国家資格

業務独占資格

司法書士

司法書士とは、専門的な法律の知識をもって、法律で定められた分野・範囲の業務を扱うことができる専門職です。主な業務としては、登記および供託の代理、裁判所や検察庁、法務局に提出する書類の作成提出などがあります。

また、法務大臣から認定を受けた認定司法書士は、簡易裁判所における民事訴訟、民事執行、民事保全、和解、調停などにて当事者を代理することができます。

試験日

試験日①受験受付:2018年5月7日(月) ~ 5月18日(金)
【筆記試験】2018年7月1日(日)
【口述試験】2018年10月10日(水)

受験者と合格率の推移

【司法書士】
実施年受験者数合格率
2017年15,440人4.1%
2016年16,725人3.9%
2015年17,920人3.9%
2014年20,130人3.8%
2013年22,494人3.5%

試験対策

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試験概要

試験地

各管轄区域の都道府県にある法務局、または地方法務局

受験資格

年齢、学歴等に制限はなく誰でも受験できます。

受験料

8,000円(収入印紙)

試験内容

■筆記試験

  • 午前の部: 9時30分~11時30分
    1. 憲法、民法、商法(会社法その他の商法分野に関する法令を含む)、および刑法に関する知識
  • 午後の部: 13時00分~16時00分
    1. 不動産登記、および商業(法人)登記に関する知識(登記申請書の作成に関するものを含む)
    2. 供託ならびに民事訴訟、民事執行および民事保全に関する知識
    3. その他司法書士法第3条第1項第1号から第5号までに規定する業務を行うのに必要な知識および能力

■口述試験
以下の事項について口述での回答

  • 不動産登記、および商業(法人)登記に関する知識(登記申請書の作成に関するものを含む)
  • 司法書士法第3条第1項第1号から第5号までに規定する業務を行うのに必要な知識および能力
合格基準

■筆記試験
合格点(年度ごとに異なります)に達していて、かつ多肢択一式問題と記述式問題において全て基準点に達している場合、合格となります。

合格点と基準点(%は満点に対する得点率)

合格点午前択一午後択一記述
2017年207.0点(73.9%)75点(71.4%)72点(68.6%)34.0点(48.6%)
2016年200.5点(71.6%)75点(71.4%)72点(68.6%)30.5点(43.6%)
2015年218.0点(77.9%)90点(85.7%)72点(68.6%)36.5点(52.1%)
2014年207.0点(73.9%)78点(74.3%)72点(68.6%)37.5点(53.6%)
2013年221.5点(79.1%)84点(80.0%)81点(77.1%)39.0点(55.7%)
免除科目
  1. 筆記試験に合格した場合は、次回の筆記試験が免除されます。
  2. 裁判所事務官、裁判所書記官、法務事務官若しくは検察事務官としてその職務に従事した期間が通算して十年以上になる場合は試験が免除されます。
主催団体

法務省
東京法務局
〒102-8225 東京都千代田区九段南1-1-15 九段第2合同庁舎
TEL 03-5213-1323

http://www.moj.go.jp/shikaku_saiyo_index3.html

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合格者からのアドバイス

2016年合格:20代 男性

司法書士試験はとても難しいので生半可な勉強では合格することは難しい国家資格として有名ですが、私はこの資格を取得するのに3年ほどかかりました。

1年目は資格の格好に通って勉強をしたのですが、2年目以降はどこにも通わずに自宅で勉強しましたがかなり大変でした。司法書士試験の合格率はとても低く2%ほどしか受からないので難易度はかなり高いのですが、合格率だけを見て考える必要はないです。

受験する人の中にはそれほど勉強しないで力試しで受けに来る人もいるので、合格率のことを考えずにいかに合格最低点を取るかを考えた方が良いです。

合格最低点は毎年違うので何点取れば良いかが分からないところが厄介な点ではありますが、平均してどれ位点数を取れば合格最低ラインに達するかが分かります。

私もその合格最低ラインを意識して勉強をしたのですが、このことを意識して良いと思ったことは難しい問題を何問捨てることが出来るかを考えられるところにあります。

中にはとても難しい問題もあるので何問かは捨てた方が良い問題もあり、そのことを考えながら合格最低ラインを意識した方が良いのです。

特に司法書士試験は科目数がとても多いので勉強方法にとても苦慮するのですが、私の場合は捨てるべき問題を何問作れるかを考えながら勉強していました。

この試験の大きな特徴は択一試験と筆記試験がありそれぞれに基準点があるので、いくら筆記試験の点数が良くても択一試験で点数が取れなければ落ちてしまうことにあります。

そのため勉強をする時も苦手科目を極力減らすように努力をしましたが、問題数が科目によって違うのでそれに応じて学習をする必要があります。特に民法の出題数は20問もあるので、民法を得意科目にしなければ話しにならないのです。

ただ民法を勉強するのはとても大変で六法全書を開きながら学習をしたのですが、よく分からないと行き詰ってしまうこともありました。そこで私は民法に関しては徹底的に勉強をしようと思い、時間がかかるのは承知の上でノートを作成することにしました。

民法の条文は1000条以上あるのですが、出来るだけこの条文もノートに写すようにして暗記すべきところは暗記しました。
それでも初めは覚えるのが難しく苦労したのですが、3ヶ月が過ぎて漸く軌道に乗りそれからはけっこうテキパキと勉強することが出来ました。

私が民法の勉強をして思ったのは徹底的に分かるようにするまでは問題を解かない方が良いと思ったことで、そのことはある意味正しかったと思っています。

問題を解いても分からなかったらショックを受けるだけですし逆に分からなくなってしまうこともあると思って、私は民法を完璧にマスターするまで問題を一切解きませんでした。

この方法は効果的だと分かったので、その後民法だけでなく他の科目にも応用してそれが合格へ繋がったと確信しています。司法書士試験の特徴は不動産登記法と商業登記法が択一式と記述式の両方で出題されることですが、この科目は馴染みの薄い人もいると思うので初めはけっこう苦労するかも知れないです。

私も初めの頃は良く理解出来なかったのですが、分からない事や条文は必ずノートで書くと言う癖を付けてからはかなり勉強は捗りました。

特に記述試験は書式例集を参考にする必要があるのですが、条文を知らなければ書けないこともあったので一生懸命覚えました。
兎に角基本は覚えることなので、どのようにしたら多くの書式を暗記出来るかを考えて勉強するようにしました。

このようなやり方で勉強をして3年目で漸く合格したのですが、司法書士試験は筆記試験だけではなく口述試験もあります。筆記試験を合格した後に口述試験を受けることになりますが、筆記試験が合格した場合にはそれだけの力があるので口述試験はそれほど難しいと感じないはずです。

ですからまずは筆記試験に合格するように色々と対策を立てることが重要です。

2015年合格:40代 女性

私は3年前に司法書士試験に合格したのですが、この試験は難易度がとても高く合格率も驚くほど低いので途中で諦めてしまう人が大勢います。

しかし合格率が低いからと言って絶対に受からないと言うものではなく、上手く学習すればそれほど難しいと感じることなく受かることが出来ます。

私はこの試験に合格して資格を取得して司法書士として毎日遣り甲斐を持って働いているので、司法書士試験に合格するために勉強して良かったと心の底から思っています。

ただ今から振り返って見ると受験勉強はかなりきつくて途中で心が折れそうになったのですが、それでも頑張れたのは将来司法書士として活躍している自分の姿を想像したからでした。

もちろん合格するためのテクニックはとても大切なことですが、やはり一番大切なことは司法書士の資格を取得して何がやりたいかをしっかりと考えておくことです。

そうすれば少し辛くても勉強することが出来るので、その点を忘れずに勉強することがとても大切です。私は司法書士試験の勉強を始める前に一度過去問を解いてみたのですが、今まで民法や会社法を少し学習した程度なので殆ど解けませんでした。

過去問を解けないと不安に感じてやる気も半減してしまったので、私はある程度学習し終えるまでは過去問をするのを止めることにしました。

司法書士試験の試験勉強のコツは試験科目の問題数に応じて学習をするように心掛けることで、例えば一番出題数の多い民法は徹底的に殆どの条文を暗記するほどの気持ちで勉強しました。

司法書士試験は難解な問題でも解けないとなかなか合格することは出来ないので、兎に角民法については苦手意識を持たないようにすることを心掛けました。

民法の勉強をするのは色々と分からないことが多くとても難しかったのですが、私の場合は図を書くように心掛けて何度見ても理解出来るようにすることを心掛けました。

特に権利関係の部分は分かりづらいことが多くとても苦労したのですが、図にするとそれほど難しいと感じることなく覚えることが出来ました。

相続法や親族法についても同じような感じで勉強したのですが、これらは債権や債務のような権利関係の問題よりも暗記的な要素が強く分かってしまえばけっこう楽でした。

ですから民法と言う一つの法律であっても全て同じ形で勉強するのではなく、債権や債務についての問題と相続などの問題については別個のものとして考えて勉強するように心掛けました。

このような考えは民法だけに限らず会社法や不動産登記法、商業登記法等沢山の試験科目にも同じことが言えて、兎に角分からないところは図にして頭の中で整理し易くするようにしました。

ただ司法書士試験で厄介なのは書式の問題があることでどのように勉強すれば良いか分からず手探りの状態だったのですが、兎に角不動産登記法と商業登記法について懸命に勉強しました。

書式は雛形を見て出来るだけ多く書くようにしたのですが、条文が分からないと書けない箇所もあったのでとても苦労しました。
しかし書式を書けるようにならなければ実際に仕事をすることが出来ないので、書式の勉強をする時は依頼主から頼まれて書いてるのだと言う気持ちで緊張感を持って勉強しました。

私の場合はこのような形で勉強したのですが、少し大変だったのはマイナー科目で憲法や刑法等はそれほど出題数が多くない割りには覚えるべきところがけっこうありました。

ただこのような問題もしっかり解けないと合格点まで達しないので、出題数が少ないからと言って気を抜かずに学習しました。
私が司法書士試験に合格出来た理由はやはり分からないところを図にしたことだと思っていて、そのおかげで難しい箇所も理解出来るようになったと考えています。

ですからこれから司法書士試験を勉強しようと思っている人は、そのような方法で勉強をしてみるのも良いと思います。

2011年合格:30代 男性

司法書士試験は範囲が広いうえ、知識の制度も求められることになるため非常に厳しい試験です。他の資格試験はほとんど一度で通ってきた経験がありますが、司法書士試験に関しては苦戦しました。求められるレベルが非常に高いといえるでしょう。

範囲の広さから、テキスト等を一巡するだけで時間がかかってしまうので、試験を受けられるレベルに達するまでの時間もかなり長くなります。予備校の基礎コースが大体一年半から二年ですから、最低でもそれぐらいかかると覚悟した方が良いでしょう。

そこで受かる人は少なく、大抵は数年程度かかってしまいます。
試験に対応するためには基礎から応用まで幅広く対策していかなければなりません。

しかし、はじめから手を広げるという事は難しいので、まずはテキストと過去問をベースとして勉強していきました。しかし、過去問の問題文も長く、一問を解くだけでもはじめはかなりの時間がかかってしまいます。それが苦しくて断念してしまう方もいるようです。

最近は教材も多く市販されていて、過去問でも肢別のものなども多く出ていますので、そういったもので回しやすくするという事も効果的です。肢別に見ていくことでわからない部分がはっきりするというメリットもあります。

とにかく何度も問題に触れることで知識をしっかりさせることが大切です。ポケットサイズの問題集などはちょっとした空き時間などを勉強に使うことが出来るので重宝しました。

わからなかったり間違えたりしたものにはチェックを入れたり付箋を付けたりして、復習の際に役立てられるようにしておきましょう。回数ごとにチェックや付箋の色を変えていくと、何度も間違える点が分かりやすくなり、直前期に重点的に確認するポイントが見えやすくなります。

どうしても知識が入れにくい場合は、宅建など比較的簡単な資格にチャレンジしてみるのがオススメです。民法などの基礎事項が確実に身に付きます。

私は司法書士の勉強中に宅建を受験しましたが、その後民法の点数が点数が大幅に上がりました。問題文が短くポイントがつかみやすいのが良かったと思います。民法は司法書士試験でも重要な科目なので、苦手意識を持っている方はまず宅建レベルを完璧にすることから始めてみましょう。

司法書士試験では記述式対策も重要です。始めは何をしていいかわからなかったので、基本的なひな形の問題集を繰り返していました。もちろん始めは何を書いたらよいかわからないレベルですから、回答を見て写すという事から始めました。

何度も繰り返していると書き方が分かってくるので、その時点で本試験の形に近い問題集に移るとよいでしょう。はじめから難しい問題を解こうとしても何が問題なのかすら把握しづらいので、まずはひな形を頭に入れるという事が大切です。

択一と記述はつながっているといいます。択一過去問で躓いていた点が、記述のひな型を頭に入れると解きやすくなるという事もよくあります。はじめから焦って難しいことをするよりは、基礎を固めるという事を重視して行くのが結果的には近道だと感じました。

答練や模試は、それで知識を入れるというよりは時間配分の練習という意味で効果があると思います。特に午後の3時間で択一と記述を仕上げることが大変なので、どのような配分で解いていくのか、検討するために何度か受けてみるべきではないかと感じました。

練習していてもなかなか思い通りにいかないものなので、少し時間を短くして練習するなどという事もしておくとよいかもしれません。どうしても試験直前になると応用部分にウエイトを置きがちですが、そのために基礎がおろそかになることもありますから、その点は注意したほうが良いでしょう。

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試験日

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