国家資格

業務独占資格

航空整備士

航空整備士とは、航空機が安全に運航できるように点検・整備を行い、コンディションを整える職務を担う者です。整備業務の範囲は、エンジンや機体周り、コックピット等の電子機器はもちろん、機内のシートやドリンクサービス用のコーヒーメーカーまで、航空機に備わっているもの全てが整備対象です。

種別は一等(飛行機・回転翼航空機)と二等(飛行機・回転翼航空機・滑空機・飛行船)に分かれており、一等は国内航空会社の大型機(777、787、767、737、A340、A320等)を含むT.C.N.U.A類の航空機の整備全般を業務範囲とする資格です。二等は一等の大型機を除く耐空類別N.U.A類の航空機の整備に携われます。

■耐空類別

  • T類:航空運送事業用の飛行機
  • C類:最大離陸重量8.6トン以下の飛行機(航空運送事業用)
  • N類:最大離陸重量5.7トン以下の飛行機
  • U類:最大離陸重量5.7トン以下の飛行機であり、N類が適する飛行および60度バンクをこえる旋回・錐揉(きりもみ)・レージーエイト・シャンデル等の曲技飛行(急激な運動および背面飛行を除く)に適するもの。
  • A類:最大離陸重量5.7トン以下の飛行機であり、N類が適する飛行および曲技飛行に適するもの。
  • ヘリN類:最大離陸重量3.1トン以下のヘリコプター
  • ヘリTA :多発の回転翼航空機(航空運送事業用)
  • ヘリTB :最大離陸重量9.1トン以下のヘリコプター(航空運送事業用)
  • 滑空機U類:最大離陸重量750kg以下の滑空機であり、普通の飛行または普通の飛行に加えて失速旋回・急旋回・錐揉(きりもみ)・レージーエイト・シャンデル・宙返りの曲技飛行に適するもの。
  • 滑空機A類:最大離陸重量750kg以下の滑空機であり、普通の飛行および曲技飛行に適するもの。
  • 動力滑空機U類:最大離陸重量850kg以下の滑空機であり、動力装置を有し、かつ普通の飛行または普通の飛行に加えて失速旋回・急旋回・錐揉(きりもみ)・レージーエイト・シャンデル・宙返りの曲技飛行に適するもの。
  • 動力滑空機A類:最大離陸重量850kg以下の滑空機であり、動力装置を有し、かつ普通の飛行及び曲技飛行に適するもの。
  • 特殊航空機X:飛行船。上記の種別の機体に空力に影響をおよぼす改造が施されたもの。上記の類別に属さないもの。

試験日

試験日①受験受付:2018年6月13日(水) ~ 6月20日(水)
【一等航空整備士(回)、二等航空整備士】2018年7月21日(土)
【一等航空整備士(飛)】2018年7月22日(日)
試験日②受験受付:2018年10月15日(月) ~ 10月22日(月)
【一等航空整備士(回)、二等航空整備士】2018年11月17日(土)
【一等航空整備士(飛)】2018年11月18日(日)
試験日③受験受付:2019年2月8日(金) ~ 2月18日(月)
【一等航空整備士(回)、二等航空整備士】2019年3月16日(土)
【一等航空整備士(飛)】2019年3月17日(日)

試験対策

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試験概要

試験地

■7月、3月
一等航空整備士(回)、二等航空整備士:千歳市、岩沼市、東京都、名古屋市、大阪市、福岡市、宮崎市、那覇市
一等航空整備士(飛):東京都、大阪府、那覇市

■11月
一等航空整備士(回)、一等航空整備士(飛)、二等航空整備士:東京都、大阪府

受験資格

■一等航空整備士(飛行機)
20歳以上で、飛行機Cまたは飛行機Tで6ヶ月以上の経験を含む4年以上の整備実務経験を有する者。

■一等航空整備士(回転翼航空機)
20歳以上で、回転翼航空機TAまたは回転翼航空機TBで6ヶ月以上の経験を含む4年以上の整備実務経験を有する者。

■ニ等航空整備士(飛行機)
19歳以上で、飛行機で6ヶ月以上の経験を含む3年以上の整備実務経験を有する者。

■ニ等航空整備士(回転翼航空機)
19歳以上で、回転翼航空機で6ヶ月以上の経験を含む3年以上の整備実務経験を有する者。

■ニ等航空整備士(滑空機)
19歳以上で、滑空機で6ヶ月以上の経験を含む3年以上の整備実務経験を有する者。

受験料

■一等航空整備士
学科: 5,600円
実地: 50,100円

■ニ等航空整備士
学科: 5,600円
実地: 45,000円

試験内容

学科試験に合格しなければ実地試験は受けられません。実地試験は、学科試験合格者に対して2年以内に受験者の受験希望日等を考慮して試験が実施されます。受験者は、実地試験に使用する航空機、その他の機材等を準備し、資格取得に必要な年齢および飛行経歴等を満たしたうえで、受験希望月の前月15日までに実地試験を管轄する受付機関に申請書を提出します。

一等航空整備士(飛行機)
■学科
四肢・五肢択一式

  1. 航空法規: 20問 40分
  2. 機体: 25問 1時間30分
  3. タービン発動機: 25問 1時間30分
  4. 電子装備品等: 25問 1時間30分

■実地
受験者の技量をみて試験を行います。

  1. 整備基本技術
  2. 整備・検査知識
  3. 整備技術
  4. 点検作業
  5. 動力装置操作

一等航空整備士(回転翼航空機)
■学科
四肢・五肢択一式

  1. 航空法規: 20問 40分
  2. 機体: 25問 1時間30分
  3. タービン発動機: 25問 1時間30分
  4. 電子装備品等: 25問 1時間30分

■実地
受験者の技量をみて試験を行います。

  1. 整備基本技術
  2. 整備・検査知識
  3. 整備技術
  4. 点検作業
  5. 動力装置操作

ニ等航空整備士(飛行機)
■学科
四肢・五肢択一式

  1. 航空法規: 20問 40分
  2. 機体: 20問 1時間
  3. タービン発動機: 20問 1時間
  4. ピストン発動機: 20問 1時間
  5. 電子装備品等: 20問 1時間

■実地
受験者の技量をみて試験を行います。

  1. 整備基本技術
  2. 整備・検査知識
  3. 整備技術
  4. 点検作業
  5. 動力装置操作

ニ等航空整備士(回転翼航空機)
■学科
四肢・五肢択一式

  1. 航空法規: 20問 40分
  2. 機体: 20問 1時間
  3. タービン発動機: 20問 1時間
  4. 電子装備品等: 20問 1時間

■実地
受験者の技量をみて試験を行います。

  1. 整備基本技術
  2. 整備・検査知識
  3. 整備技術
  4. 点検作業
  5. 動力装置操作

ニ等航空整備士(動力滑空機)
■学科
四肢・五肢択一式

  1. 航空法規: 20問 40分
  2. ピストン発動機: 20問 1時間

■実地
受験者の技量をみて試験を行います。

  1. 整備基本技術
  2. 整備・検査知識
  3. 整備技術
  4. 点検作業
  5. 動力装置操作

ニ等航空整備士(上級滑空機)
■学科
四肢・五肢択一式

  1. 航空法規: 20問 40分
  2. 機体: 20問 1時間

■実地
受験者の技量をみて試験を行います。

  1. 整備基本技術
  2. 整備・検査知識
  3. 整備技術
  4. 点検作業
  5. 動力装置操作
合格基準

■学科
科目ごとに、100点満点の70点以上で合格となります。

免除科目

合格した科目は、1年以内に行われる試験を通じて免除されます。

主催団体

国土交通省 航空局安全部 運航安全課技能審査係
〒100−8918 東京都千代田区霞が関2-1-3
TEL 03-5253-8111(内線50136)

http://www.mlit.go.jp/koku/koku_tk12_000005.html

試験対策

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合格者からのアドバイス

2015年合格:20代 男性

航空の専門が通っている時に、一時期は航空機を操縦する夢を持っていたのですが、視力が急激に悪くなったことになり、この航空整備士/航空運行整備士の資格を取る事にしました。元々、操縦士か整備士を迷っていたこともあり、前もって必要な勉強をしていたので、それほど受験科目に違和感はなかったのですが、様々な知識が必要となることには違いはないので、いかに効率よく学んでいくかが重要になってくると思っていました。そこで、実際にどのようにして資格を取れたのかを紹介したいと思います。まず私がした事は、日々の復習です。整備士の資格には様々な知識が必要になります。理工系の知識はもちろん、計算問題から論述形式の問題まで様々な問題が出ますので、できるだけ同じ間違いをしないようにしなければいけません。しかし、人間ですので必ず物事を忘れます。人間の脳のメカニズムは、新たに得た知識を海馬に一括で取り込みます。しかし取り込まれた知識のほとんどを数時間で忘れてしまいます。人間の記憶を司り、長期保存をする脳の部位は海馬と思われるかもしれませんが、実際には側頭葉です。海馬から側頭葉に移動するごく一部の知識のみが記憶として忘れない情報となります。なので多くの情報を覚えなければならない状況にある受験勉強の期間は、いかに側頭葉に移動する知識を増やすかが重要で、そのためには知識を忘れる前に、繰り返し復習をして定着させます。前述したとおり、海馬での知識は、数時間で忘れてしまいますので、数時間経つ前に同じことを復習をする必要があります。私と同じようにこの資格を取る方は専門学校や工学系の大学に在籍していることが多いと思います。そこで、授業で知識を得ると思いますが、授業で得た情報をそのままにして次の日を迎えれば、そのほとんどの情報を忘れてしまう事になります。試験前に復習をすれ良いと考える方が多いのですが、授業から数日、もしくは数週間、数ヶ月時間を経ている状態で復習をしても、ほぼ初見で知る情報と変わらない状態なので全く意味がありません。又、その復習をした事も恐らく試験日にはほとんど忘れていると思います。なので、できるだけ初めて得るような知識はその日の内に復習をするようにしましょう。勉強時間に関しても、勘違いされている方が多いと思います。努力をすれば必ず成果として報われると考える方は、一日のほとんどの時間を使って勉強をしようと思うでしょう。しかし、人間は集中して物事を行える時間は2時間と言われています。つまり朝から夕方まで連続して勉強をしても、勉強をした達成感はあるかもしれませんが、そのほとんどが集中していない勉強時間となっています。また、精神的にも身体的にも負担となるので、長期間の受験勉強には不向きです。私の場合は、生活の一部に勉強を組み込みました。まず、専門学校には毎朝30分の電車通学でしたので、その30分をその日の授業の予習の時間に充てました。午前中の授業を終え、昼休みは混雑するので、皆とは30分ずらして座れるお店で1時間午前中の授業の復習を行いました。最後に、学校からの帰りにそのまま帰宅するのではなく、ファミリーレストランに寄って、夕食を取るついでに2時間ほどその日の全体的な復習を行いました。あとは目立って勉強した記憶はありません。つまり、私の場合は、一日の勉強時間の最高が5時間という事です。この場合、集中できる2時間以上の勉強を一気に行う事はないという事が重要です。あとはリフレッシュのために遊びにも行きますし、アルバイトもしていましたから勉強量だけが資格習得の近道ではないという事を私自身が実践をしました。

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