国家資格

業務独占資格

行政書士

行政書士とは、官公署に提出する許認可等の申請書類の作成、ならびに提出手続代理、遺言書等の権利義務、事実証明および契約書の作成、行政不服申立て手続代理等を行う者です。

行政書士が官公署に提出する書類等を正確・迅速に作ることにより、国民においてその生活上の諸権利・諸利益が守られ、また行政においても提出された書類が正確・明瞭に記載されていることにより、効率的な処理が確保されるという公共的利益があることから、行政書士制度の必要性は極めて高いと言われています。

業務内容は、依頼された通りの書類作成を行う代書的業務から、複雑多様なコンサルティングを含む許認可手続の業務へと移行してきており、行政手続の専門家として大きく期待されています。

試験日

試験日①受験受付:2018年7月30日(月) ~ 8月31日(金)
【筆記試験】2018年11月11日(日)

受験者と合格率の推移

【行政書士試験】
実施年受験者数合格率
2017年40,449人15.7%
2016年41,053人9.9%
2015年44,366人13.1%
2014年48,869人8.3%
2013年55,436人10.1%

試験対策

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試験概要

試験地

全国47都道府県

受験資格

年齢、学歴等に制限はなく誰でも受験できます。

受験料

7,000円

試験内容

■行政書士の業務に関し必要な法令等
(各年4月1日現在施行されている法令に関して出題します。)

出題数46問(5肢択一式40問:1問4点、多肢択一式3問:1問8点、記述式3問:1問20点)

(1) 憲法
(2) 行政法(行政法の一般的な法理論、行政手続法、行政不服審査法、行政事件訴訟法、国家賠償法及び地方自治法を中心とする。)
(3) 民法
(4) 商法
(5) 基礎法学

■行政書士の業務に関連する一般知識等

出題数14問(5肢択一式:1問4点)

(1) 政治・経済・社会
(2) 情報通信・個人情報保護
(3) 文章理解

合格基準

次の要件を全て満たした者。
(1) 行政書士の業務に関し必要な法令等科目の得点が、122点以上である者
(2) 行政書士の業務に関連する一般知識等科目の得点が、24点以上である者
(3) 試験全体の得点が、180点以上である者

免除科目

次のいずれかに該当する者は、無試験で行政書士となる資格を有します。

  • 弁護士となる資格を有する者
  • 弁理士となる資格を有する者
  • 公認会計士となる資格を有する者
  • 税理士となる資格を有する者
  • 国又は地方公共団体の公務員として行政事務を担当した期間及び特定独立行政法人(独立行政法人通則法(平成十一年法律第百三号)第二条第二項に規定する特定独立行政法人をいう。以下同じ。)、特定地方独立行政法人(地方独立行政法人法(平成十五年法律第百十八号)第二条第二項に規定する特定地方独立行政法人をいう。以下同じ。)又は日本郵政公社の役員又は職員として行政事務に相当する事務を担当した期間が通算して二十年以上(学校教育法(昭和二十二年法律第二十六号)による高等学校を卒業し
    た者その他同法第五十六条に規定する者にあつては十七年以上)になる者
主催団体

一般財団法人行政書士試験研究センター
〒102-0082 東京都千代田区一番町25 全国町村議員会館3階
TEL 03-3263-7700

https://gyosei-shiken.or.jp/

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合格者からのアドバイス

2010年合格:50代 男性

まず行政書士試験を受けるにあたっては、試験の情報を得ることから始めました。試験時間や科目数、出題形式、合格基準などです。次に学習を開始しましたが、法律科目は主に法律書を使い、一般教養科目は予備校の講座を利用しました。他に行政書士試験用のテキストを利用するという方法もあり、このテキストは1冊に必要な知識が集約され、図表が多用されているという特徴があります。一方法律書は、試験には直接出てこない説明も多く書かれていて、図表は少ないです。どちらを使うかはその人の好みや特性によりますが、私は文章を追って読むほうが理解しやすかったので、法律書を使いました。一見試験には関係がないような項目でも、制度を理解するために役に立ったりしますし、周辺知識があったほうが記憶に残りやすいからです。また法律書の良いところとして、その科目を体系的に理解できるようになるという点が挙げられます。もっともこれを通読するととても時間が掛かるというデメリットもあります。ただ地方自治法は予備校が出している市販のテキストを利用しました。その辺りは柔軟に、法律書を軸にして行政書士試験用のテキストを総復習用に読んだり、逆に行政書士試験用のテキストではわかりにくい箇所を法律書で補ったりといった使い方もできます。法律書を読むときには、六法を横において、なるべく条文を引くように心掛けました。法律書を読んだら、次に過去問を解きました。過去問は本試験までに何度も解きましたが、1週目は全然解けなくても気にする必要はありません。1問解いたら答えを確認して解説を読みます。そのとき解説に条文が挙げられているときは六法を引き、注意すべき文言に色鉛筆で線を引きました。こうすることで、後で六法を見たときに注意深く読むことができますし、出題されやすい箇所を把握することができます。民法は他の法律系資格でも課されているため、他の資格の過去問も解きました。民法は出題範囲が広いので知識の穴を少なくすることが目的でしたが、これはあくまでも余力がある場合だけでよいと思います。過去問を何周かしても間違えてしまう問題があったので、そのようなところは、ルーズリーフに書き出しました。他に何度も出題されている項目や重要だと思う箇所もルーズリーフにまとめ、直前期に見直すことができるようにしました。一般教養科目は足切りがあるので、おろそかにはできません。適当な参考書がわからず、自信もなかったので、予備校の講座を利用しました。学習の進め方は法律科目と同様に講義を聴いてテキストを読み、過去問を解くという形式で行いました。直前期は予備校の模擬試験を通信で受験しました。模擬試験では時間配分や問題を解く順序に気を付けました。模擬試験の点数はあまり良くありませんでしたが、結果論からいうと点数が悪くても本試験はあきらめずに受験すべきです。あくまでも模擬ですし、行政書士試験のように出題範囲が広い試験の場合は、試験問題が変わると点数の変動も大きいからです。問題を解く順序はあらかじめ決めておいたほうがよいでしょう。私は最初に択一式の問題を解き、最後に記述式に取り組みました。もっとも記述式の問題は、一般教養科目を解く前に斜め読みしておきました。記述式の解答を作成するときは、関連するキーワードを問題用紙に書き出してから文章にしました。記述式は難易度が高く対策も難しいので、択一で点を取れるように学習することが合格のために大事だと思います。また本試験の択一問題では、細かい知識がわからなくても、消去法で解答できる問題もあります。したがって、知らない用語が出てきても問題を捨てずに、冷静に問題文を読むことが大切です。

2011年合格:40代 男性

もともとは行政書士試験を狙っていたわけではなかったのですが、公務員試験の勉強をしたついでに行政書士の資格にもチャレンジしてみることになりました。結果的に行政書士試験には合格できました。その時に気が付いたことについていくつか指摘していきたいと思います。
法律科目は公務員試験とかなり重なる部分があるので、公務員試験の教材を活用しました。特に法学部などでない方は法律の言い回しや考え方にスムーズに入れるよう、初歩的な教材から始めるのが良いと思います。どうしても高度なものへ手を出してみたくなりますが、はじめは基本的な説明が充実しているものを選ぶべきでしょう。漫画などで解説されている教材は苦手意識を払しょくするために効果的です。始めに準備するのはテキストと過去問だけで良いと思います。まず簡単なテキストを一読し、過去問を解き始めてみるのをお勧めします。もちろんその時点では解けるわけがないので、そのまま解説を読むことになりますが、その際にテキストと照らし合わせてどこに書いてあるか、テキストのページ数を書き込んでおくとよいです。どこに書いてあるかを探すためにテキストに触れることになるので、わからないままこうした作業を続けていくだけでも力がついていきます。一周し終わったらもう一度始めから解きはじめます。前よりはわかりやすくなっているはずですし、復習するときにも対応するテキストのページ数が書いてあるので効率的に復習できます。このように二周目以降はスピードが速くなるので、どんどん回していくのです。繰り返すことで知識が蓄積されていくからです。
とにかく時間のある限り過去問を回し続けました。普段の勉強で使うのは科目ごとに体系で並べられているものなのですが、試験が近くなったら年度別のものにチャレンジしました。数年分の過去問が掲載されているもので、同じ問題が出るという事は考えにくいです。知識を入れるというよりは、全科目に触れやすくするため、また試験のボリュームや時間配分を体験するために使いました。いくら知識があってもそれを発揮できなければ意味がないので、こうしたシミュレーションは何度かやっておいたほうが良いと思います。私は利用しませんでしたが、公開模試などでシミュレーションしてみるのもよいかもしれません。
民法は比較的苦手なまま試験を迎えてしまいました。範囲が広いためなかなか門d内周を回しにくかったのが原因だと思います。その後他の法律試験を受けたのですが、その時に一問一答形式の問題集を使うことでより勉強しやすくなり知識が身に付きやすくなったので、苦手な方はこうした問題集を利用してみるのもよいでしょう。スキマ時間にも利用しやすいです。
憲法や行政法はとにかく繰り返して知識を身に付けていけば得意科目になります。というより、この科目で得点できないと合格は難しいので、とにかく繰り返していくことが肝心です。行政法に関しては、行政学について勉強してから戻ってみるとわかりやすくなったので、躓いている方は公務員用の行政学のテキストなどを読んでみるのもおすすめです。
また、ある程度力を入れる科目と捨てる科目を考えておくことも必要でしょう。範囲が広いのに問題数が少ない科目については、過去問を一度解いてみる程度に抑えて、その分メインの科目に注力するという事も合格には必要かもしれません。私も商法系はほとんどわからないまま試験に臨んでしまいましたが、他の科目が得点できていたため合格できました。このように得意不得意を見極めてどこに力を入れるかを考えてみるという事も合格への戦略の一つであるということが出来るでしょう。

2011年合格:30代 女性

平成26年度に合格しました。以前から法律系の資格に興味があり、働きながら勉強しました。3度目のチャレンジで合格することができました。合計で194点でした。
まず最初の年は通信教育の申し込みをし、テキストを購入しました。その量の多さに驚いたことを覚えています。試験まで半年しかなかったので、一回目の平成24年度は合格には程遠い内容でした。知識の量はもちろん、試験対策ができておらず、時間が全く足りなかったです。130点程しか得点できませんでした。
2年目はテキストをもう一度洗い直しました。書いて覚えることが肝要かと思い、持ち運びができるサイズのノートを購入し、要点をまとめるようにしました。何せ昼間は仕事をしているので本格的に勉強ができるのは夜と休みの日だけです。夜にやった内容を次の日移動時間や空き時間など隙間を見つけてはノートで復習するというやり方です。前夜学んだ内容なので1分ノートを開くだけでも十分に復習になります。勉強を進めていく上で、テキストの内容だけでは不十分だと感じ、一冊参考書を買い足しました。
試験対策として時間配分も気をつけて勉強しました。過去問や問題集で3時間を計り、休みの日などに早く解く練習もしました。試験の3ヶ月ほど前から勉強時間を増やし、テキストは何度も読み込みました。そして11月、2度目のチャレンジに臨みました。正解を見つけたら他の選択肢はとりあえず見ずに次の問題をしたり、確実に得点できる自信があった文章理解を早めに解いたりと時間配分には細心の注意を払いました。一問だけ時間が十分に取れなかったですが、何とかすべて解答できました。結果は172点。不合格でした。手応え的にも微妙だったので、ある意味予想通りでしたが、届かず、かなり落ち込みました。
そして3年目の勉強をほぼブランクなく始めます。2年目までにやった内容プラス、もう2冊参考書を増やしました。覚える内容が増えた分、3年目が一番キツかったです。車での移動が多いので、時間を有効活用するためテキストを声を出して読み、それをケータイの録音機能で保存し、移動時に聞くという勉強も始めました。今までの知識の蓄積がある分、見たことがないような内容はほとんどなくなりましたが、なにせ出題範囲が広いので、一通り終えた頃には最初の方の知識を忘れていることも多く、その点が一番苦労しました。今までと同じように毎日の勉強ペースを試験に向けて上げていき、模擬試験も受けました。そしていよいよ3度目の試験を受けました。今まででは一番手応えを感じ、無事合格できました。
受験生を常に悩ませる一般知識に関しても対策をとりました。個人情報保護法用のテキストを一冊買い確実に得点すると共に、得意の文章理解もすべて得点できました。はっきり言って運不運に左右されることが多い一般知識ですが、押さえどころさえきっちりできれば4割の得点は可能です。
点数の配分が高い記述式でも確実に点を取ることができたのは、過去問と参考書の徹底です。満点を取ることは難しくても、要点を押さえて勉強すれば武器にすることもできます。出題範囲は広いですが、記述で出題の可能性があるものはある程度絞れるので、3問のうち2問は15点以上狙いたいところです。
憲法に関しては、一歩踏み込んだ出題が多い目立つので、より深い知識が必要です。選択肢を2つに絞るくらいまではいっても、最後の2択で頭を悩ませるような問題が多いです。
民放は身近な人や環境に置き換え、自分が当事者であることを想像すると頭に入りやすかったです。
試験直近の参考者で学ぶことも大切です。前回までの出題内容や傾向を反映してくれているからです。
法律系の資格試験では易しい部類に入ると言われる行政書士試験ですが、難解な国家試験であることは事実です。しっかりとした対策と、ある程度の勉強量が合格には必要です。

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受付期間

7月下旬~8月下旬

試験日

11月の第2日曜日

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