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理容師

理容師とは厚生労働大臣の免許を受けた、散髪や顔剃りなどの理容を業とする者です。試験受験には、都道府県知事の指定した理容師養成施設において、厚生労働省令で定める期間の教育を受ける必要があります。

試験日

試験日①受験受付:2018年5月7日(月) ~ 5月28日(月)
【実技試験】2018年8月1日(水)
【筆記試験】2018年9月2日(日)
試験日②受験受付:2018年11月6日(火) ~ 11月28日(水)
【実技試験】2019年2月1日(金)
【筆記試験】2019年3月3日(日)

受験者と合格率の推移

【理容師】
実施年受験者数合格率
2017年1,952人68.5%
2016年2,141人69.1%
2015年2,115人69.4%
2014年2,486人66.6%
2013年2,504人60.5%

試験対策

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試験概要

試験地

(実技)全国36都道府県

(筆記)北海道、岩手県、宮城県、東京都、神奈川県、石川県、愛知県、大阪府、広島県、愛媛県、福岡県、鹿児島県、沖縄県

受験資格

厚生労働大臣または都道府県知事の指定した理容師養成施設に平成10年4月1日以降に入学し、所定の課程を修めた者、または同施設に平成10年3月31日以前に入学し、所定の課程を修めた後、平成14年3月31日までに1年以上の実地習練を行った物。

■平成10年4月1日以降に入学した者の必要課程

  • 昼間課程: 2年以上
  • 夜間課程: 2年以上
  • 通信課程: 3年以上

■平成10年3月31日以前に入学した者の必要課程

  • 昼間課程: 1年以上
  • 夜間課程: 1年4ヵ月以上
  • 通信課程: 2年以上

※平成14年3月31日までに1年以上の実地習練が終了していない場合は、受験資格はありません。

受験料

実技・筆記試験: 25,000円
実技試験のみ: 12,500円
筆記試験のみ: 12,500円

試験内容

■実技試験

  1. カッティングの準備 - 7分
  2. カッティング試験 - 25分
  3. 毛払い - 2分
  4. シェービング・顔面処置および整髪の準備 - 7分
  5. シェービングおよび顔面処置試験 - 15分
  6. 整髪試験 - 5分
  7. 毛払い・顔面拭き取り -2分

■筆記試験
四肢択一式 13:20~15:00(100分)

  1. 関係法規・制度
  2. 衛生管理
  3. 理容保健
  4. 理容の物理・化学
  5. 理容理論
合格基準

■実技試験
次の両方の条件を満たしている場合に合格となります。

  1. 衛生上の取扱試験において、減点が30点以下
  2. 基礎的技術試験において、減点が40点以下

■筆記試験
次の両方の条件を満たしている場合を合格とする。

  1. 50問中60%以上の正答率
  2. 関係法規・制度、公衆衛生・環境衛生、感染症、衛生管理技術、人体の構造及び機能、皮膚科学、理容の物理・化学、理容理論のいずれの課目においても無得点がない
免除科目
  1. 「実技試験及び筆記試験」の両方を受験した者のうち、筆記試験のみに合格した場合、次回の試験に限り、筆記試験の免除を受けることができます。
  2. 「実技試験及び筆記試験」の両方を受験した者のうち、実技試験のみに合格した場合、次回の試験に限り、実技試験の免除を受けることができます。
主催団体

公益財団法人 理容師美容師試験研修センター
〒135-8507 東京都江東区有明3-7-26 有明フロンティアビルB棟9F
TEL 03-5579-0911

http://www.rbc.or.jp/exam/index.html

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合格者からのアドバイス

2011年合格:30代 男性

理容師の資格を取るには大きく分けて2つのコースがあり、私はどちらかと言うと比較的困難とされる道で資格取得を果たしました。

参考までにもう一つのコースと言うのは、理容美容専門学校に入学し、2年間仲間と一緒に朝から夕方まで学ぶ方法。これは理容師だけの資格に限らず、ネイルやエステ、美容師に至るまで幅広く勉強が出来るので最終的に理容師の試験を受けるに当たっても知識が豊富なので有利です。

私は高校を卒業してすぐ、田舎から首都圏に出て実際にお客様が来店される理容室に就職しました。そこで僅かですが給与を貰いながら夜間の理容師学校に通い、3年間見習いという形で勉強と仕事を両立させ、3年後の試験に挑むというコースを選択しました。これは諦める人や挫折する人が多いと聞いていましたが、実際自由な時間は殆どない、若い自分には過酷な環境だったと今でも思います。

メリットとしては専門学校に通ってスムーズに理容師の免許を取得したとしても、現場での実績はゼロな訳で(専門学校に通った友人に聞くと、現場研修として実際の理容室で学ぶ機会はあったそうです)、実際にお客様と理容師がどのような会話をしているかなどの接客ノウハウについては、身を持って体験出来る就職コースにしたおかげで理容師に必要な技術プラスサービス業界としての接客力も同時に身について良かったと思います。

当然免許を持っていないので、3年間見習いという身分で(一般に呼ばれるアシスタント)下働きの日々は手荒れなどの苦労もありました。2年目の中盤からはお客様の髪をカットできるスタイリストを羨ましく思ったものです。この頃には私も学校でカットの方法を学んでおり、実践したい気持ちが強くなっていたからです。それでも免許を有していないので当然カットは出来ないもどかしさとも戦いました。入社した1年目より文武両道ではありませんが、仕事と勉強の二足のわらじ生活に慣れてきて、また折り返し地点を過ぎると、後1年というカレンダーを見ては受験日が待ち遠しい日々を過ごした思い出があります。

石の上にも三年とはよく言ったもので、入社した時とは別人の自分が受験当日いました。頭でっかちではない、現場で実際にお客様と会話も経験し、プロのスタイリストの技を間近で見よう見まねで習得出来た事に対する自信が何よりの糧でした。

試験に合格した時には思わず涙が出たのを覚えています。

勉強のコツと言われると私の場合現場でプロの技を見ながら、基本的な事は学校で学ぶというコースだったので、何れも手を抜かない、諦めないという精神論を最優先に思います。

そして今現場で働きながら、春になると理容師になりたいという若者を多く見ましたし会いますが、向いている人だと思うのは自分を飾り立てる事に興味がある人ではなく、他人を綺麗に格好良くしたい、そんなプロデュース力のある人だと思います。

勉強中も思っていましたが、一見華やかに見える世界ですが、裏方に徹する作業であり自分が主役になる事は決してない仕事だと思います。これを意識して尚興味がある、努力してみたいと思う力が合格への道だと思っています。

また技術力は資格取得後も磨く必要があり、どれだけ追求しても奥の深い職業だと実感しています。

あくまで資格取得は安心してお客様を受け入れる体制が整ったという段階であり、年数を重ねる事こそプロフェッショナルへの道だと思います。合格すれば全て終了ではないという事も知っておいて頂きたい事です。

最後に余談ですが友人にカットモデルになってもらうなど、協力してもらう体制を自ら整えるという事も必要になります。家族などに頼むのも良いでしょう。カット用のかつらは高額です。

2015年合格:20代 女性

私が女だてらに理容師の資格取得を目指したのは、実家が昔から理容室として長らく地元の人に愛されていたからです。あまり知られていませんが、一般に女性が通うヘアサロンで活躍している人は美容師の免許取得者が殆どで、男性メインの理容師とはヘアサロンという点では共通していますが、カミソリを使用して髭を剃る事は許されていないなど、微妙な違いがあります。

実は私は実家の手伝いも出来るようにという目的で、美容師の免許を取得した後、理容師の免許もダブルで取得した経緯があります。

つまり専門学校で勉強していたのは美容師の資格取得を目的としたものでした。ただ、理容師の免許を取得して感じる事ですが、療法を取得すると仕事の幅や考え方、物の見方が大きく変わります。大きく深くこの世界の事を知る事が出来るようになった、というか接するお客様の年齢や性別が全く異なるものなので、慣れないカミソリを使った練習は最初は怖かったのですが、合格して良かったなと言うのは正直な感想です。

勉強は美容師同様、如何に経験を重ねるかに尽きると思います。カミソリを使用する経験は女性なら殆どの人があるでしょう。顔の産毛剃りで使用するカミソリがそれです。自分の顔なら感覚と経験で問題なく綺麗に剃れますよね?それと同じで、他人の顔の髭剃りも回数を重ねるごとに力加減やコツを抑える事が出来るので、知り合いや親、友人に頼み込んで練習台になってもらうと良いでしょう。

幸い髪の毛より男性の髭は1日で十分剃るに値するほど伸びるので、毎日でも練習台になってもらう事も可能なのです。

但し、皮膚の弱い人は1週間に1回にして、他は髭剃りで対応した方が無難です。無理矢理頼んで肌荒れを起こしたら合わせる顔がありません。
また、特に男性の髪型に言える事ですが、全体のバランスを見ながら整えるという作業も回数をこなすと良いでしょう。

人によって髪の質や癖は千差万別で、例えばリーゼントと言っても、完成するまでの順番や要する時間にかなり違いがあります。それを髪質を見ただけで判断して、正しい順序で行う事が出来なければ理容師の免許は合格出来ません。

日本人の髪の毛は硬く太く、比較的剛毛です。つまり整えるにあたってはペタンとする欧米諸国の人に比べたら比較的簡単なのですが、百聞は一見にしかず、実際に行うと実に難しいのです。当然髪のカットも試験の内容にありますが、最後の髪型全体を整える所まで想像してカットを行う必要があるので、想像力を働かせる勉強も忘れないでください。

直接触る事が出来ない場合でも、例えば街中で多くの人の髪型を見て、どうやってそのヘアスタイルを維持しているか想像する、イメージトレーニングも合格の秘訣と言えます。私は用事もないのに街中でボーっと待ち合わせの振りをして、ひたすら通りすがりの人の髪型を見て訓練しました。

直接顔を見る訳ではないので、誰にも迷惑も掛けないし、嫌な思いをさせる事もない格好のイメージトレーニング場所だと思います。実に皆さん上手に整えているな、と感心するほどでした。

試験当日が近づくと、緊張でカミソリの使い方が不恰好になるので、とにかく緊張しても普段通りに使用出来る程経験する事、カミソリを手に馴染ませる事がポイントだと思います。

ヘアセットについては、こうして街中でもいつでも実践出来る面白い勉強方法を参考にしてください。

練習用のヘアモデルはあまり癖のない頭の形をしているので、実際人の頭を触ってセットさせてもらう経験は実に貴重な合格への勉強方法だと思います。友人、知人にかたっぱしから協力してもらうと良いでしょう。カットをしなくても、セットだけでも繰り返し練習すると合格に近づきます。

2012年合格:20代 男性

高校卒業後、2年間理容美容専門学校に通い資格取得した経験があります。親しみのある身近な職業なので全く仕事内容を知らないという人は少ないでしょう、でも試験を受けるとなると、普段接しているヘアサロンのスタイリストから想像している、華やかな職業とは全く別の世界が見えます。

資格取得に当たってはかなり勉強をしなければいけません。しかもペーパー試験もあるので、ある程度覚える事もあります。ただ実技試験をパスすれば合格する、というのは大間違いです。

私は首都圏の専門学校に進学しましたが、地方出身者も多く在籍しており、つい都会の喧騒に羽目を外してしまい、学校に通わなくなったり貴重な専門家に指導してもらうチャンスである講義を欠席したりすると、当然試験も不合格となってしまいます。

専門学校に通った以上、自分の信念を曲げず諦める事なく邁進するというのが合格のコツとも言えるでしょう。

専門学校では理容師の勉強のみならず、美容師に求められるメイクやエステティシャンなどの講義もあります。理容師のみを目指す人は特別受けなくても良い授業ですが、仮に美容師の免許も併せて取得したいという人は必ず受講する必要があります。

美容師、理容師両方の資格を持っていると、実際に現場に出て働く時何かと役に立ちます。そもそも理容師の免許だけではネイルやエステティシャンにまつわる仕事は基本的に出来ません。逆に美容師の免許だけではカミソリを使ったサービスは出来ないなどの縛りがある為、総合的にヘアサロンで働きたいと思う人は是非両方の資格取得を目指すと良いと思います。

その為にどのような勉強方法がお勧めか、何と言ってもチャンスを逃さない事です。カットモデルを使用したヘアカットやパーマやカラーの練習など、何度でも自由に出来る訳ではありません。高いコストが掛かっているので、ある程度数は限られます。こうした折角のチャンスを不意にせず、必ずチャレンジしてとにかく経験を積む事、何度も同じ繰り返し練習して身体で覚える事です。

試験当日、試験官を目の前にして緊張して手が震えたという友人も多くいましたが、合格と不合格者の違いと言えば、どれだけ本番に向けて練習を重ねたかの違いのような気がします。

試験に合格したから直ぐに現場の第一線で活躍出来る職業ではありません、資格取得を前提にヘアサロンに就職し、最初はアシスタントとしてひたすらシャンプーや、スタイリストのヘルプ(サロンによって呼び方は異なります)に徹して、掃除やカラー及びパーマの少しだけお手伝いをさせて頂く、という所からスタートします。

閉店後にカットの練習を繰り返し、お客様にカット出来る様になるには1年間は下積みとして働くのが通例です。

この職業は専門職です、1日や2日で一人前になる事は有り得ない世界です。一見華やかに見えて、実はお客様を美しくする事がメインの仕事なので、地味な職業だという意外な側面も知っておく事が大切です。
こうした下積みを経て一流のプロに成長するものなので、あくまでも資格取得はその入り口に過ぎません。

現場で何度も経験を積み重ね、自分のセンスや技を磨いてステップアップ、キャリアアップして行きます。その基本となるノウハウを試験までに一通り覚えるというスタンスでしょう。

合格すれば即戦力として働けると思わない事も自分を助ける為に大切な心構えかも知れません。ここで挫折した友人も多くいます。
試験を受ける時にもその後も大切な事は、夢を忘れず、諦めない事とぶれない芯の強さを持つ事です。

繰り返し同じ作業の練習は身体もきついと感じる事がありますが、そこでもうひと踏ん張りする忍耐と精神力が合格へと導いてくれます。

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