

建築施工管理技士の試験は建築士試験と比べると、出版されている参考書類が少ないため、公表されている過去に行われた試験の問題を研究することから始めました。

試験は学科試験と実地試験に分かれていますが、基本的には建築全般と施工に関する知識の有無を問う試験と判断しました。実地試験は実務の内容に即したものですが、本格的な施工計画を立てるというよりは、一分野の知識を問う問題がほとんどなので、受験勉強の中心は知識を得ることを中心に行いました。

学科試験の対策は、主に建築士試験で勉強した内容の復習を中心に、過去に出題された問題を解くことからはじめました。施工に関すること以外の分野は、すでに一度は勉強したことのある分野ですが、構造のモーメント図が出題されているのには驚きました。

モーメント図は建築士の受験勉強以外では使うこともなく、過去に出題された問題を解いても、簡単には解けませんでした。モーメント図や断面算定は、出題されそうな問題を想定し、建築士試験で使った問題集を復習しました。

建築士の試験では、法令集の持込ができましたが、建築施工管理技士の試験ではできないために、出題されそうな範囲の法規は、内容を暗記することに努めました。

計画の分野に関しては、あまりに範囲が広すぎて、全ての範囲を勉強する訳にはいかず、過去に出題された問題を解くに留めました。資格試験では点数配分の少ない分野の勉強は、思い切って省略するのも合格するためのテクニックです。

建築施工管理技士の試験では、建築士の試験でほとんど出題されることのない建設業法と労働安全衛生法から、まとまった数の問題が出題されます。

建設業法と労働安全衛生法は、共に勉強しなければならない範囲が狭く、しかも、高い割合の点数配分があるので、全問正解を目指して徹底的に勉強しました。施工に関することは設計監理者にとっては苦手な部分です。

現場に張り付いている人たちと違い、現場での経験時間が圧倒的に足りません。建築施工管理技士の受験勉強では、全学習時間の約半分を施工の分野に費やしました。

施工の分野の問題は当日に一部の問題が選択できるため、不得意な分野は捨てることもできますが、元々、施工の分野は全てが不得意なので、勉強は全ての範囲を満遍なく行いました。

学科試験に対して、実地試験は掴み所のないものでした。特定の施工分野から出題され、記述式の問題がほとんどです。出題された分野の知識がまったくなかったら、答えようがありません。

受験対策では施工に対する広い知識を、落ちなく勉強することを心掛けました。特に、社会的に問題となることの多い廃材処分の分野や、周辺住民に関心の高い騒音問題に関する施工上の対策に関しては、専門の書籍等を求めて勉強しました。

記述式問題では、知っている知識を端的な文章に起こす文章力が求められます。過去に出題された問題を題材に、自分なりの文章で回答を書く練習を何度も行いました。分からない分野に関してはインターネットで調べたり、現場の担当者に教えてもらい、まったく知らない分野のないように心掛けました。

仕事から帰ってから、夜の12時頃まで勉強する生活を一年近く続けた結果、建築施工管理技士の学科と実地の試験に一度で合格し、晴れて資格を取得できました。

建築の分野は範囲が広く勉強が大変ですが、全て関連しています。あきらめない学習が合格へ繋がります。

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