国家資格

刑務官

刑務官とは、刑務所や少年刑務所または拘置所に勤務し、被収容者に対し日常生活の指導、職業訓練指導、悩みごとに対する指導などを行うとともに、刑務所等の保安警備の任に当たる者です。

刑務所および少年刑務所において受刑者への指導を通じ、その社会復帰(改善更生)を実現するよう様々な処遇を行っており、全国に69庁が設置されています。拘置所では主として勾留中の被疑者や被告人を収容し、逃走や証拠の隠滅を防止するとともに公平な裁判を受けられるように配慮しており、全国に8庁が設置されています。

試験日

試験日①受験受付:2018年7月17日(火) ~ 7月26日(木)
【筆記試験、実技試験(武道のみ)】2018年9月16日(日)
【人物試験(個別面接)、身体検査】10月中旬~下旬の期間で指定する日

応募者と合格率の推移

【刑務A】
実施年応募者数合格率
2017年3,501人15.7%
2016年3,445人14.9%
2015年3,414人22.8%

試験対策

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試験概要

試験地

[刑務A.B, 社会人A.B] 1次:全国主要都市

[武道A] 1次:札幌市、仙台市、東京都、名古屋市、堺市、広島市、高松市、福岡市、南城市

[武道B」 札幌市、仙台市、東京都、名古屋市、堺市、広島市、福岡市

受験資格

Aは男子、Bは女子の採用区分を表します。「社会人」は、基本資格に入らない29歳以上~40歳未満に対する受験資格。「武道」は平成23年まで存在した「柔剣道有段者の刑務官(警備隊要員)選考採用」から移行したもので、柔道または剣道の実技試験があります。

【刑務A・B、刑務A(武道)・B(武道)】
試験実施年の4月1日時点で、17歳以上29歳未満。

【刑務A(社会人)・刑務B(社会人)】
試験実施年の4月1日時点で、29歳以上40歳未満。

受験料

受験料は無料です。

申込者数
合格率

【刑務A】

応募者数合格者数合格率
2017年3,50154915.7%
2016年3,44551414.9%
2015年3,41477722.8%

【刑務B】

応募者数合格者数合格率
2017年84419823.5%
2016年79820926.2%
2015年80122127.6%

【刑務A(武道)】

応募者数合格者数合格率
2017年37013235.7%
2016年47012526.6%
2015年44814532.4%

【刑務B(武道)】

応募者数合格者数合格率
2017年723650%
2016年652436.9%
2015年662740.9%

【刑務A(社会人)】

応募者数合格者数合格率
2017年4196315.0%
2016年4855010.3%
2015年580264.9%
2014年692233.3%
2013年760303.9%

【刑務B(社会人)】

応募者数合格者数合格率
2017年571424.6%
2016年812024.7%
2015年891314.6%
2014年951819.0%
2013年841214.3%
試験内容

【刑務A・B、刑務A(社会人)・刑務B(社会人)】

[1次]

  1. 基礎能力試験(多肢選択式) 40題:1時間30分
  2. 作文試験 1題:50分

[2次]

  1. 人物試験(個別面接)
  2. 身体検査:胸部疾患、血圧、尿、その他一般内科検査。
  3. 身体測定:身長、体重、視力の測定。
  4. 体力検査:上体起こし、立ち幅跳び、反復横跳びによる筋持久力についての検査。

【刑務A(武道)・B(武道)】

[1次]

  1. 基礎能力試験(多肢選択式) 40題:1時間30分
  2. 作文試験 1題:50分
  3. 実技試験:柔道または剣道の実技試験

[2次]

  1. 人物試験(個別面接)
  2. 身体検査:胸部疾患、血圧、尿、その他一般内科検査。
  3. 身体測定:身長、体重、視力の測定。
合格基準

【刑務A・B、刑務A(社会人)・刑務B(社会人)】

[前提]
(1) 判定に利用する得点は各試験種目の素点を基準とせず、試験種目ごとに平均点、標準偏差を用いて算出した「標準点」を用います。

(2) 人物試験においては、各受験者についてA~Eの5段階で評価し、この評価結果が正規分布するものとみなして、各段階の標準点を算出します。

(3) 身体検査、身体測定および体力検査については、得点を算出せず合否の判定のみを行います。

[第1次試験合格者の決定]
筆記試験においては満点の30%に達しない試験種目が一つもなく、人物試験においてC評価以上であった場合、基礎能力試験の標準点に基いて決定します。

[最終合格者の決定]
身体検査、身体測定および体力検査に合格し、作文試験において基準点以上である者について、第1次試験を含むすべての試験種目の標準点を合計した得点に基いて決定します。

【刑務A(武道)・B(武道)】

[前提]
(1) 判定に利用する得点は各試験種目の素点を基準とせず、試験種目ごとに平均点、標準偏差を用いて算出した「標準点」を用います。

(2) 人物試験においては、各受験者についてA~Eの5段階で評価し、この評価結果が正規分布するものとみなして、各段階の標準点を算出します。

(3) 身体検査、身体測定および体力検査については、得点を算出せず合否の判定のみを行います。

(4) 実技試験においてはA~Cの3段階で評価し、A評には標準偏差から算出した加算点が加わります。

[第1次試験合格者の決定]
筆記試験においては満点の30%に達しない試験種目が一つもなく、人物試験においてC評価以上、実技試験においてはB評価以上であった場合、基礎能力試験の標準点と実技試験の加算点を合計した得点に基いて決定します。

[最終合格者の決定]
身体検査、身体測定に合格し、作文試験において基準点以上である者について、第1次試験を含むすべての試験種目の標準点と実技試験の加算点を合計した得点に基いて決定します。

主催団体

人事院
〒100-8913 東京都千代田区霞が関1-2-3

人事院 北海道事務局
TEL 011(241)1248

人事院 東北事務局
TEL 022(221)2022

人事院 関東事務局
TEL 048(740)2006~8

人事院 中部事務局
TEL 052(961)6838

人事院 近畿事務局
TEL 06(4796)2191

人事院 中国事務局
TEL 082(228)1183

人事院 四国事務局
TEL 087(831)4765

人事院 九州事務局
TEL 092(431)7733

人事院 沖縄事務所
TEL 098(834)8400

http://www.jinji.go.jp/saiyo/siken/sennmonnsyoku_kousotsu/keimu/keimu_kousotu.html

試験対策

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合格者からのアドバイス

2012年合格:50代 男性

刑務官採用試験は資格受験と違い、公務員試験の一つです。
刑務官採用試験に合格すれば、刑務官として採用され、
刑務所や拘置所で働くことになりますが、資格ではありません。

刑務官試験の筆記試験は割と簡単な方です。
レベルは高卒程度の学力があれば充分です。
ただ、試験科目が広範囲なため、どの科目も勉強しないといけません。

刑務官試験の参考書や問題集などの教材はありませんが、
「国家一般職(高卒程度)」「地方初級公務員」「警察官(高卒)」などのテキストなどの教材を使い、
たくさん問題を広く浅くこなすことで、筆記試験の対策はできます。

刑務官採用試験は1次試験の筆記試験の他、
2次試験の作文試験があります。
大概、作文は1次試験終了後、すぐに行われます。
作文を書いている間に試験官が採点をして、
所轄矯正管区に平均点を連絡します。
矯正管区は全国から連絡が入った点数の報告を受けたら、
合格基準点を決め、試験会場となっている刑務所に
合格点を連絡します。

受験者が作文を書いている間に、1次試験の合格者が決定し、
その日のうちに合格発表されます。

1次不合格者はその場で帰されます。
1次合格者は翌日かその日の午後から
2次試験の身体測定、身体検査、体力検査、面接が行われます。

身体測定は刑務官の受験資格である男子身長160㎝以上、体重47kg以上、胸囲76㎝以上
女子身長150㎝以上、体重43kg以上、胸囲75㎝以上の条件を満たしているか確認されます。
また、裸眼視力も一眼でも0.6満たない方は不合格です。
ただし矯正視力が両眼で1.0以上であれば差支えがありません。

体力検査は身体の持久力、瞬発力、腹筋力を検査します。
持久力は、一定時間その場で駆け足をした後、どれだけ長く息を止めることができるかを見ます。
瞬発力は垂直跳びをします。
腹筋力は仰向けで膝を曲げて寝て、上体を何回起こすことができるかを見ます。
腹筋や息止めは一定時間で終わりますので、試験官が「止め」と言われるまで、頑張るといいです。
以上の試験はジャージと運動靴に履き替えて行われます。

それらが終了したら、また着替えて、面接試験に挑みます。
面接官は刑務所の幹部の方3名が試験官として行われます。
公務員は服務規程に上司の命令に従わなければいけない、ということがあります。
矯正教育の持論や自分の意見を述べるよりは、
服務規程に従って、頑張って仕事に就きたいということをアピールするのがいいです。
また、刑務官の志望動機も聞かれます。

私は高校3年の時、受験しましたが、1次試験で落ちました。
筆記試験は簡単だと書きましたが、問題自体は簡単なのですが、
倍率が高いため、かなりの高得点を取らないと厳しいです。
女子の受験者は少ないですが、働く場所も少ないため、倍率は高くなります。
民間の会社に就職をして、翌年もう一度刑務官採用試験を受けました。

採用されてから、幹部の方から聞いた話ですが、
本当は新卒をなるべく採用したいそうです。
2度目の受験時、社会人だった私は本当は不利でしたが、
1度受験に失敗しても、また再び受験してくれたことに感動して採用してくださったそうです。
私の頭も決して良くはなかったので、試験成績も良くはなかったはずです。
どのような基準で合格が判定されるのかわかりませんが、
最後は「刑務官になりたい」という熱意が一番大事です。

一番最初に刑務官採用試験は資格試験ではなく採用試験だと書きました。
合格すれば、刑務官として採用されますが、退職してしまうと、普通の人になってしまいます。
資格を有すれば、再就職もできますが、刑務官は辞めてしまうとそうはいきません。
でも、一部例外があります。
最近は出産後に育児休暇を3年取ることができます。
刑務官が育児休暇で休んでいる間、退職した元刑務官が任期付き採用されることがあります。
結婚、出産後も続けられる仕事になりましたので、元刑務官の需要もあります。

「刑務官」資格取得者の方へ あなたの経験を同じ目標に向かっている仲間に伝えてみませんか?

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難易度:

B

難易度の目安»

【刑務A】

受付期間

7月中旬~下旬

試験日

9月中旬

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