国家資格

必置資格

危険物取扱者

危険物取扱者とは、一定数量以上の危険物を貯蔵し、または取り扱う化学工場、ガソリンスタンド、石油貯蔵タンク、タンクローリー等の施設において危険物を取り扱うために必要な資格です。

資格区分は甲、乙、丙の3種類に分かれ、甲種危険物取扱者は全類の危険物、乙種危険物取扱者には6種類の免状があり指定の類の危険物について、取り扱いと定期点検、保安の監督ができます。丙種危険物取扱者は、特定の危険物に限り、取り扱いと定期点検ができます。

取扱いのできる危険物は以下の通りです。

  • 甲種: 全種類の危険物
  • 乙種
    • 第1類: 塩素酸塩類、過塩素酸塩類、無機過酸化物、亜塩素酸塩類、臭素酸塩類、硝酸塩類、よう素酸塩類、過マンガン酸塩類、重クロム酸塩類などの酸化性固体
    • 第2類: 硫化りん、赤りん、硫黄、鉄粉、金属粉、マグネシウム、引火性固体などの可燃性固体
    • 第3類: カリウム、ナトリウム、アルキルアルミニウム、アルキルリチウム、黄りんなどの自然発火性物質及び禁水性物質
    • 第4類: ガソリン、アルコール類、灯油、軽油、重油、動植物油類などの引火性液体
    • 第5類: 有機過酸化物、硝酸エステル類、ニトロ化合物、アゾ化合物、ヒドロキシルアミンなどの自己反応性物質
    • 第6類: 過塩素酸、過酸化水素、硝酸、ハロゲン間化合物などの酸化性液体
  • 丙種: ガソリン、灯油、軽油、重油など

試験日

試験日①受験受付:都道府県ごと
都道府県ごと

受験者と合格率の推移

【甲種危険物取扱者試験】
実施年受験者数合格率
2017年16,824人37.6%
2016年17,212人33.8%
2015年22,905人32.2%
2014年24,022人32.8%
2013年25,935人32.5%

試験対策

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試験概要

試験地

各都道府県

受験資格

■甲種

  1. 大学、短期大学、高等専門学校、専修学校、高等学校の専攻科、中等教育学校の専攻科、防衛大学校、職業能力開発総合大学校、職業能力開発大学校、職業能力開発短期大学校、外国に所在する大学等、大学、短期大学、高等専門学校(高等専門学校にあっては専門科目に限る)、大学院、専修学校において化学に関する学科等を修めて卒業した者、または化学に関する授業科目を15単位以上修得した者。
  2. 乙種危険物取扱者免状の交付を受けた後、危険物製造所等における危険物取扱いの実務経験が2年以上の者。
  3. 次の4種類(以上)の乙種危険物取扱者免状の交付を受けている者。
    1. 第1類または第6類
    2. 第2類または第4類
    3. 第3類
    4. 第5類
  4. 修士、博士の学位を授与された者で、化学に関する事項を専攻した者。(外国の同学位も含む)

■乙種、丙種
年齢、学歴等に制限はなく誰でも受講できます。

受験料

・甲種: 5,000円
・乙種: 3,400円
・丙種: 2,700円

申込者数
合格率

■乙種1類

受験者数合格者数合格率
2017年9,8446,66767.7%
2016年9,7216,21964.0%
2015年13,4568,96266.6%
2014年14,6909,88967.3%
2013年16,72111,36268.0%

■乙種2類

受験者数合格者数合格率
2017年9,1666,45470.4%
2016年9,5886,36266.4%
2015年13,1058,59265.6%
2014年14,1619,53567.3%
2013年15,75610,53966.9%

■乙種3類

受験者数合格者数合格率
2017年10,2907,06768.7%
2016年10,4607,10067.9%
2015年14,3979,72867.6%
2014年15,63110,55467.5%
2013年17,59211,79367.0%

■乙種4類

受験者数合格者数合格率
2017年196,04567,49034.4%
2016年202,92557,81728.5%
2015年271,23479,71829.4%
2014年275,41580,34729.2%
2013年283,19390,06131.8%

■乙種5類

受験者数合格者数合格率
2017年10,5657,31762.9%
2016年10,5256,94866.0%
2015年14,1229,59367.9%
2014年16,00710,98768.6%
2013年18,12312,40068.4%

■乙種6類

受験者数合格者数合格率
2017年11,6277,31762.9%
2016年11,4577,25863.3%
2015年16,08510,52165.4%
2014年17,78411,62065.3%
2013年20,38313,24765.0%

■丙種

受験者数合格者数合格率
2017年25,82913,21351.2%
2016年26,65613,11249.2%
2015年35,79217,61649.2%
2014年37,29618,09348.5%
2013年38,77219,33449.9%
試験内容

■甲種
五肢択一式(2時間30分)

  • 危険物に関する法令 - 15問
  • 物理学及び化学 - 10問
  • 危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法 - 20問

■乙種
五肢択一式(2時間)

  • 危険物に関する法令 - 15問
  • 基礎的な物理学及び基礎的な化学 - 10問
  • 危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法 - 10問

■丙種
四肢択一式(1時間15分)

  • 危険物に関する法令 - 10問
  • 燃焼及び消火に関する基礎知識 - 5問
  • 危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法 - 10問
合格基準

試験科目ごとの成績が、それぞれ60%以上の得点で合格となります。

免除科目

■乙種危険物取扱者

  1. 『乙種危険物取扱者』資格を有する者: 1~6類の「危険物に関する法令」「基礎的な物理学及び基礎的な化学」科目の全てが免除されます。
  2. 『火薬類取扱保安責任者』資格を有する者: 1類、5類の「危険物に関する法令」科目が全て、「基礎的な物理学及び基礎的な化学」「危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法」科目の一部が免除されます。
  3. 『乙種危険物取扱者』と『火薬類取扱保安責任者』の両資格を有する者: 「危険物に関する法令」「基礎的な物理学及び基礎的な化学」科目の全て、「危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法」科目の一部が免除されます。

■丙種危険物取扱者
5年以上消防団員として勤務し、かつ、消防学校の教育訓練のうち基礎教育または専科教育の警防科を修了した者は、「燃焼及び消火に関する基礎知識」科目の全てが免除されます。

主催団体

一般財団法人消防試験研究センター各道府県支部
または各地の消防署

東京都: 一般財団法人消防試験研究センター中央試験センター
〒151-0072 東京都渋谷区幡ヶ谷1-13-20
TEL 03-3460-7798

https://www.shoubo-shiken.or.jp/kikenbutsu/guide.html

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合格者からのアドバイス

2016年合格:30代 男性

危険物取扱者の免許は甲・乙(1~6類)・丙の3種類あり、適用範囲が最も広いのが甲で、乙と丙は取り扱える範囲が限定されます。甲のみ受験資格が定められていて、大学において一定以上物理か化学に関する科目の単位を取得するか、複数の乙種免許を取得していることが必要です。私の場合は物理と化学工学を学んでおり、成績証明書を使用して甲種を受験しました。私の勉強法は、全国危険物安全協会が行う危険物取扱者試験準備講習会を受講しました。講習会の申込用紙や試験の受験申込書類は近くの消防署に行って貰ってきました。準備講習会では甲種危険物取扱者試験の合格率は3割程度であり、準備講習会に参加した人の合格率は約8割であると説明されていました。危険物取扱者の試験に合格するためには準備講習会を受講して勉強するのが早道だと思います。講習会ではテキストと問題集、法令をまとめた30ページ程度の薄い冊子が配布されました。この法令をまとめた冊子のおかげで厚いテキストを読まなくても合格点を取れたように感じます。甲種危険物取扱者の試験科目は「危険物に関する法令」の他に「物理学及び化学」「危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法」があり、各科目6割以上の得点が必要です。「物理学及び化学」は大学入試センター試験の物理と化学に大学課程の内容が少し加えられた程度ですが、「危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法」はそれぞれの危険物についての性質と消化方法に関する内容です。講習会が終了してから試験まで約2ヶ月半ほどあり、この間に講習会で渡された問題集を解くようにしました。私の勉強法は習うよりも慣れろで、習うのは準備講習会の時だけで、あとは試験まで問題集を解き続けていました。毎日、それぞれの科目の中から本番と同じ数の問題を解いてから答え合わせをしていました。問題集を一巡したら再び最初に戻るという方法で演習を行い、満点が取れるまで続けました。毎日の勉強時間は試験本番と同じ数だけの問題を解くのに2~3時間程度を要していましたが、試験前になると問題を解くペースが上がり、解答するのに必要な時間が1~2時間程度になりました。準備講習会では、危険物取扱者試験の試験問題は公開されていないので問題集の練習問題は講習会を主催する協会のスタッフが実際に受験して記憶している問題を書き出して作成したものであると説明されました。試験当日、周りの席を見まわした感じでは私と同じ甲種を受験する人は学生が多かったように思えます。化学系の大学生や大学院生の受験者が多く、既に乙種の免許を取得していたり大学で物理や化学を学んだ人が受験して合格率が約3割なので試験問題の難易度が高いと感じました。試験前や休憩時間中に参考書を見ている人がほとんどでしたが、私が受講した準備講習会のテキストを見ている人は2~3割程度で、一般の書店で販売されている参考書を見ている人が大半でした。試験では講習会で使用した問題集と似たような問題が出題されましたが、全く同じ問題はありませんでした。試験問題の難易度は思っていたよりも高かったように感じました。危険物取扱者試験の合格通知は圧着ハガキで送付され、合否の結果と共に試験結果も記載されていました。私の場合は法令と物理・化学で各1問ずつ間違えており、「危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法」では8割の得点率だったように記憶しています。インターネットでも合格者の受験番号が公開されましたが、合格者数は合格者受験番号一覧で末尾の数字に対して3割程度でした。免許を取得した後に書店で販売されている参考書を見ましたが、練習問題の難易度が本番の試験問題と比較して易しいと感じました。

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