資格の概要
構造計算適合判定資格者とは、建築基準法に基づく構造計算適合性判定業務を行うために必要な資格です。構造計算適合性判定は、高度な構造計算を要する鉄筋コンクリート造の建築物などに義務付けられている建造物審査です。
試験は3年に一度実施されます。
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試験日
| 試験日① | 受験受付:2024年8月15日(木) ~ 9月13日(金) 【筆記試験】2024年11月13日(水) |
受験者と合格率の推移
【構造計算適合判定資格者検定】| 実施年 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
|---|---|---|---|
| 2024年 | 415人 | 163人 | 39.3% |
| 2021年 | 481人 | 135人 | 28.1% |
試験対策
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試験概要
| 試験地 | 東京、大阪 |
| 受験資格 | 一級建築士試験に合格した者で、以下の業務に関して、合計5年以上の実務の経験を有する者。 |
| 受験料 | 35,000円 |
| 試験内容 | ■考査A ■考査B |
| 合格基準 | 167点/250点(考査A100点、考査B150点) |
| 主催団体 | 一般財団法人 日本建築防災協会 - 国土交通省 |
合格発表
2025年1月17日 公式サイトへ
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合格者や受験者の声
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2015年合格:70代 男性
今年の8月に判定員を引退した者です。
過去数回の試験の際に受験希望者の勉強会の講師をしておりましたので、参考になればと思い投稿します。大変長文失礼します。
当サイトにも記載があるように、試験は考査AとBで構成されています。
考査Aは多選択肢択一問題です。
これまでの傾向では、関連法規についての問題が6割、学会基準についての問題が4割といった感覚です。
関連法規については法令集などを試験会場に持ち込めますが、記載内容が膨大であること、また全ての選択肢の参照する場合は1問当たり2、3分しかないことから事前に内容を把握して試験に臨む必要があります。
また法令同士の関連や、特例事項についても問われる場合が多いことから、その場で字面を追うだけでは不十分であり、立体的な法理解が必要です。
学会基準については、RC造、S造、SRC造、木造の主要基準について、一般的な設計が行えるレベルまで各設計式を理解できていれば正解することができますので、過去に構造設計1級建築士を取得されている方(ほとんどかと思います)は同様の学習方法で問題ありません。
考査Bは記述式の問題です。
実際に構造計算書と構造図を読み解き、工学的に問題がある箇所を指摘する形式の問題です。
本来の計算書であれば数百ページに及びますが、試験時間の関係上、抜粋された計算書を使用することになります。抜粋とはいえかなりの文章量ですので、都度関連法規を確認すると全く時間が足りません。
そのため、日頃の業務において関連法規や学会基準が体に馴染むまで工学的な感覚を磨き、半ば直感的に不適格な点を認識できるようにならなければいけません。
学習の近道は、自分の計算書を他人に見てもらうこと、そして他人の計算書に少しでも多く触れることだと思います。
以上から、現状の本試験においては、受験にあたり少なくても25年程度以上の実務経験に加えて2、3年の試験対策を行う必要があるように感じます。
そのため、これまで勉強会に参加していただいた方々も組織設計事務所やスーパーゼネコンの設計部長職などが多かったように思います。
しかしながら、本当に業界に必要な人材は40代前後の若手技術者であると私は考えています。
この投稿の情報がそのような若手技術者の一助になれば幸いです。
最後に最低限学習すべき図書を記載します。
・建築関連法令集(法令編、告示編)
・構造関係技術基準解説書
・鉄筋コンクリート構造計算規準
・鉄筋コンクリート造配筋指針
・建築基礎構造設計指針
・鋼構造許容応力度設計基準
・鋼構造接合部設計指針
・鋼構造塑性設計指針
・鋼構造座屈設計指針
・各種合成構造設計指針
・木造構造設計基準
・木質構造接合部設計マニュアル
・建築物荷重指針
・建築工事標準仕様書JASS5
・建築工事標準仕様書JASS6
2021年合格:50代 男性
本資格は、一定規模以上の建築物を建設する際に構造上の安全を審査する業務(構造計算適合性判定)を行うために必要となる資格です。
試験の合格率は20〜30%程度とある程度高いですが、1級建築士としての実務経験が5年以上必要となること、また合格者が年平均にすると50人程度と少数であることから、競争相手となる受験者のレベルが高い点が特徴です。
試験会場では、受験者の年齢層の高さに驚かれると思います。
難易度は高い試験ですが、合格すれば、構造計算適合性判定の業務を行えるだけでなく、構造設計者として一定規模以上の建物を設計する際に必要となる資格である構造設計一級建築士の修了考査を免除されるといったメリットがあります。
試験の準備をするにあたって、最初の壁は試験内容の情報の少なさではないかと思います。
過去3回分の試験問題は公開されているものの、配点の高い記述式問題については解答が公開されていないからです。
身近に添削して頂ける上司や技術者などがいる場合は、協力を仰ぐのが最も近道であると思います。私は一緒に受験する技術者仲間と苦労しながら過去問題の予想解答を作成しました。
今後受験される方は、三年に一度の試験ということもありプレッシャーも大きいかと思いますが、試験に出題される内容は業務にも直結するものと思いますので、頑張ってください。
2018年合格:60代 男性
受験した当時の先生が本サイトに投稿されたと伺い、私も情報提供をしてみたいと思います。
合格によるメリットや試験対策については他の方が記載されているので、試験の難易度と業界の現状について記載します。
本試験に挑戦する方は、建築学科を卒業して一級建築士と構造設計一級建築士に合格済みという認識でほぼ間違いないと思います。
それぞれの合格率が一級が10%、構造一級20〜30%、構造適判20〜30%であり、全体を通しての合格率では1%以下となること、また必要とされる実務経験の期間が2年、5年、5年と長いことから、建築系の最難関資格と言って良いかと思います。
(それぞれを2回づつ受験すれば全体の合格率は5%程度まで下がります)
そうした試験の難しさや合格に要する期間からも判定資格者の人員不足や超高齢化が進んでおり、審査可能な対象を絞ったルート2建築主事試験なども生まれましたが、依然として人が足りていません。
正直、ここまで難易度を高くする必要があるのかという気もしますが、建築構造に携わるエンジニアの最終目標の一つとしてどんどん挑戦して、日本の建築物の安全性を守る一役を担って頂ければ思います。
最後に、関連法令や学会規準以外で参考となった図書を紹介します。
・大阪府構造計算適合性判定指摘事例集
・愛知県建築住宅センター 構造計算適合性判定判定内容事例集
・福岡県建築住宅センター 判定事例による質疑事項と設計者の対応集
・建築構造審査・検査要領(運用解説編、実務編)
2018年合格:50代 男性
対策としては、JSCAが発行していた構造設計一級建築士の過去問で、平成20年代で配筋詳細図や構造設計方針で不適切な箇所を指摘する問題が出ていたものを、特に参考にしました。
持ち込める黄色本は、何ページあたりに何が載っているか、事前に読み込みしておくと当日は対処しやすいです。
経験談として、黄色本を事前にあまり読み込めてなくて、あちこち参照するのに四苦八苦して焦りました。
構造設計一級建築士の法適合確認の試験を、より実践的にしたような印象の試験かと、今振り返るとそう思います。
2021年合格:50代 男性
某県の判定機関からお誘いを頂き、転職のために受験しましたが残念ながら合格できませんでした。
そちらで伺ったお話ですと、どの都道府県も判定員の後継者探しに四苦八苦されているようで、有資格者のニーズは高いように感じます。
また、国交省が最後に行った調査では常勤判定員の6割が60歳以上で、最年少でも40代だったとのことでしたので今後も判定員の確保競争は加速するのではないかと思われます。
これまでの試験間隔ですと来年度にも試験が開催されるので、今度こそ合格に向けて構造関連法令の学習を続けています。
2024年合格:50代 男性
住宅設計、現場管理27年、住宅性能評価5年です。
構造は専門ではありませんでしたが、2024年の構造計算適合判定資格者検定に合格することができました。
使用した本は、建築物の構造関係技術基準解説書、建築基準法、同告示です。
勉強期間は1年2ヶ月、540時間程と思います。
勉強内容は過去問を中心に勉強しました。
皆様の挑戦の一助になりましたらと思い、投稿させていただきました。
「構造計算適合判定資格者検定」資格取得者、受験経験者の方へ あなたの経験を同じ目標に向かっている仲間に伝えてみませんか?
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よくある質問
構造計算適合判定資格者検定の試験日と申し込みの受付時期を教えてください
こちらをご確認ください。
構造計算適合判定資格者検定の試験地はどこですか
東京、大阪
構造計算適合判定資格者検定の受験料はいくらですか
35,000円
構造計算適合判定資格者検定の受験者数や合格率を教えてください
2024年の受験者数415人、合格者数163人、合格率39.3%です。
構造計算適合判定資格者検定で人気の参考書や問題集はありますか
最も人気の書籍は「改訂版 図説 やさしい構造力学」です。




