国家資格

業務独占資格

不動産鑑定士

不動産鑑定士とは、土地等の適正な価格形成に資すること目的として創設され、様々な不動産関連法においても、国土全体における均衡の取れた地価形成を保つという理念に基づく役割を担います。

主な業務としては公的機関から依頼される、地価公示法に基づく標準地の鑑定評価、「国土利用計画法施行令に基づく基準地の鑑定評価、相続税課税のための路線価の評価などがあります。

試験日

試験日①受験受付:2018年2月13日(火) ~ 3月9日(金)
【短答式試験】2018年5月13日(日)
【論文式試験1】2018年8月4日(土)
【論文式試験2】2018年8月5日(日)
【論文式試験3】2018年8月6日(月)

受験者と合格率の推移

【不動産鑑定士試験[短答式]】
実施年受験者数合格率
2017年1,613人32.5%
2016年1,568人32.6%
2015年1,473人30.6%
2014年1,527人30.2%
2013年1,827人29.1%

試験対策

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試験概要

試験地

[短答式試験] 北海道、宮城県、東京都、新潟県、愛知県、大阪府、広島県、香川県、福岡県、沖縄県 [論文式試験] 東京都、大阪府、福岡県

受験資格

年齢、学歴等に制限はなく誰でも受験できます。

受験料

書面申請: 13,000円
電子申請: 12,800円

申込者数
合格率

論文式試験

受験者数合格者数合格率
2017年73310614.5%
2016年70810314.5%
2015年70610014.2%
2014年7458411.3%
2013年8129812.1%
試験内容

■短答式試験

  • 不動産に関する行政法規: 10:00~12:00 40問(2時間) - 五肢択一式
  • 不動産の鑑定評価に関する理論: 13:30~15:30 40問(2時間) - 五肢択一式

■論文式試験

  • 1日目
    1. 民法: 10:00~12:00
    2. 経済学: 13:30~15:30
  • 2日目
    1. 会計学: 10:00~12:00
    2. 不動産の鑑定評価に関する理論: 13:30~15:30
  • 3日目
    1. 不動産の鑑定評価に関する理論: 10:00~12:00
    2. 不動産の鑑定評価に関する理論(演習): 13:30~15:30
合格基準

■短答式試験
総得点の63.75%以上を取得した者。ただし、科目別に設定された
必要最低得点比率を満たさない者は除く。

■論文式試験
600点満点中、合計348点以上を取得した者。ただし、科目別に設定された合格基準点を満たさない者は除く。

※ともに2016年の基準です。

免除科目

短答式試験に合格した場合、以後2年間の短答式試験が免除され論文式試験を受けることができます。

主催団体

国土交通省 土地・建設産業局 地価調査課 鑑定評価指導室
〒100-8918 東京都千代田区霞が関2-1-3 中央合同庁舎3号館
TEL 03-5253-811(代)

http://www.mlit.go.jp/page/kanbo01_hy_005222.html

試験対策

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合格者からのアドバイス

2014年合格:30代 女性

不動産系の難関資格である不動産鑑定士は、国家資格であり、不動産の鑑定業務を独占的に行うことのできるものとなっています。
この資格を取得するためには、国土交通省の実施する国家試験を受ける必要があり、国家試験は短答式試験と、論文式試験に分かれます。
短答式試験では、鑑定理論と、不動産に関する行政法規の2科目を受験することとなります。
鑑定理論について、短答式向けの勉強方法としてオススメしたいのは、国土交通省のホームページで公開されている「不動産鑑定評価基準」と、「不動産鑑定評価基準運用上の留意事項」を繰り返し熟読することです。
2015年までの試験では、これら2つを読み込むだけでは回答することが難しい出題が多数されていましたが、2016年の短答式試験においては、基準と留意事項を正確に理解しているかといった出題が中心となり、傾向が大幅に変更されました。そのため、これまでの過去問を解くことはあまり重要でなくなってきており、基準と留意事項を深く読み込むことが重要となっています。基準と留意事項は一般に公開されており、無償で手に入る最高のテキストであるといえます。
一方、短答式試験におけるもう一つの科目、不動産に関する行政法規では、何よりもまず過去問を多く、繰り返し解くことが重要です。
行政法規の出題範囲は非常に広く、条文などを一つ一つ追っていく勉強方法は、正直に言って時間の無駄であると言えます。
また、行政法規では過去に出題された問題と同じような出題が繰り返し行われています。そのため、法改正で正解が変わることなどに留意しつつ、過去10年ほどにさかのぼって過去問をひたすら解いて理解することが一番の近道であると言えます。行政法規に関するテキストなどは1度通して読むにとどめておき、あとは問題を繰り返し解いていく中で分からない点などがある場合に参照する程度が望ましいです。
また、最近法改正が行われた法律などに関しては出題される可能性が高くなるため、試験前に確認しておく必要があります。
短答式試験については、概ね7割程度得点することができれば突破できる可能性が高く、行政法規などについては、あまり深追いしないように効率よく学習していく必要があります。
不動産鑑定士試験において、最も難関であるのが論文試験となります。
この試験では、経済学、会計学、民法、不動産の鑑定評価に関する理論を受験しなければなりません。
これらの科目を、3日間計12時間かけて実施されるため、体力的にも厳しいものとなります。
経済学や会計学、民法などは金融や不動産に関連した出題が多くなされるものの、基本的な考え方は他の資格試験などにおけるこれらの科目と大きく異なる点は無いため、不動産鑑定士試験用ではないテキストなど、様々な教材を駆使して勉強することができます。
論文式試験であるため、整然と記述された回答を作るトレーニングが必要となってきます。まずはそれぞれの科目における標準的なテキストを読み込むことでこれを理解し、その後問題集の解答に載っている模範解答例を書き写すなどして、それぞれの科目特有の論述方法に慣れていきます。論述の形式などに慣れてきたら、出題に合わせて必要な論点などを押さえたうえで、自分で回答を作れるようトレーニングしていく必要があります。
また、不動産の鑑定評価に関する理論に関しても、同様の勉強方法を行うことができるものの、不動産鑑定士試験に関しては、市販されているテキストや問題集の種類が圧倒的に少ないといった問題があります。
そのため、場合によってはこの科目だけでも予備校などに通って対策するといったことも必要となります。

2011年合格:30代 男性

私は不動産鑑定士試験に合格したのですが、この試験に受かるには相当な勉強量が必要で本当に苦労しました。
ただ不動産鑑定士の資格を取れば仕事の範囲が広がるので、何としてもこの資格を取得したいと考えて一生懸命勉強しました。
不動産鑑定士試験は国家試験なのでとても難しく合格率も低いので私は受かるかどうか不安だったのですが、そのように悩んでいる暇があったら兎に角勉強した方が良いと思いあまり深く考えないようにしました。
このような難しい国家試験で大切なことはどれだけ集中力を持続することが出来るかを考えることであり、そのためには試験に合格して何をしたいのかを考えてモチベーションを挙げることがとても重要なことだと実感しました。
もちろん試験である以上はどのように勉強したら受かるかを考えることも大切なのですが、その前段階として士気を挙げる工夫をすることが難関の国家試験を受けるに当たっては必要だとしみじみ思いました。
私はそのようなモチベーションを挙げる工夫を自分では出来たと思っていますしだからこそ合格したのだと確信していますが、それだけではなくしっかりと勉強法を考えて問題に取り組めたことも大きな要因だと感じています。
私が考えた勉強法はただ闇雲にテキストを読むのではなく、兎に角分からないところがあったらノートに書きこんで行く作業を徹底して行いました。
不動産鑑定士試験は短答式試験と論文式試験がありますが、短答式試験が最初にあるのでまずはこの試験で合格点を取れるように勉強を始めました。
短答式試験は大きく分けて不動産に関する行政法規と不動産の鑑定評価に関する理論の2つの試験科目があるのですが、不動産に関する行政法規は様々な法律が含まれているので、その法律の趣旨を理解しなければとても解けるようなものではない点が難解なところでした。
もちろん単に暗記するだけでは解けない問題も数多くあるのですが、その土台となる法令については覚えなければならないところが沢山あります。
そのような箇所は出来るだけマスターしなければならないので、私は重要だと思ったらその部分をノートに書くようにしました。
ノートに書くと言う作業は考えていたよりも大変で範囲もとても広いので、初めは疲れてしまってとてもこのままでは続かないのではないかと思いました。
しかしそんなことでは不動産鑑定士試験に合格することなど夢のまた夢だと考えて、多少辛くても歯を食いしばって頑張ることにしました。
私はこのようにして分からない箇所をノートに書いて勉強していたのですが、それによって段々と論点が頭に入るようになりました。
また自分で書いたノートは分かりやすいものなので、どこかに行く時には必ず持ち歩くようにしてバスや電車の中でそのノートを見て大切な楷書を頭に入れることにしました。
この勉強法を数ヶ月続けていくうちに重要な箇所を大体頭に入れることが出来るようになったので、その後応用力を付けるために少し難しめの参考書を使いました。
私が使った参考書はけっこう難解な文が多く書かれていたのですが、今まで基礎力を徹底的に勉強したおかげで大体理解することが出来るようになりました。
ただそれでも分からない箇所はあったので、その場合には今までと同じようにノートにとって覚えるように心掛けました。
このようにして短答式試験対策を行って一通りマスターしたところで論文式試験の試験対策を行ったのですが、この試験科目は民法や会計学、経済学と不動産の鑑定評価に関する理論とかなり勉強しがいがありました。
論文式試験の場合には書き方が重要になって来るのでそれに関するテキストを使って勉強をしたのですが、それによってかなり効果的に学力を伸ばすことが出来ました。
こういった形で短答式と論文式の試験問題の勉強をしたのですが、兎に角分からないことは後回しにせずに徹底的に勉強することがとても大切なことです。

2010年合格:50代 男性

私がこの資格を取得したのは6、7年以上前の話なので、若干ニュアンスが異なるかも知れませんが、体感的に司法試験を受けた友人と同じ位追い込み、追い込まれた難しい試験でした。時間にして1日10時間、つまり起きている間、食事以外の殆どを費やし合格する様は、司法試験と同様に大変だったと言う事でしょう。

合否発表の日から1週間寝込みましたので、心身共にどれだけ窮地に追い込まれていたかが想像に難くありません。この試験は知識も当然ながら、体力勝負でもあります。一度取得すれば安泰と言われる資格だけに、心して受験に挑む必要があります。ちなみに不動産業界では最高峰、信頼と一目置かれる資格であり、金融業界からも認めてもらえる試験です。

貴方が大学生なら、希望する企業に入社してから本格的に取得に向かった方が本業の学業を怠らないで済むと思います。専門の業界に携わりながらの方が未だ合格が近いからです。試験内容は全て論述式なので、マークシートの様に運が良ければ合格するというものではありません。つまり、大学の専攻を差し置いて勉強するには若干難易度が高過ぎる感もあります。

勿論司法試験の様に、学部を挙げて試験合格を目指す学部なら問題ありません。講師陣もプロが揃っているでしょうし、法的な学問のみならず、論述の試験対策は指導者が欠かせません。

独学で合格するのは不可能だと断言します。もし時間が許すのであれば、なるべく歴史ある、名立たる名門専門学校に入学し、徹底した合格へのカリキュラムの中で勉強する事が何よりの環境でしょう。司法試験同様、理解するだけではなく、それを言葉にして書き出す力が何よりも重要で、ピントがずれたり論点が少しでもぶれると失格となります。

これは回数重ねるごとに上手になるものなので、課題に対して2つの回答書を書いて提出し、採点してもらって改めて自分の未熟な点を見直すという、過酷な練習も地道ながら力を付ける練習になります。

基礎学力を身に付ける事は最低ラインの話、これは出来れば半年程度で頭に全て叩きこみ、必要に応じて必要な情報を引き出せる力を養う事に時間を費やす方が賢明です。不動産に関する全ての知識が頭に入っていないと論文に対する練習まで漕ぎ着けません。つまり基礎知識、基礎学力を持ってようやくスタートラインに立てると思ってください。

幸い私は大学でこうした基本的な知識を1年生の間に習得したので、資格取得に向けた対策を2年生の春から初めて、3年生で1度受験し失敗、4年生で何とか合格出来ました。

何事も同様ですが、頭でっかちと嫌味を言われながらも、資格を前面に出して入社した大手不動産会社では最初からキャリアコースを歩む事が出来ます。この資格は何にも代えがたい強靭な力を発揮します。

目指すなら大学生に入って直ぐ、仮に社会人の方は片手間に合格出来る代物ではないので、夜間学校に通いながら、プロの講師陣に指導を仰ぎ勉強してください。自分で理解している事を上手に書き出す能力は全く別物です。何でも知っている人が全て学校の先生が務まるかと言うとそうではない理屈と同じです。

専門学校の選び方ですが、過去に合格者を輩出している名立たる学校がお勧めです。合格へのノウハウや指導陣もプロが揃っているからです。過去に1人も合格者を出したことのない専門学校に通うのは時間の無駄と言えます。

不動産業界に入ってから取得を目指す人も大勢いますが、年々合格者が減少している程難しい為、最初から取得している人に頼み込んで指導を仰ぐ事が出来れば幸せな事です。

取得者から直接コツを教えてもらうのは何よりも確実です。これにもポイントがあり、合格直後の人の方がより正確な情報を与えてくれます。

「不動産鑑定士」資格取得者の方へ あなたの経験を同じ目標に向かっている仲間に伝えてみませんか?

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