国家資格

国会議員政策担当秘書

国会議員政策担当秘書とは、国会議員が国費で採用できる3人の公設秘書のうちの一人であり、一般的には単に政策秘書と呼ばれます。

衆議院ならびに参議院の主催する国会議員政策担当秘書の資格試験に合格するか、選考採用審査認定を受けた者だけが就任することができます。

試験日

試験日①受験受付:2018年5月7日(月) ~ 5月15日(火)
【筆記試験】2018年6月24日(日)
【口述式試験】2018年8月29日(水)

受験者と合格率の推移

【国会議員政策担当秘書資格】
実施年受験者数合格率
2017年176人8.5%
2016年189人10.6%
2015年183人9.3%
2014年194人9.3%
2013年236人8.1%

試験概要

試験地

東京

受験資格

最終合格発表時点で65歳未満で、かつ次のいずれかに該当する者。

  1. 大学を卒業した者、および翌年3月までに大学卒業見込みの者
  2. 政策担当秘書資格試験委員会が、上記に掲げる者と同等以上の学力があると認めるもの

※次のいずれかに該当する者は、国会議員の政策担当秘書資格試験等実施規程第7条の規定により、受験することができません。

  • 日本国籍を有しない者
  • 成年被後見人または被保佐人(準禁治産者を含む)
  • 禁錮以上の刑に処せられ、その執行を終わらない者または執行を受けることがなくなるまでの者
  • 公務員として懲戒免職の処分に処せられ、当該処分の日から2年を経過しない者
受験料

受験料は無料です。

試験内容

【1次試験】

  • 午前(10:00~12:00):多枝選択式(教養問題)40題
    国会議員の政策担当秘書に相応した高度で幅広い内容を有する多枝選択式試験
  • 午後(13:00~16:00):論文式(総合問題) 3題中1題必須、残り2題中1題を選択
    国会議員の政策担当秘書として必要な高度な企画力・分析力・構成力等を見る総合的な論文式試験

【2次試験】
口述式試験

合格基準

[前提]
(1) 複数の試験の成績を足し合わせる場合、各試験の平均点の違い、点数の散らばりの違いにより、粗点を単純に足し合わせると不都合が生じます。そのため、粗点の欠点を補うため標準偏差を用いた計算方法で標準点を算出しています。

(2) 多枝選択式の粗点を標準点化した結果に基づき、資格試験委員会が相当と認めた成績(標準点概ね100点中60~64点)を得た者のみ論文式の採点対象とします。

[第1次試験合格者の決定]

  1. 論文式試験の粗点(評定者による採点結果)を標準点化します。
  2. 多枝選択式および論文式の得点の比重が2:3となるよう調整します。
  3. 多枝選択式は、標準点に0.4を乗じた数値を得点とします(ほぼ40点満点に相当)。
  4. 論文式は、必須課題の標準点と選択課題の標準点の和に0.3を乗じた数値を得点とします(ほぼ60点満点に相当)。
  5. 論文式の得点が平均点である30.0点(理論値)以下の者は不合格となります。
  6. 多枝選択式および論文式の得点の合計が、論文式採点対象者の多枝選択式最低得点と36点(論文式得点の満点を60点相当としたときの6割)との合計点数以上となった者を第1次試験合格者とします。

[最終合格者の決定]
口述式試験において、A・B(A~C中)評定の者について全ての成績を総合して得られた結果により決定されます。

※なお、これらの算定内容は試験の実施結果により見直されることがあります。

主催団体

参議院事務局庶務部議員課
〒100-0014 東京都千代田区永田町1-7-1
TEL 03-5521-7485

http://www.sangiin.go.jp/japanese/annai/hisho/index.html

衆議院事務局庶務部議員課
〒100-0014 東京都千代田区永田町1-7-1
TEL 03-3581-5165

http://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_annai.nsf/html/statics/osirase/hisho.htm

合格者からのアドバイス

2013年合格:30代 男性

この資格試験は趣味の領域で取得出来る資格ではなく、大学卒業(短大は不可)や国籍など複数に及ぶ受験資格が必要であるという事を念頭に受験検討中の方へ参考になれば幸いです。
私は大学生の頃ある政党の選挙の為の各種雑用アルバイトとして採用され、政治に興味を持ちました。
教育学部を専攻しており小学校の教諭になる事を目標に日々勉強していました。しかし選挙をきっかけに、将来の子供達が住み良い街作りに携わるという視点で考えれば、決して私の目標や理念はぶれていないと思い、どうしたら政治に係る事が出来る人材になれるか、を考えるようになりました。
その中でお世話になった政党の先生から、直接就職に結びつく代物ではないけれど、貴方がどの程度政治に精通した能力を有しているか、一言で伝える事が出来る資格があるよ、と国会議員政策担当秘書試験の存在を教えてもらいました。
生半可な気持ちでチャレンジすると挫折します。最初に躓いたのは専門書がないという事です。どんな資格試験にしても、書店に専用の参考書なり合格マニュアルなどのハウツー本が何冊も販売していますよね、しかし事この試験においては専用の参考書が存在しないのです。
合格した大学の先輩に相談した所、同じカテゴリーである公務員試験の参考書や過去問題を解く事が合格に近づく方法だと教えられ、実際にこの方法で一般教養や社会学科などはクリア出来たと思います。
政治の歴史を知っておく必要はありませんが、各政党の背景や政治政策にまつわる自分の考え、意思及び理念をまとめておく必要があります。他の試験と大きく異なる点は受け身の試験ではないという事です。
自分はどのような考え方を持っており、出題される課題についてどう対処するか、自分ならどのような処理を行うか否かを、当然マークシートなどではなく、論文としてまとめる能力も重要です。こうして見ると、文系の能力を有する人の方が若干有利だと言えます。しかし国会政策には数字をまとめる、例えば国の防衛費や景気回復などを全て数字で解釈するのが一般的なので、数字に弱いとこれまた合格は難しいでしょう。つまり一定の条件や数字の羅列から、自分なりに意見をまとめ、一覧で見て内容が理解出来る数式による解釈も行う必要があります。
私は勧められた勉強方法は片っ端から実践し、全て納得の行くまで追求してクリアしました。中でも最も参考になったのが経済新聞を熟読する事です。最初は1ページ解釈するのも時間が掛かりましたが、慣れると数字や文章から今の日本経済が何となく読み取れるまでに成長します。
これは論文でも役に立つので、是非実践してみると良いでしょう。
私は帰国子女なので英語に関しては全く勉強しなくても合格しましたが、英語が苦手な方は克服しておく必要があります。と言っても、簡単な英文を読む事が出来るか否か程度なので、英語の勉強に費やす時間は限りなく最小限で良いと思います。
知識がゼロでない限り(高校及び大学で学ぶ英語を身に付けていれば)問題ありません。ちなみに英文で論文を書く、などという試験はありません。ご安心ください。
1つの物事に対して如何に冷静に多角的に分析し見る事が出来るか、こうした人間力や能力を試される試験だと思ってください。
政治学や政治に詳しい友人がいる人は1つでも多くの話を聞く事が勉強になります。
物事を1点だけに集中して解釈するのではなく、1つの物事に対して10から20程度の解釈を見出す、そんな勉強も役立ちます。これをすれば合格間違いなし、という試験ではないので簡単ではありませんが、人間力を高められるこの試験はチャレンジするに値する価値が十分あると断言出来ます。
くれぐれも新聞を毎日熟読する事だけは忘れないでください。

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受付期間

5月中旬

試験日

6月下旬

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