国家資格

名称独占資格

技術士・技術士補

技術士とは、法定の登録を受け、技術士の名称を用いて、科学技術に関する高等の専門的応用能力を必要とする事項についての計画、研究、設計、分析、試験、評価またはこれらに関する指導の業務を行う者です。技術士は、科学技術の応用面に携わる技術者にとって最も権威のある資格です。

技術士補とは、技術士となるのに必要な技能を修習するため、法定の登録を受け、技術士補の名称を用いて、技術士の業務について技術士を補助する者です。

試験区分は、技術士補になるための「第一次試験」、技術士になるための「第二次試験」に、また技術部門は以下の20種(※第二次試験の「総合技術監理」を含め21種)に分かれます。

  1. 機械
  2. 船舶・海洋
  3. 航空・宇宙
  4. 電気電子
  5. 化学
  6. 繊維
  7. 金属
  8. 資源工学
  9. 建設
  10. 上下水道
  11. 衛生工学
  12. 農業
  13. 森林
  14. 水産
  15. 経営工学
  16. 情報工学
  17. 応用理学
  18. 生物工学
  19. 環境
  20. 原子力・放射線
  21. ※総合技術監理

試験日

試験日①受験受付:2018年6月15日(金) ~ 7月2日(月)
【第一次試験】2018年10月7日(日)
試験日②受験受付:2018年4月9日(月) ~ 4月25日(水)
【第二次試験(筆記:総合技術監理部門の必須科目)】2018年7月15日(日)
【第二次試験(筆記:総合技術監理部門を除く技術部門、総合技術監理部門の選択科目)】2018年7月16日(月)
【第二次試験(口頭)】11月下旬~翌1月下旬のうち、あらかじめ受験者に通知する日

受験者と合格率の推移

【技術士第一次試験】
実施年受験者数合格率
2016年17,561人49%
2015年17,170人50.6%
2014年16,091人61.2%
2013年14,952人37.1%
2012年17,188人63.3%

試験対策

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試験概要

試験地

北海道、宮城県、東京都、神奈川県、新潟県、石川県、愛知県、大阪府、広島県、香川県、福岡県、沖縄県

※第二次口頭試験は東京都のみ

受験資格

■第一次
年齢、学歴等に制限はなく誰でも受験できます。

■第二次
技術士補となる資格(技術士第一次試験の合格者あるいはそれと同等と認められる者)を有し、1~3のいずれかに該当することが必要です。

  1. 技術士補に登録し、技術士補として通算4年を超える期間、技術士を補助したことのある者。
  2. 技術士補となる資格を有した日から、科学技術に関する専門的応用能力を必要とする事項についての計画、研究、設計、分析、評価またはこれらに関する指導の業務を行う者の監督のもとに当該業務に従事した期間が通算4年を超える者。
  3. 科学技術に関する専門的応用能力を必要とする事項についての計画、研究、設計、分析、試験、評価またはこれらに関する指導の業務に従事した期間が通算7年を超える者。(技術士補となる資格を有した日以前の従事期間も算入することができます。)

※ 上記1から3について、大学院の期間を有する者は、2年を限度として、その期間を短縮することができます。(技術士補となる資格を有した日以前の期間であっても、大学院における研究経歴の期間を、2年を限度として、業務経歴の期間を減じることができます。)

【総合技術監理部門を受験する場合】
上記1から3に示した期間に加えて更に3年が必要です。ただし、既に技術士第二次試験に合格している者は、業務経験が第一次試験合格前の従事期間を含めて7年を超える期間があれば受験できます。

受験料

第一次試験: 11,000円(非課税)
第ニ次試験: 14,000円(非課税)

申込者数
合格率

■技術部門別結果(2016年度第一次試験)

受験者数合格者数合格率
機械2,2051,22555.7%
船舶・海洋211152.4%
航空・宇宙674567.2%
電気電子2,1301,02648.2%
化学28118666.2%
繊維583865.5%
金属1297457.4%
資源工学17952.9%
建設7,4143,19443.1%
上下水道1,11849944.6%
衛生工学36817748.1%
農業63138861.5%
森林26913249.1%
水産602541.7%
経営工学27117163.1%
情報工学81550161.5%
応用理学34818252.3%
生物工学20913564.6%
環境1,00947947.5%
原子力・放射線14110070.9%

■第二次試験

受験者数合格者数合格率
2016年25,0323,64814.6%
2015年24,8783,64914.7%
2014年23,2073,49815.1%
2013年23,1233,80116.4%
2012年24,8483,40913.7%
試験内容

■第一次試験(五肢択一式)

  1. 基礎科目: 科学技術全般にわたる基礎知識を問う問題 - 15点(1時間)
  2. 適性科目: 技術士法第四章の規定の遵守に関する適性を問う問題 - 15点(1時間)
  3. 専門科目: あらかじめ選択する1技術部門に係る基礎知識及び専門知識を問う問題 - 50点(2時間)

■第二次試験:筆記
・総合技術監理部門を除く技術部門(必須科目は択一式、選択科目は記述式)

  1. 必須科目: 「技術部門」全般にわたる専門知識 - 30点(1時間30分)
  2. 選択科目: 「選択科目」に関する専門知識及び応用能力 - 40点(2時間)
  3. 選択科目: 「選択科目」に関する課題解決能力 - 40点(2時間)

・総合技術監理部門(いずれも択一式および記述式)

  1. 必須科目: 「総合技術監理部門」に関する課題解決能力及び応用能力 - 択一式(50点 2時間)、記述式(50点 3時間30分)
  2. 選択科目(他の20の技術部門の必須科目及び対応する選択科目のうちあらかじめ選択する1科目):
    1. 選択した「技術部門」全般にわたる専門知識 - 30点(1時間30分)
    2. 選択した技術部門に対応する「選択科目」に関する専門知識及び応用能力 - 40点(2時間)
    3. 選択した技術部門に対応する「選択科目」に関する課題解決能力 - 40点(2時間)

■第二次試験:口頭 ※筆記試験の合格者のみ
・総合技術監理部門を除く技術部門

  1. 受験者の技術的体験を中心とする経歴の内容及び応用能力 - 60点
  2. 技術士としての適格性及び一般的知識 - 技術者理論(20点)、技術士制度の認識その他(20点)

・総合技術監理部門

  1. 必須科目に対応: 「総合技術監理部門」の必須科目に関する技術士として必要な専門知識及び応用能力
    1. 体系的専門知識(40点)
    2. 経歴及び応用能力(60点)
  2. 選択科目に対応: 受験者の技術的体験を中心とする経歴の内容及び応用能力 - 60点
    技術士としての適格性及び一般的知識 - 技術者倫(20点)、技術士制度の認識その他(20点)
合格基準

■第一次試験
基礎科目: 50%以上の得点
適性科目: 50%以上の得点
専門科目: 50%以上の得点

■第二次試験:筆記
・総合技術監理部門を除く技術部門
「必須科目」「選択科目」のそれぞれの科目において全て60%以上の得点で合格となります。

・総合技術監理部門
「必須科目」「選択科目」のそれぞれの科目において全て60%以上の得点で合格となります。

■第二次試験:口頭
・総合技術監理部門を除く技術部門
「必須科目」「選択科目」のそれぞれの試問において全て60%以上の得点で合格となります。

・総合技術監理部門
「必須科目」「選択科目」のそれぞれの試問において全て60%以上の得点で合格となります。

免除科目

■第一次試験
旧制度において第一次試験の合格を経ずに、既にいずれかの技術部門について第二次試験に合格している者が、第一次試験を受験する場合、次のとおり試験科目の一部が免除されます。

  1. 第二次試験に合格した技術部門と同一の技術部門で第一次試験を受験する場合、「基礎科目」「専門科目」が免除されます。
  2. 第二次試験に合格した技術部門と別の技術部門で第一次試験を受験する場合、「基礎科目」が免除されます。

※学歴または他の国家資格の保有による試験の一部免除はありません。平成24年度まで所定の学歴または国家資格を取得している者は「共通科目」を免除できましたが、平成25年度の試験から「共通科目」は、「基礎科目」に統合され廃止となりました。

■第ニ次試験
既に総合技術監理部門以外のいずれかの技術部門の第二次試験に合格している者が、総合技術監理部門を既に合格している技術部門に対応する選択科目で受験する場合、試験科目のうち「選択科目」が免除されます。

主催団体

公益社団法人 日本技術士会 試験・登録部
〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂2-10-7 新大宗ビル9階
TEL 03-3461-8827

https://www.engineer.or.jp/sub02/

試験対策

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合格者からのアドバイス

2012年合格:20代 男性

技術士の農業部門の資格試験に合格したことがるので、その合格体験について述べます。
1 技術士の概要
まず、技術士には部門ごとに分かれており、①機械部門、②船舶・海洋部門から21総合技術管理部門までの21部門あります。なお、農業部門は12番目に位置付けられています。
農業部門の中でも、さらに畜産や農芸化学、農業土木、農業及び養蚕など7つにわかれており、取得したのは畜産の部門です。
2技術士試験の概要と体験記
技術士試験は、大きく分けて1次試験と2次試験に分けられます。1次試験に合格することで技術士補、2次試験に合格することで技術士になる資格を有し、日本技術士会にそれぞれ登録することで、技術士及び技術士補と名乗ることができます。
1次試験は①基礎科目、②適性科目及び③専門科目(農業部門受験なら農業の試験)の3つに合格することが必要です。
この中でも難しいと感じたのは①基礎科目です。基礎科目の内容は、高校や大学の基礎教養部門で習う科学的な問題が試験対象で、問題範囲が広いため、多くの年度の過去問を繰り返し解くことが必要です。私が受験した時は、基礎科目の勉強が足りず②と③は合格点に達しましたが、①が合格点に達しなかったため不合格になりました。そのため、翌年度の試験は、基礎科目の過去問を多くの年度を繰り返し解くことで郷学できました。②適性科目は、いわゆる道徳的な問題のため過去問を数回繰り返せば、問題無く合格できます。③専門科目は、大学の学部で勉強する内容が試験に出てくるため、基本的な技術や知識があれば合格できます。なお、農業の場合はだと、栽培や土壌肥料、畜産など浅く広い知識を求められるため、大学での知識、仕事など現場での知識と技術に加えて過去問を繰り返せば、問題無く合格できます。

2次試験は、①必須科目と②選択科目の2つと、その後の面接試験に合格することが必要です。
農業部門の①の必須科目は、農業技術や農業政策に関する試験が出ます。試験対策として、まずは過去問を確認し、農林水産省が発行している食料・農業・農村白書の中で過去問から出ている分野を中心に、勉強すると効果的です。また、最近の農業政策を知ることも重要なので農業新聞や、農業関係の記事をよく読んでおくと試験に対応できます。私は、食料・農業・農村白書をインターネットからダウンロードし、過去問を見ながら良く出る試験の部分を中心に勉強して試験に合格できました。
②選択科目は、畜産に関する幅広い知識と技術が必要です。特に、科学的な知識と技術が必要であり、農業の場合生産現場で働く人が受験する場合は、経験則で生産できますが、この点について良く勉強する必要があります。
私の勉強方法は、何回も過去問を繰り返して勉強しました。具体的には、過去問を見てその回答を作成し、回答の内容の技術的にあっているのかを専門の教科書で確認、文の内容が適正に描かれているのか見直しを繰り返しました。私は、仕事で農業関係の試験研究をしていたこともあり、これらを客観的に見ることは得意だったため、自分の能力を信じて勉強しましたが、これらが不得意な場合は、技術者に見てもらい回答をチェックしてもらうほうが、より効果的に勉強できると思います。
面接試験では、自分の過去の仕事の成果をA4用紙2枚にまとめ提出し、その内容について試験官2名と40分程度のディスカッションが試験になります。提出する書類の内容と、面接試験は、前述の通り研究員だったため自信があったため自分で勉強しましたが、受験者に自信がない場合は他の技術者に書類を見てもらったり面接の練習をするのが良いと思います。また、面接の最後には、必ず技術者としての3義務と2責務について聞かれるので、この点については絶対に覚えておく必要があります。
以上が、技術士試験についてと、私が試験合格に関する体験についてです。

「技術士・技術士補」資格取得者の方へ あなたの経験を同じ目標に向かっている仲間に伝えてみませんか?

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A

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【技術士第一次試験】

受付期間

6月下旬~7月上旬

試験日

10月上旬

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