国家資格

海上保安大学校学生

海上保安大学校学生とは、将来の海上保安庁の幹部となる職員として必要な学術および技能の修得と、心身の錬成を行う海上保安大学において、専門知識や技術に関する教育を受ける者です。

法律、海上保安行政に関する授業や逮捕術等の訓練を行い、2学年後期には、巡視船艇勤務時に担当する船務にかかる専攻分野、第一群(航海)、第ニ群(機関)、第三群(情報通信)のいずれかを専攻することになります。

海上保安大学校の本科(4年間)を卒業すると、専攻科(6か月)および研修科国際業務課程(3か月)を経たのち、巡視船等に初級幹部として乗組み、海難救助、海上犯罪の取締りなどの業務に従事します。

試験日

試験日①受験受付:2018年8月23日(木) ~ 9月3日(月)
【筆記試験】2018年10月27日(土) ~ 10月28日(日)
【人物試験(個別面接)、身体検査、身体測定、体力検査】2018年12月14日(金)

応募者と合格率の推移

【海上保安大学校学生】
実施年応募者数合格率
2017年583人13.9%
2016年571人14.7%
2015年642人12.8%
2014年688人10.2%
2013年722人9.6%

試験概要

試験地

■1次試験:札幌市、函館市、小樽市、旭川市、釧路市、青森市、盛岡市、塩釜市、秋田市、水戸市、東京都、横浜市、新潟市、松本市、静岡市、名古屋市、金沢市、京都市、舞鶴市、大阪市、神戸市、和歌山市、米子市、広島市、高松市、松山市、高知市、福岡市、北九州市、長崎市、佐世保市、対馬市、熊本市、大分市、宮崎市、鹿児島市、奄美市、那覇市、石垣市
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■2次試験:小樽市、塩釜市、横浜市、新潟市、名古屋市、舞鶴市、神戸市、広島市、高松市、北九州市、鹿児島市、那覇市

受験資格
  1. 試験実施年の4月1日時点において、高等学校または中等教育学校を卒業した日の翌日から起算して2年を経過していない者、および翌3月までに高等学校または中等教育学校を卒業する見込みの者
  2. 高等専門学校の第3学年の課程を修了した者で、試験実施年の4月1日時点において、当該課程を修了した日の翌日 から起算して2年を経過していない者など、人事院が上記に掲げる者と同等の資格があると認める者

※次のいずれかに該当する者は、この試験を受けることができません。

  1. 日本の国籍を有しない者
  2. 国家公務員法第38条の規定により国家公務員となることができない者
    • 成年被後見人、被保佐人(準禁治産者を含む)
    • 禁錮以上の刑に処せられ、その執行を終わるまでの者またはその刑の執行猶予の期間中の者、その他その執行を受けることがなくなるまでの者
    • 一般職の国家公務員として懲戒免職の処分を受け、その処分の日から2年を経過しない者
    • 日本国憲法またはその下に成立した政府を暴力で破壊することを主張する政党その他の団体を結成し、またはこれに加入した者
受験料

受験料は無料です。

試験内容

【1次試験】

  • 基礎能力試験(多肢選択式): 40題 1時間30分
    公務員として必要な基礎的な能力(知能および知識)についての筆記試験
  • 学科試験(多肢選択式): 39題 3時間 - 数学、英語、物理または化学についての筆記試験
  • 学科試験(記述式)
    • 数学についての筆記試験: 1時間20分
    • 語についての筆記試験: 1時間20分
    • 物理又は化学についての筆記試験: 1時間20分
  • 作文試験: 50分 - 文章による表現力、課題に対する理解力などについての筆記試験

【2次試験】

  • 人物試験: 人柄、対人的能力などについての個別面接
  • 身体検査: 主として胸部疾患(胸部エックス線撮影を含む)、血圧、尿、その他一般内科系検査
  • 身体測定: 身長、体重、視力、色覚、聴力についての測定
  • 体力検査: 上体起こし、反復横跳び、鉄棒両手ぶら下がりによる身体の筋持久力等についての検査

※次のいずれかに該当する者は不合格となります。

  • 身長が男子157cm、女子150cmに満たない者
  • 体重が男子48kg、女子41kgに満たない者
  • 視力(裸眼または矯正)がどちらか一眼でも0.6に満たない者
  • 色覚に異常のある者(職務遂行に支障のない程度の者は差し支えない)
  • どちらか片耳でも2,000、1,000、500各ヘルツでの検査結果をもとに算出した聴力レベルデシベルが、40デシベル以上の音の失聴のある者
  • 四肢の運動機能に異常のある者
合格基準

[前提]
(1) 筆記試験の得点は各試験種目の素点をそのまま用いるのではなく、標準偏差を利用した「標準点」を用います。

(2) 人物試験においては、各受験者についてA~Eの5段階で評価し、この評価結果が正規分布するものとみなして、各段階の標準点を算出します。

(3) 作文試験、身体検査、身体測定および体力検査については、得点を算出せず合否の判定のみを行います。

※最低限必要な下限の得点に達しない試験種目が一つでも存在する者については、他の試験種目の成績にかかわらず不合格となります。この下限の得点は、筆記試験(多肢選択式)の各種目は満点の30%、人物試験はC評価とし、記述式試験は個別に定められます。

[第1次試験の合格者の決定]
基礎能力試験および学科試験(多肢選択式)および学科試験(記述式)の各得点がいずれも下限の得点以上の場合、各試験の標準点を合計した得点に基づいて、第1次試験の合格者を決定します。

[最終合格者の決定]
第1次試験合格者のうち、作文試験、身体検査、身体測定および体力検査に合格し、かつ人物試験においてA~Cの評価である者について、全ての試験種目の標準点を合計した得点に基づいて最終合格者を決定します。

主催団体

海上保安庁 総務部教育訓練管理官付学校教育係
〒100-8976 東京都千代田区霞が関 2-1-3
TEL 03-3580-0936

https://www.kaiho.mlit.go.jp/ope/saiyou/bosyu.html

海上保安大学校 総務課
〒737-8512 広島県呉市若葉町5-1
TEL 0823-21-4961

http://www.jinji.go.jp/saiyo/siken/sennmonnsyoku_kousotsu/kaidai/kaidai.html

合格者からのアドバイス

2014年合格:30代 男性

海上保安大学校採用試験に合格する為の勉強のコツ、おすすめの勉強法を自分の体験と共にまとめてみます。

まずは、自分が海上保安官として働きたいと思ったのは高校2年の頃だと思います。その時点で、どのようにしたら海上保安庁に入れるのかを調べ始めました。
採用試験には、筆記試験のほかに作文・体力試験・面接・体力診断テストなどがあります。

一般的に健康で身長にも問題ない自分は受験資格条件を満たしていました。体力にも自信があったので、問題はありません。

あとは、筆記試験と作文の対策をしなくてはいけませんでした。周りの友人が希望の大学を探している時には、自分は海上保安大学校の採用試験について調べている段階でした。
その後、3年に入る頃から採用試験の為の勉強を始めたと思います。

まずは、海上保安大学校に関する資料・採用試験対策のテキスト・問題集を集めました。

自分は、バスケ部で3年でも大会に向けて毎日練習してましたから学校・部活・試験勉強をうまく平行させる必要がありました。自分の場合は、授業後すぐに部活に行きハードな練習後はへとへとで帰宅後すぐに眠たくなってしまういます。
なので、試験勉強に向けてできる事は朝にもってきたのです。

毎朝4時半に目覚ましをかけ、机に向かいます。通常なら6時半に起床していましたので使える時間はたった2時間と限られています。この限られた時間で何ができるのか、計画表を作りどの分野を1週間で終えなくてはいけないのか目安を作ったのも自分にとってはやりやすかったです。

毎週の目標を立てる事で進ペースもわかってきますし、その計画表に印がついていくと勉強が進んでいる・学んでいる事に自信がつきます。
大いに役に立ったのは、問題集です。一般的な知識、また数学・英語ですからある程度高校で勉強していると解けるような問題もあります。これらを繰り返して行う事で問題にも慣れてきますし、高校での勉強の復習にもなります。

海上保安大学校の採用試験の合格率は極めて低く8~9割しか合格しません。将来幹部として働くためには、豊富な知識・学力が必要ですので当たり前かもしれませんが、ここは勉強あるのみです。
ちなみに、幹部にはなれませんが海上保安学校の試験も併用して受験する事ができますので、将来の幹部を諦めどうしてもその年に入学したいと思う方は海上保安学校も併用して受験してみると合格する確率は上がると思います。

では、さらに問題集に取り掛かる時にできるおすすめの勉強法です。問題集に回答時間目安が記入してあればそれをまたなければ自分で時間を指定して、解く問題のページ数を決めます。あまり多すぎると集中できないので40~50分がいいでしょう。
時間をはかり、本番のように問題を解いていきます。問題を解く際、自信がない問題・またはカンで解いた場合はその問題に印をつけ後の採点時にわかるようにしておいてください。

採点時にも注意する必要があります。印がついておらず正解している問題は、自分が理解しているということが分かります。不正解のものはもちろん、回答時につけた印がある問題で正解の箇所も自分が十分に理解しないままたまたま正解した場所になりますので復習の必要があります。

1度問題集をすべて解き終えた後は、自分が理解していない問題・不正解のものだけに集中して再度問題を解いていきます。これを行う事で自分の苦手分野をだいぶ克服することができるのでお勧めです。

勉強は、だらだら長い時間行うのではなく短時間集中して行う方が効率的だと思います。実際に、自分の場合はバスケはいい気分転換でしたので試験1ヵ月前まで毎日続けていました。
自分が、集中して勉強できる時間・気分転換の方法も考慮して試験勉強に励んでください。

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受付期間

8月下旬~9月上旬

試験日

10月下旬

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