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警備業務検定

警備業務検定とは、警備業務のうち、法令で定める特定の種別の警備業務を実施するに当たり必要な資格検定です。検定の種別は、次のとおりでそれぞれ1級と2級があります。

  1. 空港保安警備業務
  2. 施設警備業務
  3. 雑踏警備業務
  4. 交通誘導警備業務
  5. 核燃料物質等危険物運搬警備業務
  6. 貴重品運搬警備業務

資格の取得方法には、公安委員会による直接検定と、特別講習指定機関による特別講習の修了があります。

試験日

試験日①受験受付:都道府県ごと
【学科試験、実技試験】都道府県ごと

試験対策

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試験概要

試験地

各都道府県

受験資格

■直接検定
各都道府県により若干異なります。東京都の場合、次の受験資格1、2を満たす者。

  1. 【受験資格1】 申請者の住所地が東京都内にある者。もしくは、現在警備員で、所属する営業所の所在地が東京都内の者。
  2. 【受験資格2】
    • (1級) 検定を受けようとする同一検定種別の新2級検定合格証明書の交付を受けている者であり、当該合格証明書の交付を受けた後、当該種別に係る警備業務に従事した期間が1年以上である者。もしくは、公安委員会が同等以上の知識及び能力を有すると認めた者
    • (2級) 年齢、学歴等に制限ありません。

■特別講習

  • (1級) 受けようとする種別の2級の合格証明書の交付を受けた後、当該種別の警備業務に1年以上従事している者。
  • (2級) 年齢、学歴等に制限ありません。
受験料

■直接検定

  1. 空港保安警備業務1級、2級: 16,000円
  2. 施設警備業務1級、2級: 16,000円
  3. 雑踏警備業務1級、2級: 13,000円
  4. 交通誘導警備業務1級、2級: 14,000円
  5. 核燃料物質等危険物運搬警備業務1級、2級: 16,000円
  6. 貴重品運搬警備業務1級、2級: 16,000円

■特別講習

  1. 空港保安警備業務1級、2級: 54,000円
  2. 施設警備業務1級、2級: 32,400円
  3. 雑踏警備業務1級、2級: 32,400円
  4. 交通誘導警備業務1級、2級: 32,400円
  5. 核燃料物質等危険物運搬警備業務1級、2級: 32,400円
  6. 貴重品運搬警備業務1級、2級: 32,400円
申込者数
合格率

■特別講習修了考査(2006年~2016年の累計)

【施設警備業務】

実施回数受講者合格者合格率
1級21911,7677,34662.4%
2級1,07865,56641,09162.7%

【雑踏警備業務】

実施回数受講者合格者合格率
1級1878,8806,13869.1%
2級78547,66132,91269.1%

【交通誘導警備業務】

実施回数受講者合格者合格率
1級1054,5342,72060.0%
2級1,601103,18660,49358.6%

【核燃料物質等危険物運搬警備業務】

実施回数受講者合格者合格率
1級1219815176.3%
2級1358737664.1%

【貴重品運搬警備業務】

実施回数受講者合格者合格率
1級532,8182,34383.1%
2級49731,75722,24870.1%
試験内容

■直接検定

【空港保安警備業務1級】
(学科試験) 五肢択一式 20問 100点(60分)

  1. 警備業務に関する基本的な事項
  2. 法令に関すること
  3. 乗客等の接遇に関すること
  4. 手荷物等検査に関すること
  5. 空港に関すること
  6. 空港保安警備業務の管理に関すること
  7. 航空の危険を生じさせるおそれのある物件及び不審者を発見した場合における応急の措置に関すること

(実技試験)

  1. 乗客等の接遇に関すること
  2. 手荷物等検査に関すること
  3. 空港保安警備業務の管理に関すること
  4. 航空の危険を生じさせる恐れのある物件及び不審者を発見した場合における応急の質に関すること

【空港保安警備業務2級】
(学科試験) 五肢択一式 20問 100点(60分)

  1. 警備業務に関する基本的な事項
  2. 法令に関すること
  3. 乗客等の接遇に関すること
  4. 手荷物等検査に関すること
  5. 空港に関すること
  6. 航空の危険を生じさせる恐れのある物件及び不審者を発見した場合における応急の質に関すること

(実技試験)

  1. 乗客等の接遇に関すること
  2. 手荷物等検査に関すること
  3. 航空の危険を生じさせる恐れのある物件及び不審者を発見した場合における応急の質に関すること

【施設警備業務1級】
(学科試験) 五肢択一式 20問 100点(60分)

  1. 警備業務に関する基本的な事項
  2. 法令に関すること
  3. 警備業務対象施設における保安に関すること
  4. 施設警備業務の管理に関すること
  5. 警備業務対象施設の破壊等の事故が発生した場合における応急の措置に関すること

(実技試験)

  1. 警備業務対象施設における保安に関すること
  2. 施設警備業務の管理に関すること
  3. 警備業務対象施設の破壊等の事故が発生した場合における応急の措置に関すること

【施設警備業務2級】
(学科試験) 五肢択一式 20問 100点(60分)

  1. 警備業務に関する基本的な事項
  2. 法令に関すること
  3. 警備業務対象施設における保安に関すること
  4. 警備業務対象施設の破壊等の事故が発生した場合における応急の措置に関すること

(実技試験)

  1. 警備業務対象施設における保安に関すること
  2. 警備業務対象施設の破壊等の事故が発生した場合における応急の措置に関すること

【雑踏警備業務1級】
(学科試験) 五肢択一式 20問 100点(60分)

  1. 警備業務に関する基本的な事項
  2. 法令に関すること
  3. 雑踏の整理に関すること
  4. 雑踏警備業務の管理に関すること
  5. 人の雑踏する場所における負傷等の事故が発生した場合における応急の措置に関すること

(実技試験)

  1. 雑踏の整理に関すること
  2. 雑踏警備業務の管理に関すること
  3. 人の雑踏する場所における負傷等の事故が発生した場合における応急の措置に関すること

【雑踏警備業務2級】
(学科試験) 五肢択一式 20問 100点(60分)

  1. 警備業務に関する基本的な事項
  2. 法令に関すること
  3. 雑踏の整理に関すること
  4. 人の雑踏する場所における負傷等の事故が発生した場合における応急の措置に関すること

(実技試験)

  1. 雑踏の整理に関すること
  2. 人の雑踏する場所における負傷等の事故が発生した場合における応急の措置に関すること

【交通誘導警備業務1級】
(学科試験) 五肢択一式 20問 100点(60分)

  1. 警備業務に関する基本的な事項
  2. 法令に関すること
  3. 車両等の誘導に関すること
  4. 交通誘導警備業務の管理に関すること
  5. 工事現場その他人又は車両の通行に危険のある場所における負傷等の事故が発生した場合における応急の措置に関すること

(実技試験)

  1. 車両等の誘導に関すること
  2. 交通誘導警備業務の管理に関すること
  3. 工事現場その他人又は車両の通行に危険のある場所における負傷等の事故が発生した場合における応急の措置に関すること

【交通誘導警備業務2級】
(学科試験) 五肢択一式 20問 100点(60分)

  1. 警備業務に関する基本的な事項
  2. 法令に関すること
  3. 車両等の誘導に関すること
  4. 工事現場その他人又は車両の通行に危険のある場所における負傷等の事故が発生した場合における応急の措置に関すること

(実技試験)

  1. 車両等の誘導に関すること
  2. 工事現場その他人又は車両の通行に危険のある場所における負傷等の事故が発生した場合における応急の措置に関すること

【核燃料物質等危険物運搬警備業務1級】
(学科試験) 五肢択一式 20問 100点(60分)

  1. 警備業務に関する基本的な事項
  2. 法令に関すること
  3. 核燃料物質等危険物に関すること
  4. 核燃料物質等危険物運搬警備業務の管理に関すること
  5. 車両による伴走及び周囲の見張りに関すること
  6. 核燃料物質等危険物に係る盗難等の事故が発生した場合における応急の措置に関すること

(実技試験)

  1. 核燃料物質等危険物運搬警備業務の管理に関すること
  2. 車両による伴走及び周囲の見張りに関すること
  3. 核燃料物質等危険物に係る盗難等の事故が発生した場合における応急の措置に関すること

【核燃料物質等危険物運搬警備業務2級】
(学科試験) 五肢択一式 20問 100点(60分)

  1. 警備業務に関する基本的な事項
  2. 法令に関すること
  3. 核燃料物質等危険物に関すること
  4. 車両による伴走及び周囲の見張りに関すること
  5. 核燃料物質等危険物に係る盗難等の事故が発生した場合における応急の措置に関すること

(実技試験)

  1. 車両による伴走及び周囲の見張りに関すること
  2. 核燃料物質等危険物に係る盗難等の事故が発生した場合における応急の措置に関すること

【貴重品運搬警備業務1級】
(学科試験) 五肢択一式 20問 100点(60分)

  1. 警備業務に関する基本的な事項
  2. 法令に関すること
  3. 貴重品運搬警備業務用車両並びに車両による伴走及び周囲の見張りに関すること
  4. 貴重品運搬警備業務の管理に関すること
  5. 運搬中の現金、貴金属、有価証券等の貴重品に係る盗難等の事故が発生した場合における応急の措置に関すること

(実技試験)

  1. 貴重品運搬警備業務用車両並びに車両による伴走及び周囲の見張りに関すること
  2. 貴重品運搬警備業務の管理に関すること
  3. 運搬中の現金、貴金属、有価証券等の貴重品に係る盗難等の事故が発生した場合における応急の措置に関すること

【貴重品運搬警備業務2級】
(学科試験) 五肢択一式 20問 100点(60分)

  1. 警備業務に関する基本的な事項
  2. 法令に関すること
  3. 貴重品運搬警備業務用車両並びに車両による伴走及び周囲の見張りに関すること
  4. 運搬中の現金、貴金属、有価証券等の貴重品に係る盗難等の事故が発生した場合における応急の措置に関すること

(実技試験)

  1. 貴重品運搬警備業務用車両並びに車両による伴走及び周囲の見張りに関すること
  2. 運搬中の現金、貴金属、有価証券等の貴重品に係る盗難等の事故が発生した場合における応急の措置に関すること

■特別講習
(1級、2級) 2日間

  1. 学科講習: 7時限
  2. 実技講習: 5時限
  3. 終了考査: 4時限
    • 学科試験 - 五肢択一式: 20問 100点
    • 実技試験 - 6科目100点

※1時限は50分。

合格基準

■直接検定
学科試験: 90点以上で合格となります。
実技試験: 100点から減点審査で、90点以上で合格となります。

■特別講習修了考査
学科試験: 90点以上で合格となります。
実技試験: 100点から減点審査で、90点以上で合格となります。

免除科目

特別講習を受講し終了考査に合格すると、講習会修了証明書が交付され検定に合格したものとみなされます。

主催団体

■直接検定
各都道府県公安委員会

(東京都の場合)
警視庁 生活安全総務課 防犯営業第一係
〒100-8929 東京都千代田区霞が関2-1-1
TEL 03-3581-4321(警視庁代表)

http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/tetsuzuki/keibi/k_keibi/yotei/skd_kentei.html

■特別講習

(空港保安警備業務以外)
一般社団法人 警備員特別講習事業センター
〒163-0632
東京都新宿区西新宿1-25-1 新宿センタービル32F
TEL 03-5321-7655

(空港保安警備業務)
有限会社航空保安警備教育システム
東京都江東区青海二丁目4番32号 タイム24ビル7階
TEL 03-5579-6955

http://www.csst.jp/04/04.html

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合格者からのアドバイス

2015年合格:30代 女性

一見男性が受験する資格に見えますが、私は国際空港でグランドアテンダントとして勤務しており、この試験の重要性をひしひしと感じ、上司に相談して受験する事を決意しました。別段柔道とか剣道などの体力的な技が必要という訳でもなく、テロなど国際的に頻発する悪意を持った犯罪を未然に防止する為、身近な所でお客様の安全確保に専念するため、この資格を持っているだけで安心と安全を自信を持って提供出来ると実感しています。
警備員は多くの建物やイベント会場で目にする身近な存在でしょう。しかし只見守りで巡回したり誘導しているだけでなく、専門の法令や空港での顧客に対する接し方などを心得た上で任務遂行しているプロなのです。
私も勉強を進める内に、日頃意識している不審者に対する警戒や、お客様の身に万が一の危険が及ばない為の対策など、実は日頃から実践している事を書面にした試験内容だと実感しました。
ちなみに私は2級に1回で合格し、1年の現場経験を活かして2年目に1級も合格しました。
勉強のコツと言えば、法令に定められる安全と保安管理について正しく理解解釈する事です。これは過去問題を読んでいるだけで自然と覚えられました。仕事柄実践する内容も多いというのも合格に有利だったと思いますが、全く関係のない仕事に従事している方でも決して合格が難しい内容だとは思いません。
この資格試験に合格する為の何よりも大切なポイントは、相手の視点で物事を見る事が出来るか否か、大切な人を守る為に何を行う事が最優先か、など人間の本能を試されているとも言えます。火災が発生した時、地下に居る人にどのように避難指示するべきか、また突然発砲音がした際に何を叫んで多くの人を救えるか、何だか大袈裟な気もしますが、基本はこうした人命第一という当たり前の警備のあるべき姿を試験という形で試されている気がします。つまり実技や例題にそってどう対応するべきか、という科目は多くの人が満点に近い点数で合格出来ると思います。
合格する為に一番厄介なのが法令です。どの業界にも専門の法令(つまり法律)や約款が定められており、いざという時にはこれを元に何が正しくて間違っているかを精査する訳です。独特の日本語の言い回しで解釈に困る法令もあるので、これは参考書を何度も読み返し、自分で理解して暗記するに限るでしょう。
ちなみに、2級を合格しなければ1級を受験する資格がありません。最初から1級を受験する事は出来ないので参考までに記載します。
また警備会社に勤務する方は専門の特別講習を受講する事で一部免除される科目があります。もし貴方が警備会社に勤務しているのであれば、事前に上司や詳しい人に確認すると良いでしょう。
この資格を持っていると、今すぐに出世や就職に役立たなくても、安全神話が崩壊しつつある昨今の国際情勢の中より重要視される資格である事は言うまでもありません。私も取得したから給与がアップしたと言う事はありませんが、何か大きなイベントや国際的な来賓を迎える際、何も持っていないより心構えや周囲に対する指導及び誘導に自信が持てるというメリットがあります。
特に国際空港で勤務する立場上、この試験はパスして正解だったと思っています。性別に関係なく保安はどうやって守られるか、守るべきかという正しい内容を一度勉強する事はキャリアアップに確実に繋がると思います。
試験当日行った事は、やはり一番苦手な法令を徹底して見直しました。その他は日頃の勤務内容を思い出し、安全マニュアルなどに再度目を通すと、なるほど共通している内容が多い事に改めて気づかされました。安全はプロの手によって守られている事を改めてしる良い機会となりました。

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