遺伝子分析科学認定士とは、遺伝子分析科学または遺伝子関連検査に関与する者の学識、および技術の向上と検査の標準化を図り、また一般の人々における遺伝子関連検査に関する正しい知識を啓発し、遺伝子関連検査に基づく良質な医療の発展・普及に寄与することを目的として実施されている認定資格です。
資格認定試験の区分は、初級・一級です。
受験には単位の取得や研修の受講、関連業務経験等が必要で、初級の受験は1次受付で必要書類を提出し受験可能となった場合にのみ、試験の願書を作成することが可能となります。
初級・一級ともに、5年ごとの更新(更新試験の合格)が必要です。
| 試験地 | 東京近郊 |
| 受験資格 | ■初級 以下の1、2のいずれかと3の条件を満たす者。なお、学生はさらに指定研修を受講しなければなりません。 - 大学院、大学、短期大学、専門学校、高等専門学校において分子生物学関連科目(*1)を履修した者、あるいは、分子生物学関連学部・学科(*2)を卒業または卒業見込みの者(単位換算するには証明書が必須)。*1、*2は【表2】に例示。
- 高校卒業以上の学歴を有し、分子生物学関連業務(検査・研究)を3年以上経験した者。
- 【表1】の単位換算表で50単位以上を取得した者。ただし、1~6は受験前5年間を対象とする。7は上限30単位とする。8は受験年の1回のみの算定とする。
【表1】 | 1. 論文、著書 | 20(筆頭)、10(共著) | | 2. 学会*3発表、講演等 | 10(筆頭、共同) | | 3. 学会*3、講習会、研修会等参加 | 10(全国)、5(地方) | | 4. 学術セミナー参加 | 5 | | 5. 学会主催の教育活動 | 10(全国)、5(地方) | | 6. 学校の教育活動 | 10(1科目) | | 7. 分子生物学関連科目の履修 | 5(1科目) | | 8. 初級指定研修受講 | 20(1回) |
【表2】 | 科目 | 分子生物学、遺伝子検査学、細胞遺伝学、人類遺伝学、微生物学、生化学、免疫学、血液学、生理学、病理学、解剖学、動物細胞工学、生物科学など、とこれらの実習。 | | 学部・学科 | 医学部、歯学部、薬学部、保健学部、獣医学部、水産学部、農学部、生命科学部、工学部、理学・理工学部などのバイオ関連学科(生物学科、応用生物学科、分子生物学科)など。 | | 学会 | 日本家族性腫瘍学会、生物試料分析科学会、染色体学会、日本医学検査学会、日本遺伝カウンセリング学会、日本遺伝子診療学会、日本遺伝子治療学会、日本ウイルス学会、日本エイズ学会、日本栄養・食糧学会、日本化学療法学会、日本環境変異原学会、日本感染症学会、日本癌学会、日本血液学会、日本血栓止血学会、日本健康科学学会、日本検査血液学会、日本細菌学会、日本細胞生物学会、日本産婦人科学会、日本耳鼻咽喉科学会、日本獣医学会、日本小児遺伝学会、日本静脈経腸栄養学会、日本神経感染症学会、日本人類遺伝学会、日本生化学会、日本先天異常学会、日本先天代謝異常学会、日本染色体遺伝子検査学会、日本組織適合性学会、日本畜産学会、日本DNA多型学会、日本電気泳動学会、日本糖尿病学会、日本動脈硬化学会、日本皮膚科学会、日本肥満学会、日本病理学会、日本プロテオーム学会、日本分子生物学会、日本法医学会、日本マス・スクリーニング学会、日本薬学会、日本薬理学会、日本臨床化学会、日本臨床検査医学会、日本臨床検査学教育学会、日本医療検査科学会、日本臨床細胞学会、日本臨床腫瘍学会、日本臨床分子医学会、日本臨床微生物学会、日本臨床薬理学会、その他 | | 学術セミナー | 上記学会が主催する学術セミナー、研究会など 上記学会以外の学術セミナー、研究会など LAMP研究会、PCR感染症検査研究会、アークレイ遺伝子アカデミー、ロシュRDKK遺伝子セミナー、日本臨床衛生検査技師会の主催する遺伝子関連のセミナーなど | | 学会主催の教育活動 | 日本臨床検査同学院または関連団体における教育活動 |
■一級 以下の1~4のすべてを満たす者。 - 遺伝子分析科学認定士(初級)試験合格後、5年を経た者。
- 遺伝子分析科学認定士(初級)の資格を継続して有している者。
- 一級遺伝子分析科学認定士制度施行細則第2条の資格審査基準として、5年間で50単位以上を取得した者。
- 実務経験を3年以上有する者。なお、実務経験は、分子生物学関連の検査、研究、教育、技術指導の実務に限る。
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| 受験料 | ■初級、一級 受験料:27,500円 認定証発行手数料:5,500円 (各税込) |
申込者数 合格率 | ■初級 | 実施年 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
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| 2025年 | 206 | 143 | 69.4% | | 2024年 | 227 | 191 | 84.1% | | 2023年 | 233 | 194 | 83.3% |
■一級 | 実施年 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
|---|
| 2025年 | 11 | 4 | 36.4% | | 2024年 | 10 | 2 | 20.0% | | 2023年 | 16 | 4 | 25.0% |
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| 試験内容 | ■初級 - 筆記試験は出題数50題。問題解答は多肢選択形式問題(解釈、問題解決等)、視覚教材使用あり。
- 実技試験は動画3題。(基礎、遺伝子、染色体、検査実施、判定)による出題で解答は記述式。
- 実技試験(技術試験)は指示された基本的操作手技を時間内に実施。
[出題基準] - 筆記試験はカリキュラム委員会で定められたカリキュラム内容に従う。参考書「遺伝子検査技術」改訂第2版以外からの出題もある。
- 実技試験は下記の行動目標を達成していることを問う。
- 多様な増幅解析技術の役割を知った上で、検査の適切な運用を考えた検査項目、サンプリング、前処理法、検査法の最適な選択ができる。
- 検査の実施について、適正な作業・手技を理解し、不適切な操作による検査値への影響を回避できる。
- 各操作の理論的背景、限界を熟知し、測定上の問題の把握・解決が適切にできる。
- 検査結果(リスト)から誤差要因(サンプリング,前処理,測定)を抽出でき、その原因の推定、再検査の指示ができる。
- 検査で遭遇する一般的な検出対象について、測定結果の判定ができ、追加検査の選択・指示、その結果の評価・解釈、依頼者への報告ができる。
- 検出対象に特異的な遺伝子構造異常の情報入手とその検出に効率的な解析技術の選択、個別の特殊検査設計ができる。
- 新規検査の導入において、検査の基礎的性能評価を実施し、適正な評価に基づき、十分な測定精度を確保できる。
■一級 - 筆記試験は出題数50題。問題解答は多肢選択形式問題(解釈、問題解決等)、視覚教材使用あり。
- 分子生物学関連論文の英文和訳。英語辞書1冊持込みはできる。医学辞書・ライフサイエンス辞書および電子辞書は不可。
- 実技試験は動画3題。基礎、遺伝子、染色体(検体取扱い、検査実施、判定・報告)による出題で解答は記述式。
[出題基準] - 筆記試験はカリキュラム委員会で定められたカリキュラム内容に従う。参考書「遺伝子検査技術」改訂第2版以外からの出題もある。
- 実技試験は下記の行動目標に達成し、かつ指導できるかを問う。
- 多様な増幅解析技術の役割を知った上で、検査の適切な運用を考えた検査項目、サンプリング、前処理法、検査法の最適な選択ができる。
- 検査の実施について、適正な作業・手技を理解し、不適切な操作による検査値への影響を回避できる。
- 各操作の理論的背景、限界を熟知し、測定上の問題の把握・解決が適切にできる。
- 検査結果(リスト)から誤差要因(サンプリング、前処理、測定)を抽出でき、その原因の推定、再検査の指示ができる。
- 検査で遭遇する一般的な検出対象について、測定結果の判定ができ、追加検査の選択・指示、その結果の評価・解釈、依頼者への報告ができる。
- 検出対象に特異的な遺伝子構造異常の情報入手とその検出に効率的な解析技術の選択、個別の特殊検査設計ができる。
- 新規検査の導入において、検査の基礎的性能評価を実施し、適正な評価に基づき、十分な測定精度を確保できる。
- 遺伝子検査に関する生命倫理について正しく理解し、実践できる。
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| 主催団体 | 公益社団法人 日本臨床検査同学院 〒101-0054 東京都千代田区神田錦町1-13 宝栄錦町ビル201号 TEL 03-5282-3117 ■初級 https://clmj.jp/com_ma.html- ■一級 https://clmj.jp/com_mas.html |